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調査開始

シェイドの皆さんと共に谷底に下りてみるとソコは地獄だった


先ず鼻をつく濃密な血の匂いと負けず劣らずの腐臭

フェンディさんが慌てて防臭魔法を全員にかけなかったら少なくとも俺はマーライオンになっていた


この谷底は地面に亀裂が入った様に左右に伸びているのだが足の踏み場もない位肉片と骨が散乱していたのだ


「…こりゃ毒団子のせいだな」


「ですね…」


血痕と肉片の散らばり方からどうやら毒団子で殺した魔物が落ちていた地点から両側に向かって広がっている感じなのだ

ネズミの死骸を他の魔物が食って死んで…ってパターンだ


「これ、どの位広がってるのか確認する必要がありますよね?」


「だな。早速左右2組に分かれて調査を開始しよう」


ビルさんは俺達を加えた6人パーティーを振り分けて早速調査をする段取りを済ませた

本当に優秀過ぎるリーダーね


「では出発!」


俺が加わるパーティーは初音さん、ガイジさんに加えフェンディさん、ビルさんともう1人

地図もないので適当に右に向かって歩き出した


「…こっちは行き止まりだな」


二時間程進んだら俺達の目の前は岩壁が迫っていた


「魔物の墓場だな、こりゃ…」


岩壁の前には大小様々な魔物の死骸がうず高く積まれている

きっと苦しさの余りに死骸を乗り越えて崖の上に逃れようと足掻いたのだろう


「しかしヒロシの兄ちゃんが作った毒団子ってのは極悪だなぁ…次に使う時は範囲を狭めて使うか壁で囲まないと人にも被害が出そうだ」


あ、そうか‼魔物だけに有効だと思っていたけど死んだ魔物の肉を誤って食べる人が出る可能性もあったんだ‼


その事実に震えていると初音さんが後ろから優しく抱き締めてくれた


「大丈夫。私がついてるからね?」


マジ天使っすね、初音さん…


「かぁ~‼こんな所まで来てイチャつくのかよ?やってられねぇなぁ~‼」


ガイジさんが口から砂糖を吐き出しそうな呆れ顔で俺達を眺めている


「とにかく向こうに合流して調査を続行しようか」


ビルさんの指示で左に行ったパーティーと合流する事を決めた俺達はおおよその死骸の数と種類を記録しながら今来た道を戻っていく


大量殺戮過ぎて忘れていたがこの死骸はアンデッド化しないのか?とビルさんに訊いたらある程度原型を留めていないと変異しづらいそうだ


今の所肉片と骨が散乱してるだけだから大丈夫…なのかな?

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