追加の依頼
「リーダー、素材の回収は終わったぜ」
「お?ご苦労。じゃあ素材をギルドに運んで換金して貰うか」
「初音さん、そっちは初音さんに任せても良いかな?」
「ん?良いけどヒロシ君はどうするの?」
「作業終了したのを依頼主さんに伝えて安心させてあげないとね」
「分かったわ、じゃあこっちは任せて。ビルさん、行こっ」
「ヒロシは気の良いヤツだな、悪い奴らに騙されるなよ」
初音さん達を見送ってから依頼主の待つ友人宅へ向かった
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「本当に?」
依頼主さんは俺の報告を受けてビックリしている
「家の魔物だけじゃなくて森中の魔物も倒してくれたの?あー、これからは魔物に襲われる不安に怯える必要もなくなるわね♪」
あれ?魔物って自然湧きしないのかな?
「あのー、魔物って倒してもまた増えるんじゃないんですか?」
「あら?知らないの?迷宮とかと違って森とかにいる魔物は増える迄に時間が掛かるのよ。
森の大きさにも拠るけどね、森中の魔物を倒したなら最低半年、一年は安心だわ」
「そうなんですか?」
凄まじい環境破壊をしてしまったかも?
少なくとも食物連鎖を崩壊させたのは間違いない
まぁ崖の向こうは手付かずだし恐らく大丈夫…かな?
「あ、そうそう‼この家にも害虫が時々出るみたいなの。駆除ってお願い出来るのかな?」
「分かりました、調べてみますね」
友人宅をくまなく調べるとゴキの卵っぽいのを発見した
「此処は多分虫系の被害ですね、罠を設置しておきますので触れない様にして下さい」
注意してからホウ酸団子を幾つかいそうな場所に置いておく
「何か余計な仕事も頼んじゃってゴメンね?引き換え券に追加報酬も記載しておくからね」
そういえばこういう突発的な依頼があった時、相場を知らないとダメだな…後で受付嬢のお姉さんに聞いておこう
「じゃあこっちのお宅は後日処理に伺いますね。依頼主さんの方は大丈夫ですので不具合がありましたらまたご連絡下さい」
「どうもありがとー‼」
依頼主さん達と別れてギルドに戻るとシェイドの皆さんは酒場で祝杯を上げていた
「ガハハ‼ヒロシのお陰で大儲けだぜ‼ほれ、飲め飲め‼」
どうやら回収した素材が良い値段で捌けたようだ




