追加依頼の処理も忘れずに
噴水広場で興奮した俺は前屈みになりながら近くの宿に初音さんを連れ込んで漸く人類としてまともな二足歩行が出来る体を獲得した
スッキリした後は壊れたベッドの替えを探しに家具屋を訪れ頑丈そうなダブルベッドを購入した
高そうなベッドだったのに銀貨8枚もしなかった…8万弱ってお値段以上…ゲフン
ベッドは配達して貰う事にして次は転生してこのかた公私共にお世話になっている初音さんにプレゼントを贈りたくて宝石商のお店を探そうとしたが村にはないみたい
「転移で街まで行けばあるわよ?」
流石異世界、転移なんて当たり前らしい
ただ転移となると魔導師でも上のランクでしか使えない為普通はギルド内にある転移門を料金を払って使わせて貰うそうだ
早速ギルドに戻って転移門の利用手続きを済ませると街へと転移した
転移した先の街は王都に次いで2番目に大きい街らしく店の数も人通りも村に比べたら雲泥の差だった
感覚的に言うと地方の商店街からいきなり町田駅前に飛び出した感覚…と言えば何となく分かるだろうか?渋谷や新宿程ではない街並みが広がっている
早速立派な店構えの宝石商を訪れ初音さんに似合いそうな指輪を見繕って貰いプレゼントする
お値段は…言うだけ野暮だろう
「ヒロシ君…」
ウルウルした瞳の初音さんに再び前屈みになるが宝石商の店主の顔をガン見して何とか冷静を取り戻す
「これだけじゃ全然お礼にもならないけど…気持ちなので受け取って下さい」
初音さんは嬉しそうに左手の薬指に光る指輪をずっと眺めていた
ん?左手??…まぁ良いか
それから俺達は街中を散歩して武器や防具、洋服なんかも見て周り欲しい物は即金で購入した
それでも金貨10枚(10億円)はなかなか減らず逆にお釣で貰った銀貨で財布の革袋がパンパンになってしまった
一通り楽しんで村に戻ったら初音さんと別れて追加で依頼を受けたお宅の罠状況を確認に向かう
良し良し、毒団子の方は想定外だったけどホウ酸団子の方は順調に効いてるみたいだな
暖かくなって来たら羽虫みたいなのがブンブン飛んで煩い!という依頼主の話を聞いて折角なので蚊取り線香をお勧めしてみた
1個銅貨三枚と日本のモノより若干高価だが虫に悩まされる事が無くなれば安い買い物だろう
今回はお試し価格として1個銅貨1枚、10個を販売してその代わりご近所さんに宣伝して貰う事を約束して貰った




