#57 ○エルムズ王国の新たな夜明け(11)その4
エピソードを分割して軽量化をしています
①女王エリーヌの政務の始まり【政務その11】#57 その1
〔聖女様のお籠り〕エミリア...王女様...側妃に
②女王エリーヌの政務の始まり【政務その11】#57 その2
〔聖女様のお籠り2〕エミリア...王女様...側妃に
③女王エリーヌの政務の始まり【政務その11】#57 その3
〔《緑の聖女》応援要請その8〕獣人のお姫様...七天の女神祭...
< エミリア...追い込まれる?... >
④女王エリーヌの政務の始まり【政務その11】#57 その4
〔聖女様のお籠り3〕聖女様達...運命を...望む将来へ
◇◇女王エリーヌの政務の始まり【政務その11】
〔聖女様のお籠り3〕聖女様達...運命を...望む将来へ
※「この話の時間軸は、『ユリウス様の正妃選びの試練』の『あとの』頃になります
#57 その2より続く
先日の神殿へ行ってから数日が経っている。今日は聖女様達が来る日。お昼頃には来る予定なの。
お昼に食べたい物を聞いたら、牛丼ーーー!!とリクエストがあったので、煮込んでいる。
マリアは、一度トロトロにした牛スジの煮込みを出したら、爆受けして大変だった。あれは、食べ過ぎるとマリアの女子力が上がっちゃうから、大変なのよー、と心配しちゃったー
あー、階段を上がってくる音がする。よろいを付けているみたいだから、城門の衛兵からの伝令だね。
聖女様達が城門に到着したようだー。マリアに対応をお願いした。
「ねー、エミリアー、聖女様達が城門に着いたそうよー」
「マリア―、ここまでの案内をお願いねー」
よしよし、聖女様達が来てくれたー。そろそろこの世界に浸って、自分の道を選ばないと、自分が思っていなかった結果になっちゃうからねー
《緑の聖女》様と《光の聖女》様が来られたー
「こんにちはー、聖女様達ー、ようこそー、私のプライベート空間へー」と気軽くしたー
「聖女様達は息が少しあっがっていて、やっと、こんにちはー」
「ねー、階段を上がってきて、疲れたでしょうー」
「ええ、そうですね。とんでもないところに住んでいますねー」
「本当は、王族とかの幽閉の塔なんだけどねー。逆に私は、気兼ねしないプライベートな空間だと思っているのー」
「離宮だと、使用人とかがいて、王族らしくするとか、王妃らしくするとかなるでしょ。ここだとマリアは友人になるからねー」
「ああ、じゃあー、私達は、自分の部屋がプライベートな空間です。のんびりしたい時は助かりますよねー」
「ええ、そーなのよー」
「さあー、それでは、食卓へ行きましょう。うまく口に合うといいのだけどねー」
食卓で、リクエストの牛丼を出したー、お箸も用意してある。
聖女様達は、牛丼の香りで懐かしさを感じて、一口食べたらいい笑顔をしてくれた。
飲み物は、あの村の「緑茶」を冷たくして添えているー
食べている間に、映像魔法と魔道具を使った映像を映していたー
七天の女神祭と、七天の女神様達の映像。聖女様達は「カッワイイですねー、本当に女神様なのですかー」と嬉しそうに見ていた。
領都エルモベスト近くの湖の映像を見せると、「これって、空を飛んで写した映像ですねー!」と聖女様達は驚いていたー
さすがに、理解が早いなねー「ええ、そうですよ。上空を時速300kmで飛んで、景色を楽しんで写しています」
湖面が、日の光りとさざ波でキラキラ光っている風景や、湖面の上スレスレに飛んだ風景に感動していた。
「私達も、飛ぶことはで来ますか?」と聖女様達は高揚とした表情で言っていた。
「ええ、訓練次第ですよー。聖女様達は、魔力が高いからそんなに時間はかからないでしょうねー」
この言葉に、とても嬉しそうにしていた。
「ここへ来て、訓練をしてみませんか。この塔の屋上は外に出られますから、他の魔法の訓練もしましょー」
聖女様達は「ええ、いいですねー。セッカク剣と魔法の世界に来たから、やりたいですねー」と喜んでいたー
私は、この子達がここから、この世界を理解してもらえそうなので、良かったわーーー!! と思ったー
「次は、またすぐに神殿長に申請しますからーーー!!」聖女様達は、ハリキッテいたー
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