うん。墓場まで持って行こう
俺のギルドカードに刻印されているステータスを読み解いて初音さんが目を白黒させている
「え?え?…じゃあ何で昨日あんな雰囲気になってたの?」
ヤバい、此処で発言を誤ると嫌われてしまうかも?
だが決意した事だ、ここは正直に全てを話そう
「…最初カードを見た時に凄まじいレベルの変化に変な声をあげちゃったんだ…
その後歪な能力の上がり方を理解しようとカードをガン見してたら皆が勘違いして優しくしてくれて…
その優しさに感動して泣いたら更に大事になって…その内に初音さん達が帰って来て余計に優しくしてくれて更に感動して…って流れに…」
チラッと初音さんを見るとポカーンとしていたがその内に優しい笑顔を向けて来た
「そっか…皆の優しさに感動してたら周りが勘違いしちゃってたのね?」
「うん…今朝冷静になったら取り返しがつかない様な気がして…本当の事は墓場まで持って行こうって決めたんだ」
「私には打ち明けちゃっても良いの?」
「初音さんだけには隠し事したくなくてね」
「ヒロシ君…」
初音さんは更に強く抱き締めて来て体に巻いたタオルケットがハラリ、と床に落ちてしまう
もうアカン…我慢の臨界点はとっくに越えました!
生まれたままの姿の初音さんをお姫様抱っこで抱え上げそのままベッドにダイブした
再び気を失った初音さんが目を覚ましたのは日が暮れて少ししてからの事だった
「それにしても凄いわね、レベルが230越えちゃうなんて」
冷めてしまった朝食を温め直して夕食代わりに食べていると初音さんが呆れていた
「やっぱり変だよね?その割にMPが2とか…何の冗談かと思ったんだよ」
「なるほどねぇ…こんな偏った上がり方してたら誤記なのかってガン見したくもなるわね」
やっぱり話して良かった。
初音さんは全てを受け入れてくれる
夕方に目を覚ましたからって下着姿で食事を摂っているのが気になるけど…考えたらビキニアーマーと同じ布面積か
とは言え…理性を保つのが激ムズです…
「この「ツッコミ」ってスキル、何のスキルなの?」
「そこ聞いちゃいますか?うーん…全く予想出来ない上に無駄にレベルが高いんだよね…」
「後で試してみて効果を把握しておいた方が良いよ?実戦で役に立つかも知れないからね」
「うん。名前は変だけど使えるスキルの可能性に期待してるよ」




