#140 ○エミリアの真夏の夜のゆめ(31) 〔その1〕 王女エミリア
①○エミリアの真夏の夜のゆめ(31) #140 〔その1〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...向こうのエミリア
向こうの世界のエミリア、連絡が、...
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...向こうのエミリア
「そんなことしたら...、時間を戻しても、パラレルワールドですから。今の結果が消えるだけなら、まだいいですよ」
「同じことをやっても、逆の結果が出るかもしれませんよ。私の実績は聞いていますよね。あなたが全て責任をとれますか?」
「そんな、まるでエミアーヌの教師的な言い方まで、真似して...!」
「私はあなたが、羨ましいんですよ。普段から一緒にいる人と、一緒にいられて。それでも、不満が持てる余裕がある」
「私は、塔に戻ってレリアと一緒に寝てますよ。それもあって、かなり仲は良くなっていますけどね」
「それに、天体ショー、をやったりしてかなり力を開放出来ているでしょう。それに比べたら、私が帝国で見せたショーのショボイこと。だと思いますよ」
「それって、本当にそう思っているの?」
「ええ。そうですよ。いつでも変わってあげますよ。エミリアがいないからって、手伝ってくれる、優しい精霊のエアリーくらいしか味方はいないですよ」
「いえ、いいのよ! こっちの世界のエミリアだって、パラレルワールドなのは知ってるから」
「そっちの世界の夏休みは、もうあきらめて、いるんだからね。でも、本当に戻るのは婚礼の後に、なるかもしれないね」
「こっちの世界に、消滅した人種族を、侵攻者から移民者にしないといけないからね。世界の管理者なんて、やるもんじゃないね」
「じゃあ、そっちの私、またね。今度はちゃんと連絡するようにするからね。頑張ってね」
「レリアは、会話をしていることに、気付いたようです。心の声が出ちゃっていたようですね」 (;^_^A
「ええっと、あっちの世界のエミリアさんでしたか?」
「そうなの。聞こえちゃっていたよね。マリア姉が、エルフのお友達に、驚いちゃってたみたいね。これから、始まるんだから、って言ってあるからね」
すると、レリアの頬が少しづつ赤味がさして来ていました。(これって、もう始まっちゃっているんだな! それもいいね =^_^=)
「エミリアさん、領都エルモベストが見えてきましたよ、もう少しすると貿易都市エルモタームまでは、すぐですね」
(これって、テレ隠しなのかな? おしゃべりを始めてるからね!)
「うん、上手に旋回をお願いしますよ。今晩も、レリアが好きなものを、作ってあげるからね」と、流れにあわせて、おきましたの。
次回は、女王の婚礼企画 です
私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。
できるだけ、「ギャグ」に寄せるよう工夫をしております。エピソードに『クス』程度でもあれば、単純に顔マークしていただくと、「ギャグ」に寄せる工夫に張が出ます。よろしくお願いします=^_^=




