#57 ○エルムズ王国の新たな夜明け(11)その3
エピソードを分割して軽量化をしています
①女王エリーヌの政務の始まり【政務その11】#57 その1
〔聖女様のお籠り〕エミリア...王女様...側妃に
②女王エリーヌの政務の始まり【政務その11】#57 その2
〔聖女様のお籠り2〕エミリア...王女様...側妃に
③女王エリーヌの政務の始まり【政務その11】#57 その3
〔《緑の聖女》応援要請その8〕獣人のお姫様...七天の女神祭...
< エミリア...追い込まれる?... >
④女王エリーヌの政務の始まり【政務その11】#57 その4
〔聖女様のお籠り3〕聖女様達...運命を...望む将来へ
◇◇女王エリーヌの政務の始まり【政務その11】
〔《緑の聖女》応援要請その8〕獣人のお姫様...七天の女神祭...
いまは、屋台のクレープ屋さんで、簡単ホイップクリームを作っています。
七天の女神祭の主役、七天の女神様達への供物になります。
キット、女神様達は喜んでくれるだろうなーと思って作っています。
楽しそうに作っていると、声をかけてくる冒険者がいた。え、リザリア顔の私ですか? 領都シュトガドルで巨大なオーガ討伐後の宴会でも、そういう人がいたなーと思っていた。
何か今日は、お祭りだから多いのかなと思っていた。
「おねーさん、いくつなの?」
「さーいくつでしょうかね? 当てられますか?」と軽くさばいていた。
時々は「良ければ、嫁に来ないかー!」って久し振りな声のかけ方をされているー。
また、声をかけられたー。
あれ! でも懐かしい声かなーそんな気がした。見ると、前に王都の修道院であった変装をしている。ユリウス様がなんでここにいるのかなー
私は、正妃にはなりませんよー、と思いながらも、にこやかに「久し振りに、お会いしましたね」とさばこうとした。
「ねー、エミリアちゃん、うちの弟に勝手に側妃って言っちゃダメでしょう」って言ってるーーー!!
あれ、アリウス様と会ったんだねー。
「えーと、素顔が見たいと言われたので、私は、アリシアにしておきましたわー、ほほほー」とさばこうとしてみた。
「ダメーーー!! 正妃はオレが選ぶことになるんでしょ。オレが絶対に正妃に選んであげるからねー」
「ええ、ぜひ、私をお選び下さいねー」とにこやかにしておいたわーーー!! でも、内心は困ったーーー!! なの
「本当にー。さっきエルナちゃんと会ったら、『エミリアは、アリウスに乗り換えようとしてるかも』と聞いたよー」
今日のエルナちゃん、怖い存在になりそうねーと思いながら
「いいえ、私は側妃になっても、アリウス様ですからねー」とにこやか対応
「じゃあー、今日はこのまま一緒に、どこかに連れて行こうかなー」
ええーーー!! それは... 本当に困ったわーーー!!
でもそこへ、七天の女神様達が回ってきてくれたーーー!! 本当に女神様に思えてきたーーー!! あ、いくさ乙女じゃなかったね
「えーと、ユリウス様、七天の女神様達のおもてなしがあるので、残念ですがまたの機会にしましょ」と逃れたかなー
私は、七天の女神様達に手を振って、お供物できてますよーと呼び込んだー
七天の女神様達が「エミリアだー」とこちらに集まってきたーーー!!
やったー、ユリウス様が離れて行ったわー。
七天の女神様達へ「クレープと呼ぶスイーツです」とお供物を、お渡ししましたー
七天の女神様達は、とても嬉しそうに、食べてくれたー
スイーツは正義ーーー!!
このあとに、エミリアはネズミさんのミラと相談して、『ユリウス様の正妃選びの試練』の直前に、ミラに頼み事をして、根回しをしていた。
※このお話は #51 その2 をご参照ください
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