ギルドって便利だね
大量の金塊を目の当たりにして気絶した俺は初音さんに介抱され再び目を覚ました時には既に昼過ぎになっていた
「!!ヒロシ君‼起きたの?」
「うーん…あ、初音さん」
「良かったぁぁ~っ!突然倒れちゃうんだもん‼」
涙目の初音さんも色っぽいな
「あっ‼目が覚めました?局長ー、ヒロシさんが目覚めましたよー‼」
受付嬢さんが改めて局長さんを呼んだ様だ。…ご迷惑をおかけして申し訳ない…
その後改めて報酬の説明を受けたのだが上の空で良く理解出来なかった
「で、これだけの額となると防犯上持ち歩けば危険を伴う。そこでギルドに預けるのが一般的なのだがどうする?」
「どうする?って…こんな大金、怖くて持ち歩けませんよ…」
「そうだよな、では今から手続きをしよう。」
受付嬢さんが預金登録の書類を持って来てくれた
日本の銀行迄のサービスとはいかない迄も預金した金は他所のギルドでも下ろせるらしい
「これで手続きは完了です。それで幾らお預けになりますか?」
「は?えっと…シェイドの皆さんにも報酬を払わないといけないし…急には決められません…」
「ではシェイドへの報酬はこちらで換算させて頂いてギルド経由でお支払いさせて貰いますか?」
「あ、そんな便利なシステムがあるなら是非お願いします」
「若干手数料を頂きますが…」
「後で揉め事になる位なら手数料なんて安いモノです‼」
「ではその様に手続き致しますね?時間が掛かりますので少々お待ち頂けますか?」
「じゃあその間に朝食食べよ♪」
初音さんの提案で俺達は応接室から出て酒場に行き朝食を注文した
異世界なのに和食が出るこの世界の一般的な朝食は焼き魚の朝定食とそっくりだ
酒場でまったり朝食をとっているとシェイドのメンバーが1人ギルドにやって来た
「おぅ‼青年‼朝から妬けるねぇ」
この人はシーフのガイジさん
シェイドの実務や裏方の仕事もしているそうだ
「ガイジさん、おはようございます。今日はお休みなんですか?」
「いやいや、貧乏暇なしってな。他のメンバーは他所の町で討伐依頼に精を出してるよ。
迷宮とかに行かない限りはシーフってのは意外と役立たずなんでこうして単独で仕事漁りをしてるって訳さ」
そっか、依頼内容によっては要らない面子が出て来るのか…
ゲームだとかラノベだと総員総がかりが当然みたいだけど現実ならメンバーを組み換えて依頼をこなすのは当たり前か




