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どうして、インターネットは、失敗したのか?

作者: ふりがな
掲載日:2019/10/05

一昔前は、あらゆる情報がネット上に統合され、新しい世界が来る、情報革命なんて物が、主張されていました。

今回は、何故、そうならなかったのか、何故、インターネットは、失敗したのか、というお話です。


こんにちは、ふりがなです。


インターネットは失敗したのだ、なんて書くと、お前は、何を言ってるんだ?と言われそうですが、一昔前、皆さんが、想像したような、理想のインターネットとは、かけ離れたインターネットが、今では、出来上がりました。


情報の統合なんて事は、夢のまた夢、デマと不完全な情報の散らばる、信じてはならないゴミ溜めのような、インターネットを予想した人は、当時、少なかったように感じます。


読者の中には、同じような話を、聞いた事がある人も、居るのではないでしょうか。


私なりに、インターネットの失敗を考えますと、いくつかの、大きな要因を見出す事が出来ました。


一番大きな要因は、インターネットが、インフラとして、ユーザーに対し、コアな情報へのアクセス権を、確保出来なかった事です。


本当に重要な事は、ネットには載っていない。

きちんと知りたければ、書籍を漁るしかない。

ネットの情報は、どんどん消えていく、紙媒体が最強なのだ。


今、ネットは、何かを知りうるツールでは、なくなりつつ有ります。

むしろ、コアな情報であればあるほど、アクセス部分に、妨害が働くのが、現時点のインターネットなのです。


インターネットは、インフラの役割を期待されていましたので、同じインフラの、道路に例えてみましょう。


市民の多くが、車で、役所に向かいたいとします。

道路には、役所に向かっている多くの車が走っているのに、信号が整備されていない所か、役所へと通さないように、警官が、道路上で邪魔をしてきます。

これでは、インフラとしての道路は、意味を無くしてしまいますよね。

これこそが、インターネットの現状なのです。


市民は、道路を使った役所へのアクセス権を、確保出来ていません。


しかし、インターネットは、インフラとして機能しているんだ、中には、正確な情報もあるのだと、指摘する人も、たくさんいらっしゃるでしょう。


これは、道路の話に直すと、道路には、信号も無く、邪魔者もいて、役所には、決してたどり着けないが、自宅から300m先のコンビニくらいには、たどり着く事が出来る、という話になります。


仮に、役所には、たどり着けなくとも、自宅からコンビニまで、道路があると、充分に便利ですよね。


インターネットは、近くの知識までなら、整っている。

しかし、コアな情報までは、届いていない。


何故、このように、情報によっては、アクセス権が、限られりしているのでしょうか?


私が役所と評した、コアな情報の正体とは、いったい何なのでしょうか?


この正体が解るようになると、現時点のインターネットの問題点が、導き出せるようになります。



・そもそも、情報の価値って、いったい、何だろう?


面白い話がありまして、情報の価値なんて物は、無いと言う人がおります。

アフリカの水害で、3千人の方が亡くなった情報よりも、自分の子供が、熱を出したという情報の方が、主婦にとって価値が高い。

情報の価値は、個人の関係性に左右されるという話です。


この関係性の価値からすると、多くの人が、アクセス権を妨害したくなるような『コアな情報』は、次のようになります。


多くの人に、深く関係する『パブリック(公的)で深刻な情報』が、コアな情報で、少数で浅くしか関係しない『プライベート(個人的)かつ軽い情報』が、コアでは無い情報です。


多くの人に深く関係するので、アクセス権を、妨害したくなるほどに、よりパブリックな情報は、価値が高い。

少数にしか関係しない上に軽い情報なので、アクセス権を、妨害するほどには、よりプライベートな情報は、価値が無い。


こう見ると、パブリックな情報であればあるほどに、妨害が多いように思えますよね。


実際の所、ネット上で、パブリックな情報と、プライベートな情報において、アクセス権への妨害に、大きな差異はあるのでしょうか?


アクセス権の妨害と言うと、その手段には様々な種類があります、例えば、その内の一つは、デマ、フェイクニュースです。


あらゆるパブリックな情報には、デマが付き物なのか。

あらゆるプライベートな情報には、デマが流れていないのか。


考えてみて下さい。


パブリックであろうが、プライベートであろうが、ネット上は、嘘が付き物ですよね。


実は、パブリックな情報であろうと、プライベートな情報であろうと、デマの有無自体には、全く関係がないのです。


では、デマの付きまとうような、パブリックな情報と、デマの有り得ないような、パブリックな情報。

デマの付きまとうような、プライベートな情報と、デマの有り得ないような、プライベートな情報、これらの、差異の原因はなんなのでしょうか。


結論を言いましょう。

デマの原因は、その情報が、より政治的であるか、もしくは、より商業的であるか、さらには、その情報が、扇情的であるかが、本当の決め手になります。


また、アクセス権への妨害の種類が、他の時も、決め手となる原因は、全く一緒です。


例えば、情報を流さないで隠す、その理由は、その情報が、より政治的であるか、より商業的であり、扇情的であるかが、決め手になるのです。


近い所では、日本人の物として、北朝鮮から返された拉致被害者の遺骨が、ロシア人拉致被害者の物だったのを、公表すべきではなかったと、外務官僚が吐露していました。

これは、政治的な問題、そして、扇情的な情報となる事が原因です。

また、議会の議事録破棄なども、政治を商業的に扱った情報の隠匿ではないのかと、問題になっています。


つまり、ネット上で、アクセス権の妨害されるような『コアな情報』の正体とは、パブリックな情報であれ、プライベートな情報であれ、より政治的、商業的、扇情的な情報であるか、という物になります。

私たちは、より政治的な情報、より商業的な情報、そしてより扇情的な情報への、ネット上での、まともなアクセス権を、失いつつあるようです。


これが先に書いた、車が役所にたどり着けない問題です。

政治的な理由、商業的な理由、扇情的な理由が、複合している時、私たちは、まともな情報には、たどり着けません。


一方で、より政治的でなく、商業的でもない、より扇情的でもない情報の、アクセス権だけは確保され続けています。


こちらは、でも、コンビニにたどり着けるから、それで良いじゃん、という話ですね。


最も、これは、ネット上の情報に、限定された話ではありません。

情報の扱い自体は、インターネットの登場前から、大きく変わっていないのだと感じます。


かつて、インターネットは、あらゆる情報を、統合出来る可能性を、秘めていました。

実際に、インフラとして、きちんと『道路』を整備すれば、その性能は、遺憾なく発揮されたことでしょう。

インターネットの登場時に言われた予想は、高性能なF1カーが、サーキット上で、充分に走り回れるという類の物だったのです。

しかし、用意された車体は、F1カーでも、その道路は、サーキットではなく、奥に進めば進むほど、ジャングルになるような、不可思議な物だったのです。


それでも、社会はインターネットによって、変革しつつあると言われます。

例えば、SNSの世論への影響は、大きいのだとかです。


これからの未来、信頼の出来ない、情報は、いったいへと向かうのか?


大衆にとって、一度妨害された情報の真偽は、簡単に見分けがつくものではありません。

はっきり言ってしまえば、ネット上に溢れる政治的、商業的、扇情的、三要素の組み合わさった情報は、その殆どが信頼出来ない有害なものです。


ですので、昨今は、情報の真偽そのものよりも、その情報を、誰が発信したのかという、情報の属人化が、より重要へと、変化しつつあるようです。

その象徴が、SNSによる政治への影響ではないでしょうか。



・知の統合ではなく、むしろ逆へ、個々へと別れる情報の属人化は、インターネット、ひいては、社会に何をもたらすのか?


先に挙げた三要素からすれば、情報の属人化の影響は、情報による政治的な社会の分断、情報による商業コストの増大、事実のより扇情的な情報への加工が予想出来ます。

というか、これらは、既に身に覚えがありますよね。


トランプ大統領の、躍進のきっかけになったとも言われるSNSのフェイクニュースは、正に情報による政治的な社会の分断です。


より、ネットを、商業的にしようとすれば、情報のコストは、増大せざるを得ません。

そのため、無料で優良な情報は、これから駆逐されていく運命にあるのです。


そして、フェイクニュースにも使われる、情報の扇情的な加工は、事実関係を無視してでも、行われます。

これでは、その情報が、本当なのかどうかもわかりません。


フェイクニュースに対しては、どげんかせないかん、という話も、ようやく聞くようになりました。

民間に、自由にやらせてきたインフラの結末は、これからどのように進むのでしょうね。



果たして、インターネットは成功したのか?

それとも、失敗したのか?


読者の皆様は、この記事を読んで、どちらだと思ったでしょうか。



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― 新着の感想 ―
[一言] 大成功だと感じています。 現在、中国共産党の香港への行い、愛知県の表現の不自由展、関西生コン事件、それにいじめ問題や凶悪な煽り運転等々が国民の知るところなっています。 これらは新聞紙面や…
[一言] 大成功ですね。昔よりはるかにいい。
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