#52 ○エルムズ王国の新たな夜明け(6)その1
エピソードを分割して軽量化をしています
①女王エリーヌの政務の始まり【政務その6】#52 その1
〔側妃が一人足りない〕側妃が...一人足りない
予告から更新しました
②女王エリーヌの政務の始まり【政務その6】#52 その2
〔《緑の聖女》応援要請その1〕《緑の聖女》...またマリアが
③女王エリーヌの政務の始まり【政務その6】#52 その3
〔ユリウス様の正妃選びの試練〕正妃が...二人ソックリ!...どっちが...
◇◇女王エリーヌの政務の始まり【政務その6】
〔側妃が一人足りない〕側妃が...一人足りない※...マリアって...
※前話をご参照ください
いまは、みんなで王宮治癒院から戻ってきた。
みんなは、国王がお元気で良かったーと、明るく喜んでいる。
そこに、一人だけ暗い顔をした人がいた。リザリア師匠だった。
師匠ーは国王の前で、エミリアを縛るため、しょうもない陰謀を思い付き、企てた結果で困っている。
確か私の世界の古いことわざに『策士策に溺れる(さくしさくにおぼれる)』って難しい言葉があったなー! まさしくそれだーーー!!
最近はもう口癖になっている『体ごと嫁げ』。しかし、国王の前でその乗りでいるのは、ダメ!でしょーーー!!
私は、この件については、もう動かないことにした。最近の私へのイジリは、目に余るくらいになっているからなの。
それでも、小さい『ざまぁ』かなーと思っていました。
それから、少し時間が経ったころに、庭で何か言い争う声が聞こえてきた。
外を見ると、植え込みの辺りで、師匠とマリアがいた。しょーがないなー。最近、師匠ーはストレスを抱えすぎだねーーー!!
二人のところへ行って話を聞くと、やはりそうかーーー!! と思うことになっていた。
師匠―がマリアに、最近になって女子力が高くなってきたから、ユリウス様の側妃に推薦するからと強引な誘いに走っていたー!
先日も私は、「マリアの女子力に誘われて狙う男は、命知らず」とみんなに言ったけど、マリアは転生者。心が先の人だから無理ーーー!!
私は師匠ー、何であそこでつまらない企みを思い付くんですかねーと言ってみた。師匠ーは考え込んでいる。
気が付くとマリアは私の後ろで私をキューと抱いていた。筋トレしているけど、まだまだ、マリアは女子力が高い感触をしている。
そして、師匠ーは「本当に私の弟子は言うことを聞かない奴ばかりだーーー!!」と言って、エルナちゃんの方へ向かって行った。
そして、すぐに、まさかはないよねーーー!! と思ったのに! 『まさかの坂』を容易に越えていた。
エルナちゃん「えー! どーしてー、私はアリウス様へ嫁ぐんじゃなかったのー! それってダメですよねーーー!!」と言われてしまっている。
師匠ーは、アリウス様との婚約を自分で整えているのに、壊すつもりかーーー!!
ここまでくると救いようがないなーーー!! 勝手に側妃を一人追加する話に間違っちゃったのは、自分だよねーーー!!
私が師匠の所に向かうと、師匠は足早に去っていく。また誰か被害者がでるかな? と思った。
しょうがないので、師匠―にパラライズをかけて、人を包む流線型ドーム・シールドに包み、風船のように浮かぶフェザー属性を付与して、室内に風船を持つように、連れていった。
中に、リリアーヌとアリシアがいたので、いきさつを話してみた。
それから、シールド内に声が届くようにした。
「国王様は、『ユリウス君が側妃の追加を、決めればいい』」と、言っていましたよねー! それに、みんなもそうだーとなった。
「じゃあ、何で師匠は『勝手な暴走』で、側妃を一人追加と探しちゃったんですかねーーー!!」と言って、パラライズを解除した。
私達は師匠ーの『勝手な暴走』を大笑いし始めたーーー!! すると、師匠―も『勝手な暴走』しちゃたことに気付き、一緒に大笑いに加わったーーー!! =^_^=
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