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刻印術師の異世界生活  作者: 氷山 玲士
第四章:嫁の実家へ、挨拶回りの旅に出ます。バレンティア竜国編
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068・逆襲のアルカ

 ―プリム視点―


 今日もいい朝だわ。

バレンティア竜国に向かうために王都フロートを発って二日だけど、私達は昨日からアルカにいるわ。もちろん理由は、大和に約束を履行してもらうため。もちろん私も思いっきり大和に愛してもらったから、今日も頑張れそうだわ。やっぱり優しいし、逞しい、激しいから、私達もつい燃え上がっちゃうのよね。今日はみんな、ちゃんと最後まで起きてたんだけど、少しは慣れてきたってことなのかしら。

 だけどいつもと違って、今日私の隣で寝ているのはルディアなのよ。別にイヤじゃないし、男の子みたいな性格のルディアが、大和に抱かれる時だけしおらしくなる姿は、私が見ても可愛いし、いたずらしたくなっちゃうしね。逆に双子の姉のリディアはものすごく妖艶で大胆になるし、ミーナはされるがままね。私?普通だけど、ちょっと征服されたいとか思っちゃったりしちゃったりなんかしちゃったりするわけで……。

 って、どうでもいいのよ、そんなことは!今大和の隣では、マナとユーリが寝ているわ。もちろん全裸で。昨日やっとマナが大和を受け入れる覚悟を決めたから、初めて七人で楽しませてもらったのよ。私もマナと一緒にスるのは楽しみだったから、素直に嬉しかったわ。

 意外にもユーリは積極的で、ずっと大和の上に乗っていたのよ。マナは最後まで恥ずかしがってたけど、一度大和を受け入れてしまったら、あとは一番激しかったんじゃないかしら。エルフを含む妖族あやかしぞくはあまり性欲が強くないって言われてるはずなんだけど、そんな説は間違ってるとばかりに二人とも腰を振ってたわよ。人数が増えたことで、大和を受け入れる回数は減ったけど、その分回数を増やしてくれてるし、楽しみ方も増えたしで、私達としては万々歳よ。昨夜だって最後の方は、マナと二人で大きな胸を使って、しっかりと大和に奉仕させてもらったわ。マナの初々しい反応は私でもキュンときちゃうから、大和なんて大変だったでしょうね。

 それにしてもマナもユーリも、とっても幸せそうな顔してるわね。気持ちはよくわかるし、今日はこのまま裸で過ごす予定だから、私ももうちょっとゆっくりとさせてもらおうかしら。だけど目の前に、プルンとした可愛いピンクのグランガリーがあるから、こっちも堪能させてもらうわよ。唇を当てて甘噛みするとしっかりと反応してくれるし、本当にルディアって可愛いわよね。なんか最近、アルカを作った客人まれびと達の気持ちが、ちょっとだけわかるような気がしてきたのよね。


「あ、おはようございます、プリムさん」


 そんなことをしてたら、ユーリと目が合った。真っ赤になっちゃって、可愛いわね。


「おはよう、ユーリ。どうだった、初めての男は?」

「とっても素敵でした!」


 レラ特製の精力料理って、本当にすごいわ。あ、ちゃんとマナとユーリには事前に効果を教えて、しっかりと理解してから食べてもらったわ。私達の時と違って、とはいっても私達はいつでも良かったんだけど、婚約してからそんなに日もなってないわけだし、一応気は使わせてもらったわよ。ユーリは喜んでたし、マナもなんだかんだ言ってしっかり食べてたから、処女喪失の痛みもなく、最初からしっかりと女の幸せをもらえたはずよ。


「私が言うのもなんですけど、お姉様と一緒に抱いてもらうのって、抵抗ありませんでしたか?」


 私がユーリと話しながらルディアの体で遊んでいると、リディアも起きてきた。姉妹で同じ相手に嫁ぐこともないわけじゃないけど、珍しいことに違いはないし、人によっては抵抗があるそうよ。リディアとルディアはそんな抵抗、一切なかったけど。そのリディアは、ミーナの体で遊んでいる。ミーナっていつもされるがままだし、綺麗な体してるし、触ってて気持ちいいのよ。


「いいえ、全然。むしろ嬉しかったです。それに大和さんに女にしてもらった時のお姉様、今まで見た中で一番お綺麗でしたし」

「言わないでよ、恥ずかしい……」

「あらマナ、起きたのね」


 そんな話をしてるとマナも起きてきたんだけど、妹に自分の艶姿を見られたせいか、顔を真っ赤にして布団で顔を隠してるじゃない。なんというか、女の私から見てもすごい色気だわ。伊達に一番年上じゃないわね。


「おはようございます、マナ様。ですが、その……裸でそんなことをされたら、また大和さんが元気になられてしまいますよ?」

「えっ!?」


 私もリディアに賛成。私だって少しクラッときたんだから、男の大和なら理性がなくなっても不思議じゃないわ。


「んん……なんだ、もうみんな起きてたのか」

「あら、おはよう大和」

「おはようございます、大和さん」

「おはようございます」

「お、おは……おはよう……」

「お、おう。おはよう……」


 マナの反応って、私達からしても新鮮なのよね。ここまで初心だと、私も黙ってられないわよ。


「で、プリムとリディアは何してんだ?」

「え?見ての通りですけど?」

「いや、それはわかる。なんで朝っぱらからそんなことしてんのかって聞いてんだよ」


 そりゃ可愛いからに決まってるじゃない。ひゃうっ!


「ル、ルディアッ!?」

「プリムゥ……あんた、何してくれてんのよぉ……。あんなにじっくりたっぷり舐るなんて、私、もう……」

「だ、だって、可愛い反応してくれるから……ひゃうっ!お、お願いっ!尻尾……尻尾はらめなのぉ~……!」


 そんなことを考えてたら、起きてきたルディアが私の尻尾を握りながら、体に手を這わせ始めた。ダメよ!私、尻尾はすごく敏感なのよぉ!!


「プリムさんて、本当に尻尾がお好きですよね。いつも大和さんに後ろからシてもらってますけど、やっぱりそういう願望があるってことですねぇ」

「意外よねぇ。あの勝ち気で活発でとんでもなく強いプリムが、実は征服されたい願望の持ち主だったなんて」


 ば、バレてるぅ~!な、なんでっ!?絶対に気付かれてないと思ってたのに!ああっ、やめて、ルディア!それ以上尻尾をいじられたら、私っ!

 いつの間にかミーナも起きてきてて、左手でリディアの耳の上にある小さな角を優しく撫でながら、右手で小さな胸をゆっくりといじっている。そんな私達を、マナとユーリが驚いた顔で見ていたけど、ユーリも興味があるらしく、近くにいたリディアのふくらみに唇を這わせ、音を立てて吸い始めた。

 大和が誰かとシてる間、私達は手持無沙汰ってわけじゃないけど、ただ見てるだけになってしまう。だから誰からともなく、女同士で体をいじりあうようになっていた。だからミーナもルディアも、すごく慣れた手つきで私とリディアの体を弄っているわ。


「ゆ、ユーリ様っ!お、お願い……やめてっ!」

「リディアさん……綺麗ですぅ……」

「大丈夫ですよ、リディアさん。今日は一日中シててもいいんですから、ゆっくりと楽しみましょう」


 私の意識はルディアに奪われつつあるけど、ミーナが浮かべた妖艶な笑みに、思わず背筋が震えたわ。なんていうか、あの子にも私を征服してもらいたい……。


「ほ~ら大和。プリムの準備はできてるわよぉ?あんたに征服されたがってるんだから、しっかりと願いを叶えてあげないとねぇ?」


 いつものルディアからは想像もできないほど妖艶な声が響いたけど、今の私にはどうでもいいことよ。そんなことよりも私の体は、ルディアの手ですっかり大和を受け入れる準備が整えられている。私の体、大和だけじゃなく、ルディアにも征服されちゃってるわ。でも一番は、やっぱり大和よ。ああ……大和が私に覆いかぶさってきてくれた。お願い、もう無理っ!私の全てを征服してっ!


「マナ様、せっかくですからルディアさんと一緒に、プリムさんの体を楽しまれてはいかがですか?プリムさんの胸、大きくて気持ちいいですよ?」

「え?」

「尻尾もふわふわだし、耳もすごくいい反応してくれるのよね」

「え?え?」


 そ、そんな……。マナにまで責められちゃうの?征服されちゃうの?そんなことされたら、私きっと、戻れなくなる……。


「大丈夫よ、プリム。今日はこのまま、みんなで裸で過ごすんでしょう?理性なんていらないのよ。さあ、あなたの全てをさらけ出しなさい」


 ルディアが私の耳元で、甘く囁いた。私の思考はもう限界。そう……よね。今日は、みんな裸で……。だから理性なんて……今日だけはいらないのよね……。だからお願い、大和。そんなに焦らさないで!そんなことされたら、私、おかしくなっちゃうからっ!!


「それもいいな。マナも来いよ?昨夜やられたことを、そのまま返してやればいいんだよ」

「え、ええ……」


 大和にも言われて、マナの手が私の尻尾に伸びてきた。最初はたどたどしかったのに、やがて動きが早くなって、気が付いたら右の胸にはルディア、左の胸にはマナが吸い付いていた。もうダメ……。

 私は何度も達してしまい、大和が果てるまで私の体はベッドに沈むことはなかった。まどろむ意識の中で見たのは、私と同じようにみんなから責められているのに、私より激しく悶えているリディアの姿だった。ミーナも初めて自分から上に乗り、ルディアはリディアみたいに艶やかな笑みを浮かべ、ユーリはまだぎこちないけどしっかりと体を開いて、それぞれ大和を受け入れ、果てて、そして今、みんなでマナを責めている。私もなんとか起き上がり、マナに近づくと、理性という枷から解き放たれた一匹の獣になった。

 再び気が付いた時にはお昼を過ぎてたけど、みんな艶々していたわ。大和は真っ白になってたけど、レラに頼んで今日も特性料理をたくさん作ってもらって、そこからはコロポックル達も加えて、夕食までしっかりと交わっていた。もちろんベッドの中だけじゃなく、温泉でもシたし、裸のままみんなで表にでて、外でもがんばってもらったわよ。百年近くも処女のままだったんだから、コロポックル達にも女の喜びと幸せは感じてもらいたいしね。

 ジェイドやフロライト、ルナも何事かと見に来てたみたいだけど、異様な雰囲気に押されて山に逃げちゃった。悪いことしたかもしれないけど、そのうち慣れるでしょうね。

エロエロ回です。こんな話になる予定じゃなかったのに……。

実はMだったプリム視点。Mというより願望なのかもしれませんが、本気で書き始めると120%ノクターン行になるので、セリフも自重させたつもりです。要望があれば投下するかもしれません。

さりげなくコロポックル七人も加わってますが、これは一応予定通りではあるんですよねぇ。あ、コロポックルは嫁枠じゃなく、愛人枠になります。

規制、大丈夫かな?大丈夫だよな?

ちなみにグランガリーはイチゴに似た木の実です。色も味もほとんど同じで、ヘリオスオーブでも人気の果物になってます。

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