明日に向かって打つべし‼
「おんやまぁ、あんなにおったのにもう終わったんけ?」
「はい、結局カピバランは36頭いましたが全滅させました」
「思ったより多かったんだなぁ…助かったべ。ホレ、引き換え券だぁ。勿論追加報酬も足してあんで確認してくんろ」
「…はい、丁度。ではまたご用命の際は宜しくお願いします」
「あんがとねぇ~」
。。。情けない。
雑魚キャラに位置付けられたカピバランに打撲傷すら負わせられず前足に蹴られて失神するとは…
「ヒロシ君、終わったよ~‼ギルドに寄って家に帰ろ♪」
「…うん…」
帰りはボンガさんに貸して貰った大八車に乗せられてゆっくりと戻る事に
冒険者に向いてる・向いてないとか言うレベルじゃない、下手をすると一般ピーポー以下のステータスしかないんじゃないか?これ?
「…あのさ」
「エヘヘ、大丈夫だよ?ヒロシ君は私が養ってあげるからね♪」
おおう。。。
気を遣わせ過ぎておかしなフォローになっているぞ…
初音さんが良いならこれはこれでハッピーヒモライフをエンジョイ出来…で良い訳がない!
こう見えて俺は九州男児なのだ!
。。。遠い遠いご先祖様がね…
幼い頃より幕末にかぶれた父ちゃんに散々聞かされてきた
「漢なら甲斐性を持て!」とね。
ぜよぜよ煩かったがこうして情けない状態になると父ちゃんの言葉が骨身に染みる
良し。雑魚キャラの更に下を倒して少しでも強くなってやる!
最低でも初音さんに不自由のない暮らしをさせてやれないとな。
恥も外聞もかなぐり捨ててやってやるぜ‼俺は九州男児なんだ‼
…多分。
ギルドに寄って引き換え券を報酬に換えた俺達は隣にある酒場で食事をして家に帰った
落ち込んでると思って気を遣ってくれてた初音さんに魔物についてもっと教えて欲しいと頼んだのだ
それによるとカピバランより小型でも攻撃力で上回る魔物もいて油断は禁物らしい
…諸行無常だ…
だけど色々話を聞いている内に動物系魔物の下に更に雑魚い虫系魔物というのが存在しているらしい
虫系魔物は強い部類は討伐対象になるが中級以下になると儲からないので誰も見向きもしないらしい
これだ。
俺は誰も見向きもしない雑魚中の雑魚を駆逐してステータスやスキルをゲットしてやるぜっ!




