#51 ○エルムズ王国の新たな夜明け(5)その3
エピソードを分割して軽量化をしています
①女王エリーヌの政務の始まり【政務その5】#51 その1
〔お妃達の相談事〕ユリウス様へ...正妃を...選択...
②女王エリーヌの政務の始まり【政務その5】#51 その2
〔ユリウス様へのアドバイス〕ネズミさんから...ユリウス様...本命を...選択...
③女王エリーヌの政務の始まり【政務その5】#51 その3
〔国王様へのお見舞い〕国の動乱...王都奪還...ユリウス様婚約...
◇◇女王エリーヌの政務の始まり【政務その5】
〔国王様へのお見舞い〕国の動乱...王都奪還...ユリウス様婚約...
今日は、王都奪還から1週間が経った頃になる。
王宮治癒院から国王の回復の連絡があり、お見舞いに行くことになった。
お見舞いは、女王エリーヌ(アリシア)、リリアーヌ、リザリア師匠と弟子のエミリア(リザリア顔の魔導師)とエルナちゃんで行くことになった。
女王エリーヌ(アリシア)のほうが、前王妃はアリシアの叔母にあたり、国王とは親戚になるので、適任となった。
また、回復状況も良いので、宰相も同行することになった。
王宮治癒院長の許可が出れば、宰相から動乱について説明をする予定もあった。
午後に、女王エリーヌ達と宰相は合流して、王宮治癒院長へ会いに行った。
王宮治癒院長から、解呪状況と回復状況の説明があり、激高することがなければ、動乱について説明は許可された。
女王エリーヌを先頭に、女王エリーヌ達と宰相は、国王の病室へ入っていった。
国王は元側妃イザベラに、人質にされ昏睡状態にされていたので、他の人と会うのは三年振りのことになった。
国王は、布団に入ったままで、起き上がっていた。しかし、背中をたくさんのクッションで背もたれのように、していた。
国王は、まだポウーとしたように見えた。
王宮治癒院長から、宰相と女王エリーヌ、リザリアを最初に紹介して、確認をしていた。
宰相は憶えていたようだ。
国王は「宰相はまた太ったかー、それと少し老けたかな?」と言って、微笑んでいた。
エリーヌを見て、少しハットしていた。
国王は「エリーは大人っぽくなったなー。前に会ったのは、15才くらいの頃だな」
「王妃の若い頃に、似てきたな。すぐにユリウスの所に、嫁がせなくてよかったよ」と涙を流していた。
リザリアの顔を見て少し考えていた。
国王は「リザと会うのは久しぶりだな。プリシュタイン婦人によく似てきたね。あれは、学園にまだいた頃だったかな?」
師匠は「久しぶりですね、国王様。そうですね、まだ学園にいた頃にお会いしましたわ。」
「今は王宮魔導師になって、2年程になりますわ」
師匠は、国王がポウーとしたように見えたけど、これなら話ができそうだと、宰相を見た。
宰相も首をコクッとした。
宰相から、いまの概況を説明し始めた。但し、全て対応は終わったばかりであると付け加えていた。
「側妃イザベラが、王妃を勝手に名乗り、王太子妃と共謀して、南と北の地方で国を分割しようとした」こと。
「その結果、国を動乱に導いて、東と西のエルムズ国の侵攻があった」こと。
しかし「これを瓦解させて、両方の国が滅亡した」ことなどの概略を話した。
国王は宰相から、全て対応は終わったばかりであると聞いていたので、冷静に聞いていた。
そして、「側妃イザベラが、エリーヌ様へ冤罪を着せようとした時に、王弟殿下と王太子殿下が幽閉を命じました」
「但し、それに乗じてエリーヌ様を殺処分の指示書を書いて、殺処分しようとした」ことを伝えた。
「そのため、いまは地下牢へ入れており、王位継承権もはく奪します」と伝えた。
国王もさすがに、驚きを隠せなかった。しばらく、みんなで国王が落ち着くのを待った。
国王は「では、この国は誰が治めることになるのだ? ワシはこんな状態じゃ、すぐに政務には復帰できないぞ」と嘆いていた。
宰相は「イザベラが画策してこの王都を支配していました」
「この王都を奪還して、国王を呪詛で封印されていたのを、救い出したのは、シュトリアル国第二王子のユリウス様でした」
「東と西のエルムズ国の侵攻を瓦解させ、王都を奪還したのは、ユリウス様とガラーム将軍が連携したからです」
「そして、南地方にある領都エルモベストへ乗り込み、立てこもったイザベラとコゼットと、それを支援する《東側諸国一番》の賢者を倒したのは、エリーヌ様でした」
「エリーヌ様は『ガラーム将軍から忠誠』の誓いを受け、『王妃のみ引き継ぐ情報の中枢』も受け継いでおられます」
嘆いていた国王は、これを聞き、エリーヌをしばらく、驚きながら見ていた。
国王は「なんとー、エリーがかー! 二つとも、手に入れているのかー! 信じられないことが起きたなー」
エリーヌは静かに、「はい」と首をコクッとした。
しばらく、みんなで、国王が落ち着くまで、見守った。
すると国王は「それならば、エリーは王女ではいられないなー! 女王になるしかないなー!」
そうか「女王エリーヌになり、ユリウス君と一緒になり、国王はユリウス君がなるしか、ないじゃないかー」
宰相は「はい、その通りでございます。既に国民は『女王エリーヌ』を認知しており、1カ月後を目安に即位の準備を、させて頂いております」
国王は「やはりそうか、そうする以外にはないだろう。では、ユリウス君が、即位式をする時にでも、ワシは退位しようかのー」
宰相は「ご理解頂けて、幸いです。では、それに向けて準備を進めさせて頂きます」と概況を結んだ。
師匠は「国王様、少しよろしいでしょうか?」
国王は、二人の魔導師を前にだされたので、なにが始まるのか、という顔をしたが「ああ、良い、申せー」
私の新しい義妹達です。
「一番若いのが、エルナで14才。シュトリアル国の第三王子アリウス様と婚約を整えております」と紹介した。
国王は「おおー、ユリウス君の弟と婚約が決まっているのかー。色々と進んでおるなー」と嬉しそうな顔をした。
私は、えー! 師匠ーのところへ、養子になるってーーー!! 聞いていなかったよーーー!! また始まったかなーーー!!
「次は、エミリアです。最近、『異世界聖女召喚』がありました。召喚は成功して、聖女様達は神殿に二人おられます」
「こちらは、『外れ聖女』ですが、魔力やレベルが高いので、私の家で養子にしております」と紹介されちゃったーーー!!
しかも、どーしてー、『外れ聖女』で紹介するかなーーー!! 最近で一番のヒドイ扱いだーーー!!
国王は「最近に、『異世界聖女召喚』だとー。何か異変が起きて困りごとでもあったのかなー」と召喚自体に驚いていた。
そこへ宰相が「王弟殿下と王太子殿下が、イザベラと対立して、逆転勝ちを狙って儀式を行っていました」と報告した。
国王は「ふむ、特に困っていないのに、そんなことも仕出かして、莫大な出費をしていたのかー。あれは王族籍はく奪で良い」と言っていた。
宰相は「はー、かしこまりました」と応えて、ニヤリとした。王族籍もはく奪ーーー!! だなー!
私はまるで、いなかった子のようになってしまっているーーー!! どーうゆー状態だーーー!!
師匠ーは「エミリアは、アリシアの時と同様にしてもよろしいでしょうか?」と言っている。どーゆー意味に取られてしまうんだーーー!!
国王は「ふーむ、それは、エリーが婚約した時の、セットのなかに入れて嫁がせるのかな」と不思議がっていた。
師匠ー、何を狙っているんですかーねーーー!!
「はい、今回の件で、ユリウス様へリリアーヌは身も、心も『側妃』の扱いになります。それと同様にします」
チョット、それってー、リリアーヌとアリシア、エミリアで側妃が三人になっちやいますけどーーー!! 数が足りないでしょーーー!!
国王は「まー、ユリウス君が国王になるんだ。それで良ければ、ユリウス君に決めてもらいなさい。ワシは別に、側妃が一人増えても構わんがな」
分かった、また体ごと嫁げーーー!!を狙ったなー! じゃあー、足りない一人は、師匠ーに埋めてもらちゃおうっかなーーー!!
「国王様、お話に加わります。それでは、側妃は三人になるんでしょうかー」と聞いてみちゃったー。
国王は「今日はアリシアは、いないようだが、一緒に側妃になるよなー。それなら、三人になるんだな。かまわんよ」と笑っていた。
私は、師匠ーへ囁いた「じゃあ私はエミリア枠ですね。一人『アリシア』枠が足りないと思いますが、師匠ーが加わるんでしょうかねー」と聞いてみたーーー!!
師匠ーは少し考えて、間違いに気付いたーーー!! あれー、エミリアは、アリシアになるんだったなーーー!!
私は師匠ーにもう一度、囁いた「私エミリアは、エミリア枠で別扱いですから。足らない枠はよろしくお願いしますねーーー!!」
そして、全員が退出の時間になったので、退出し始めた。
師匠ーは、取り消すのに時間切れになったので、一人でパニックになっていた。ここで小さな『ざまぁ』かなーーー!!
次回、
『ユリウス様へ正妃選びの試練を与える』
私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。
できるだけ、「ギャグ」に寄せるよう工夫をしております。エピソードに『クス』程度でもあれば、単純に顔マークしていただくと、「ギャグ」に寄せる工夫に張が出ます。よろしくお願いします=^_^=




