#144 ○エミリアの真夏の夜のゆめ(35) 〔その3〕 王女エミリア
①○エミリアの真夏の夜のゆめ(35) #144 〔その1〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...輝きの手鏡
②○エミリアの真夏の夜のゆめ(35) #144 〔その2〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...七天の女神様の怒り
③○エミリアの真夏の夜のゆめ(35) #144 〔その3〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...ご神託の影響!
ご神託の影響はキツイ?、...
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...ご神託の影響!
翌日、王城の私の部屋にいるいと、リリー(リリーアーヌ)の侍女が連絡に来たわ。
(よし、よし、ご神託の効果が出てるかな)
私は、レリアを連れて、リリーの部屋に向ったの。
リリーの部屋に入ると、エリー(女王エリーヌ)も待っていたわ。(効果が楽しみね !(^^)!)
リリーが「神殿と王都修道院から、『ご神託』があったそうなのよ。それで、『ワンダー聖女』選定の草案を変更したいそうよ」
「それだけじゃないのよ!! 『ご神託』が『聖女選定』の法具だったので、我が国に問い合わせが、殺到しているのよ!!」
「率直な言い方だと、『何かご不敬な事を』していないかと...ね!!」
私も、さすがに驚いたわ!! あれって、この世界に流しちゃったのね!! 女神様達って怖い!! やはり、神罰なんだね!!
私は「エリーとリリー、大変なことになっているじゃない!! どうするの?」当事者でもあるのに、慌ててしまったわ。
エリーとリリーは「それは、神殿と王都修道院に任せているからね」とケロッとしていたわ。
私があまりにも、慌てていたり、エリーとリリーの反応に、茫然としていたから、気づいたようなの。
「エミリア、私たちは、神殿と王都修道院から、処罰者が出た時に、処罰が妥当か考えるのが仕事なのよ」
「それとも、エミリアが何かを、やってしまったのかな?」と。切り返されてしまったわ。
(これはもう、マズイ!! 効果があり過ぎてる!! いや、神殿長も、王都修道院長も、かなりのタヌキだから、大丈夫だよ)
「いいえ、私には心当たりは、ありませんよ。私が『ご神託』を出せるはずも、ありませんよ」と、はね返したわ。
「ウワサだけでは、向こうの世界のエミリアなら、出せるかも知れないと思ったわ。あなたには、よても無理よね」エリーとリリーがハモって言っていたわ。
う! 少しだけ、ピリッと感じたけど、何とか流せたわ。フー!
エリーとリリーは「『ご神託』には、『おのが立ち位置を振り返れ』だから、反省すればいいと、解釈をしていたのよ」
「だから、神殿と王都修道院に任せているからね。ある種の神罰であると、思っているけどね」と、語ってくれたわ。
私は、あの女神様達は、効果を考えたレベルで、流したと感じたわ。さすがですね!!
「では、女王エリーヌの婚礼で、『ワンダー聖女』の選定について発表を、するかどうかは、なりゆき任せですよね」
「たぶん、そうなるわよ」と力が抜けたように、言っていましたわ。
当然そうなるよね!!
次回は、反省のみなの です
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