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王様との謁見 part4

だだっ広い庶民の居住区を抜けると内郭の城壁が見えて来た

馬車はその門を潜りいよいよ王公貴族達が住まう居住区へと入っていく


内郭の城壁寄りに馬車たちが止まると目の前には大きな建物がそびえ建っていた

ソコが俺達に用意された宿らしい


「これまた凄いお屋敷だね…」


「お褒め頂きありがとうございます。この宿は国賓の方々をお泊めする為に我が主ホント伯爵が王命によって建てたモノになります」


「へー…王様が建てた訳ではないんだ?」


「はい、我が主ホント伯爵様の血族は代々外交相として内外のお客様をもてなす任を負っておりますので」


「なるほどねぇ…それにしても立派な建物だ」


俺達に誉められて我が事の様に喜んでいる御者の男性

きっとそのホント伯爵とか言う人にずっと仕えてるんだろうな


御者の案内で入り口に立つと既に到着を聞かされていたのか宿のメイドや執事がズラッと整列して出迎えてくれた


「「「ようこそいらっしゃいました!」」」


高級な対応に慣れていない俺達が若干引いているとメイド達が慣れた手つきで荷物を持ち各々を部屋へと案内しはじめる


当然俺と初音さんは同室、しかも特別室に案内された


寝室とは別に応接室や護衛が寝泊まりする部屋が並び此処だけで一軒家と言っても差し支えのない位の広さだった


部屋の豪華さに感心してキョロキョロしていると別室に案内されて行ったシェイドのメンバーが部屋を訪ねて来た


「やっぱ主賓となると扱いが違うな 」


「そんなに違いますか?」


「ああ、雲泥の差とまでは言わねぇけどエラい違いだ。まぁそれでも普段から比べたら御大尽様扱いだけどなっ‼」


ガイジさんはカラカラ笑って部屋を見回した


「お客様。今夜の晩餐はどちらで召し上がりますか?」


色々聞いたが何処も落ち着かなそうなので結局この特別室のホールに全員分を用意して貰う事にした


慣れない事ばかりで知恵熱が出そうだからね


その夜全員で貴族の食事を堪能し、明日の謁見に備えて早目に休む事になった


昼間の一件で堪忍袋ならぬ我慢袋が口一杯になっていた俺は恥じらう初音さんをお姫様抱っこして天蓋付きの大きなベッドへエスコートしたのであった

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