#142 ○エミリアの真夏の夜のゆめ(33) 〔その1〕 王女エミリア
①○エミリアの真夏の夜のゆめ(33) #142 〔その1〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...女王の偽宝石
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...女王の偽宝石
今朝も、師匠は、いつものように、ポーとしながらスムージーを飲んでますわ。
今日の酸味は、師匠の好きなアポリィ(リンゴ風)の実、残念なことに完熟がなかったの。
「エミリア、今日は、いま一つの味ね」と言われたけれども。それでも、微笑みながら、ゆっくり飲んでいるわ。
エルナちゃんも朝食は、前と同じでタマゴサンドを食べ、付け合わせの野菜もチャント食べている。
今日の野菜は、キャベツ風のものとニンジン風の細切り。マヨネーズで軽く炒めてあるのよ。マヨネーズ好きは変わらないようね。
エルナちゃんが、今日は王城へ行って、リリー(リリーアーヌ)やエリー(女王エリーヌ)と会うの。
「王女エミリアとして、来るわよね?」
「ええ!! 私はそんな予定は、入れてないわよ!!」
「じゃあ、予定を入れてね。今日は、女王の婚礼の時の、お飾りの一つ、豪華な首飾りを見に行くのよ」
「え! どうして私は必要なの? エルナちゃん!!」
「実はね、ダイヤは私の国のブルーダイヤなの。でも我が国の宝石商が取引したものと、違うものを見せられたみたいなの」
「たぶん、一番大きなサイズのものが。ガラス玉みたいなの。つまり、偽物を渡して、本物は横流しだね!! 許せないわ!!」
「それで、我が国の宝石商も連れていくから、マーキング・ピクシーで犯人を追跡して欲しいのよ!!」
「分かったわよ。じゃあ、予定に入れることにするわね」
私は、明らかに、何かの大問題に巻き込まれようと、してたわ!!
私が、レリアを連れて、リリーの部屋に来ていたの。
リリーが私に「王女エミリアが、お飾りに興味を持つなんて、珍しいわね。いつもは、私に選ばせているのにね」
(そうよね! 普段はそんなに興味を持っていないから、突然言い出すと、そう思うよね。でもそれが狙いでもあるからね!)
ジュエリラ侯爵が、お見えです。
エリーヌの婚礼に使う、お飾りを見せに来たようです。すでに、王城へ着いた時から、マーキング・ピクシー監視を付けていました。
その後で、エルナ、西エルムズ次期王妃が、お見えです。
(うん、エルナちゃんが来たわね。これで、みんな揃ったのね。エルナちゃんが、始めてくれるから、楽しみにしてよう !(^^)!)
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