バタフライエフェクト
ティローン♪ティローン♪
(。。。何だよ…朝からチロチロ煩いっての)
ティローン♪ティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロティロ…
「うるせーっ!!」
怒りに任せて飛び起きたらソコは雪国…ではなく初音さんの家のベッドだった
「!?何で???。。。あー、昨日ビルさん達にしこたま飲まされたんだっけな…」
依頼主さんに報告してからギルドに戻るとシェイドの皆さんが既にどんちゃん騒ぎをしていて強制的に巻き込まれたんだった…
初音さんも相当飲んだのか俺がこんなに叫んだのにスヤスヤと寝息を立てている
「で。何がチロチロ鳴ってたんだろ?」
結局原因も分からず悩んでいると喉に渇きを覚えた。…水を飲もう
バキッ!ガタンッ!
「あっっ!?」
立ち上がろうとベッドのヘッドボードを掴んだら壊してしまった
支えを失ったベッドはド○フの雷様のオチの様に傾いて勢いが良かったのか初音さんが前転する形で壁に叩きつけられた
「痛っっっ。。。たぁぁ~っ!」
「ご、ごめんっ!」
「痛たた…何っ!?…えっ!?このベッドどうしたの!?」
「水飲もうと手を置いたら壊れちゃった…本当にごめんね…」
「そうだったの、モノは壊れるから仕方ないよ。寿命だったのかも知れ…って!コレ、握り潰されてるじゃない!?」
「え?」
初音さんが指差す場所は確かに握り潰されてるかの様にひしゃげている
「もしかして…大量に魔物倒したから一気にレベルアップしたんじゃないの?」
「うーん…あ、そう言えば今朝チロチロとチャイム音が煩くてそれで起こされたんだよね」
「チロチロって…それ多分レベルアップ音よ?マ○オの○up音みたいじゃなかった?」
「…言われてみれば?」
「昨日もそうだけどかなり強くなったんじゃないかな?」
「あはは、俺は初音さんに守って貰わなくても身を守れる位の力が貰えれば十分だよ。欲を言えば初音さんを守れる位強くなりたいけどね…カンストしてる初音さんを守れるってどれだけ無謀なのかは自覚してるつもりだよ」
「ヒロシ君…ありがと」
「あはは、そんな実力もないのに大風呂敷広げてもね、そんなヤツにお礼とかしなくても良いよ」
そっと抱きしめて来た初音さんに我慢が出来ず朝から頑張ってしまった




