いざ!と思ったら
コンコン、「こんにちは」
「はーい、どなた?」
「冒険者ギルドへの依頼でやって来ました」
「え?…あー、もう大分前に出したヤツね?」
「そうみたいですね」
「何で直ぐ来てくれなかったのかしら…」
「どうも害獣・害虫駆除は人気がないみたいなんですよねぇ…手間と日数が掛かる割に実入りが少ないらしくて…」
「そっか、冒険者さん達も仕事でやってるんだもんね」
「あはは、すいません」
「あら、あなたが謝る事じゃないわ。ところで今日来たって事は退治してくれるのかしら?」
「はい、討伐とは別の方法で駆除したいと思ってます。種類によっては少し日数を頂く場合もありますがなるべくご期待に沿う様に頑張りますね」
「絶対って言わない所が良いわね、正直そうで」
「あはは、今回初めて駆除に当たるので単純に自信がないだけですよ。じゃあ早速被害の状況をお話し頂けますか?」
。。。フムフム、なるほど。
どうやらこの家に出て来ているのはネズミ系の様だ
となるとホウ酸団子も除虫菊線香も効かないな…罠を仕掛けて様子を見るか
「一応種類を確認する為に罠を仕掛けて様子を見たいんですが宜しいですか?」
「え?罠?良いけど全部捕獲出来るの?」
「とりあえず様子見と全体的な数を減らしておきたいんです」
「じゃあ…お願いしようかな?」
「ありがとうございます‼」
さて、確か一番簡単で効果が高い罠は…
「あの、穀物の殻ってありますか?」
「えっと…家の裏に置いてあるわよ?」
「ではその殻と坪をお貸し頂けますか?」
「良いけど…そんなモノで罠って作れるの?」
「僕の田舎で良く作る罠なので恐らくこっちでも引っ掛かりますよ」
。。。
良し、これで準備OK。坪を土の中に埋めて…っと
後は水を入れて水面に籾殻振り撒いてカモフラージュすれば…完成‼
「…こんなので本当に掛かるの?」
「ネズミ系ならほぼ確実に掛かりますよ。じゃあ今日は一旦帰って毒餌を作って明日また来ますね」
「じゃあまた明日お願いしますね」
「初めてのお客さんだから精一杯頑張らせて貰います‼」
「フフッ…可愛いのね」




