#56 ○エルムズ王国の新たな夜明け(10)その5
エピソードを分割して軽量化をしています
①女王エリーヌの政務の始まり【政務その10】#56 その1
〔女王様お飾りが〕エミリア...お飾りが...豪華すぎ
②女王エリーヌの政務の始まり【政務その10】#56 その2
〔女王様のお茶会〕アリー...川遊び...お弁当
③女王エリーヌの政務の始まり【政務その10】#56 その3
〔《緑の聖女》応援要請その7〕獣人のお姫様...七天の女神祭...
④女王エリーヌの政務の始まり【政務その10】#56 その4
〔《緑の聖女》応援要請その7〕獣人のお姫様...七天の女神祭...
⑤女王エリーヌの政務の始まり【政務その10】#56 その5
〔《緑の聖女》応援要請その7〕獣人のお姫様...七天の女神祭...
◇◇女王エリーヌの政務の始まり【政務その10】
〔《緑の聖女》応援要請その7〕獣人のお姫様...七天の女神祭...
#56 その4 の続き
王女ミレ-ヌも、聞いていて「クス、クス、クス」と笑いをこらえていた。
「エルナちゃん、私はねーユリウス様のところへ、嫁ぐから、安心してねー」と言っていた。
何か、関係者たちだけが笑いをこらえていたが、私が笑い出したので、関係者たちも一斉に笑い出したーーー!! =^_^=
王女ミレ-ヌは、私のところへ寄ってきた。
あれ! 恋のライバルと思われてしまったかな? と思っていると。
王女ミレ-ヌは「エルナさんは、なにか敏感ですねー。私とアリウス様の一件で、感性が過敏になっているようですね」
でも「今日のアリウス様は、カッコ良かったーです。私は、エミリアさんの言われた通り、気持ちが固まってきた気がします」
「ただ、エルナさんを見ると、日を改めたほうが良さそうですわね」と言っていた。
「私も、そう思うわよー」と言っておいた。
王女ミレ-ヌは「この人種族の国々がうらやましいですね。魔素が薄いせいか、温和な動物が育ちます」と言っている。
私は「獣人国って、そんなに違うのー」と聞いてみた。
「この国は牛や、やぎが乳を出して、飲み物やバターやチーズが作れます。また、食べると美味しいお肉にもなります」
「豚も、庶民に喜ばれるお肉になっていますわね」
「私の国では、豚の代わりに魔獣のオークを食べます。牛は、馬車2台から3台くらいあるサイズの魔獣になりますわ」
「似たような角を持つ、ミノタウロスなんかは、オーガと同じで倒しても食べられません」
「ウサギも牙に毒をもち、小型のウルフくらいの長い角を持つポイズン・ラビットになりますわ」
「ファングボアも馬車くらいの大きさで、でも倒せばオークより美味しい肉になりますが、狩るのが大変ですわ」
私は「エルムズ国でも豚がいないのよ。だからね、オーク肉を食べているのよ」と言っておいた。
すると王女ミレ-ヌは「それで、この西エルムズ国はとてもいい国に思えますわ。とても嫁ぎたいと思います」と言っていた。
私は、前途には問題もあるけど、うまく行くといいわねー、と思っていた。
ところが王女ミレ-ヌは「まだ間にあうのなら、エミリアも一緒に嫁いではいかがですか」と言われてしまったーーー!!
「い...いいえ、3年も前に嫁ぎ先は決まっていますし、あなたや、エルナちゃんのライバルにはなりたくないですわ」と言った。
これって、さっきの逆でしょーーー!! 私が誘われて、どーするのよーーー!!
王女ミレ-ヌは、「クス、クス、クス」と笑いをこらえていた。
あー、やられたーーー!! イジリかーーー!!
私は「あー、イジリですねーーー!!」と笑いながら、言った。
そして私は、王女ミレ-ヌと一緒に笑い出していたーーー!! 今日は良く笑っている日だなーと思ったわ。 =^_^=
続きは、#57 に続きます
できるだけ、「ギャグ」に寄せるよう工夫をしております。エピソードに『クス』程度でもあれば、単純に顔マークしていただくと、「ギャグ」に寄せる工夫に張が出ます。よろしくお願いします=^_^=




