アイテムを増やそう
え~っと…確かネズミにはクマリン系の毒を使うんだよな…
虫系の駆除だと思ったらまさかのネズミ系だったので初手から一歩後退してしまった…
とにかくクマリンを探さなくちゃ
帰りしなに再びギルドに立ち寄り受付嬢さんに今度は桜っぽい木が何処かにないか聞いてみる
「こんな感じのピンクの花びらが咲く木ってありますか?」
「えーーっと…あぁ‼確かこのギルドの裏庭にこんな花を咲かせる木がありますよ‼」
近場にあって良かった…
「じゃあちょっと見せて貰いますね」
「ヒロシさん、そんな木を探してどうするおつもりなんですか?」
「今回の依頼に必要なんですよ」
「はぁ、何か大変なんですね」
「全くです…てっきり虫系の退治かと思ったらネズミ系だったんでね」
「依頼内容が違ってますね?場合によっては追加報酬も考えますので退治したら部位をお持ち下さいね」
「了解です。じゃあ早速見せて貰います」
「はい」
裏庭裏庭っと…あ、あった‼
確かに甘い様な匂いがするし…多分桜っぽい木だろうな
確か葉っぱの部分だったな
それにしても田舎のお婆ちゃん家での経験が役に立つなんて…正に知恵袋だな
バサッ、バサッ、
良し、これだけ取れば何とかなるだろう
煎じるのか粉末化するのか分からないからどっちも試してみようっと
「じゃあこの葉っぱ、貰って行きますね」
「はーい」
初音さんの家に戻ると既に帰っていた様だ
「ヒロシ君おかえり~」
「ただいま。今日は何の依頼だったの?」
「えっと…サラマンダー15体の討伐だったわ」
やっぱり凄いな、これぞ正に「レベルが違う」か。
「ヒロシ君は?」
「うん。虫系の依頼を受けたらネズミ系の被害だったんで罠仕掛けて帰って来たよ」
「そうだったんだ?大丈夫?」
「明日行ってみないと成果は分からないかな?明日までにこの葉っぱを煎じたり乾燥させて粉末にしなくちゃ」
「じゃあ私、手伝ってあげるね」
おー、魔法って最大のチートだな
沸騰させるのも簡単だし乾燥なんて水分一気に抜いちゃうから一瞬だ
「手伝ってくれてありがとう」
「そんな…ヒロシ君の為だもん」
「…初音さん…」
「…ヒロシ君…」
コトコト煮立つ土瓶の横でお互い激しく求めあった




