表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/25

◆ ◆ ◆6.

◆ ◆ ◆6.


「―都はずれの小さな藪の中だ」

霧月の問いに答える雫葉の双眸は何の感情も映していない。

映るのは、蒼白な女の面差しと乱れた銀の髪だけだ。

そんな藪なんてあったかな、薫は首をかしげ、隣の雲我をちらりと見遣る。

都はずれの小さな藪、抑えた声音で呟き、雲我は瞠目する。

そんな雲我の反応を訝しんだ薫は、霧月や雪風に視線を向けた。

―が。二人とも、言葉を失っている様子で狼狽の色が瞳に広がっていく。

「皆、どうしたの…?」

薫の問いに答える者はいない。

しばしの沈黙の後、雫葉が若干ためらいがちに再び口を開いた――。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ