調査結果
ドラゴン達の素材採取を終え俺達は再び3人一組で周辺の調査を再開する
谷の入り口を中心に扇状に広がる死骸の調査と素材採取には1週間程掛かってしまった
魔物の死骸は外に向かう程数を減らし最後の死骸を確認した時には谷から4、50kmは離れていたんじゃないだろうか?
結局全ての死骸の数は肉片しか残っていたい個体も多かったので「不明」となり辛うじて形が残っている魔物だけをカウントして調査は終了したのだった
調査を終え集合したメンバー達はビルに報告をしてそれを何でも屋のガイジさんが纏めていく
「…ドラゴン20体を筆頭にワイバーン92体、サラマンダー70体、他にも多種多様な魔物、判別不能だったモノも含めて万は下らない…か。魔王にでも殲滅されたのか?って酷さだな…」
「リーダー、そんなにヒロシを責めるなよ。お陰でまた大金が転がって来るじゃねぇか」
…えっ!?俺今責められてたの?
「えっと…何かすいません…」
「やってしまった事は仕方ない。ただこれだけの数を殲滅したとなると此処一帯の生態系は崩壊してしまったと見るのが正しいからな…」
そうか、空想世界じゃないんだから乱獲すれば絶滅したり生態系のバランスが崩れてもっと大きな災害に繋がる危険性があるのか…
「ヒロシ君だって狙ってやった訳じゃないんだからあんまり落ち込まないでね」
初音さん…帰ったらくっそ甘えて良いですか…?
「とにかく帰ろう。処理はして来たんだろうな?」
「勿論。焼却後に埋めて来たよ」
「じゃあ帰還するぞ‼」
ガックリと肩を落とした俺を労う様にコノワタ村へと帰還する道中、素材を狙った野盗達と数回戦闘になった
「これは俺達が見つけたお宝だー‼」
闇夜に紛れて襲って来た野盗の1人が呆然としている俺に斬りかかって来た
「ヒロシ君っ‼」
初音さんが慌てて駆け寄ろうとしたがどう考えても間に合わない
野盗に斬り殺される理不尽さに腹を立てた俺は無意識に野盗に向かってツッコんだ
「なんでやねんっ‼」
シュバッ!
「えっ!?」「えっ!?」
俺の裏拳ツッコミは空を切り直後に振り下ろされた剣で頭をカチ割られるかと思っていたら
野盗の体が真っ二つに裂け勢い余って後方にぶっ飛んだ
「は、はえっ!?」
何が起こったのか分からず混乱する俺に別の野盗が斬りかかって来た
…今度こそお陀仏だな、こりゃ




