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涙の海でおぼれたい

いつか何かで読んだ気がするんだ。


「海と涙では、どちらの方が塩辛いのだろうか?」


どちらが塩辛いか。

それを本当に比べるには涙を海ほどにの溜めなければいけない。


また、涙は種類によって塩辛さは変わるのだろうか。


嬉しくて流す涙

悔しくて流す涙

悲しくて流す涙

痛みで流れた涙

不意に溢れた涙

君を思って流した涙


君への想いが止まらずに、涙になって溢れ出て、それが海になるまではどれだけの時間がかかるだろうか。


もしもあの海が、古来から人々が誰かを想って流した涙ならば、僕の涙と同じ味がするだろう。


塩辛い、塩辛いのだけれど、優しい涙味。


海に還りたいなんてよく言うけれど、つまるところ、みんな涙の海に溺れたいのだ。


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