#142 ○エミリアの真夏の夜のゆめ(33) 〔その5〕 王女エミリア
①○エミリアの真夏の夜のゆめ(33) #142 〔その1〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...女王の偽宝石
②○エミリアの真夏の夜のゆめ(33) #142 〔その2〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...女王の偽宝石Ⅱ
③○エミリアの真夏の夜のゆめ(33) #142 〔その3〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...偽宝石結果
④○エミリアの真夏の夜のゆめ(33) #142 〔その4〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...やはり黒幕は
⑤○エミリアの真夏の夜のゆめ(32) #142 〔その5〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...ダークな断罪?
ダークな断罪じゃあ、...
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...ダークな断罪?
エルナちゃんは「エミリア、あれは女王エリーヌとリリー(リリーアーヌ)も見ていたわ。当然の行動だわ」と言ってくれたの。
魔導通信機で、リリーは通話中だったから、女王エリーヌへ連絡をしたの。
「うん、エミリア。いまリリーが捕縛の手配をしているからね。後は任せてね」と楽しそうに言っていたわ !(^^)!
(これはもう、ダークのような激怒モードに入っているんだ!! これ以上はもう、見たくない、光景が...!!)
すると、エルナちゃんが「モニターは、もう片付けましょう!! 私は、あの二人が動けば、それでいいわ」と言っていたわ。
それから、貴族街のエルナ邸へ入って行ったの。あの獣人の侍女達は、お茶の準備をしていたわ。
「エミリア、ごめんね。今朝、リザ姉(リザリア師匠)と最終の手段として、使っちゃったわね」
「本当は前々からリリーアーヌへ、リザ姉から知らせていたんだよ。でも、二人して浮かれていたからね」とエルナちゃん。
「ええ!! じゃあ、この事件は、知っていたのね!」(女王エリーヌとリリーは放置していたんだ!!)
お茶が入ったの。お茶を飲みながら、エルナちゃんの話を聞いているわ。
マーカス公爵家とジュエリラ侯爵の不正は、これだけじゃないわよ」
「他にも大粒のニセのサファイヤや、ブルーダイヤを使って、不正を働いていたのよ」とエルナちゃんが、詳細を話し出したわ。
はじめは、我が国の宝石商へ、鑑定依頼があったの。小粒の物は、本物だけど、大粒の物はガラスなのよ。
納品の時には、小粒のもので、硬度を見せていたようね。大粒の物はキズが着くと、取り返しが付かないからとかね。
それで調べてみると、本物は別の方に売っていたのよ。
それで、最後は、女王エリーヌとリリーの物件に行き着いたのよ。
裏付けも、リザ姉がある程度とっていたの。
「じゃあ、断罪は当然のことになるのね?」(エミリアは小心者ですからね)
「そうよ、この世界の常識からすれば、王族への詐欺なんて、処刑で決まりだからね。だから、後はこの国に任せてやるのよ」
「そうだ、エミリア突然の、依頼を受けてくれて、ありがとう」これは、サンプル品だけど、ささやかな、報酬がからね。
私は、エルナちゃんから、アクセサリー、を渡されたわ。
よく見ると、サファイアやブルーダイヤのイヤリング? いえ、ピアスでした!!
これって、耳に穴を開けるのよね、怖い!! と思いながら、見ていたわ。
エルナちゃんは、気がついて「エミリアは、ピアスの穴開けるのが怖いの?」って、見破られたわ。エルナちゃんは鋭すぎる!!
(もうこの子は!! 私が最初に、見つけて育てた、弟子でもあるんだけどね。まるでアニメのゼーリエって人物の気持ちが、ちょっぴり分かった気がしただけ?)
次回は、エルモベスト行き です
私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。
できるだけ、「ギャグ」に寄せるよう工夫をしております。エピソードに『クス』程度でもあれば、単純に顔マークしていただくと、「ギャグ」に寄せる工夫に張が出ます。よろしくお願いします=^_^=




