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勝手に召喚! 身代わり王女は困ります。 侍女のザマーとハピエンに転がされ? それなら自由に生きてやる!  作者: Aprツツジ
二章 エルムズ王国動乱

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55/805

#51 ○エルムズ王国の新たな夜明け(5)その2

エピソードを分割して軽量化をしています


①女王エリーヌの政務の始まり【政務その5】#51 その1

〔お妃達の相談事〕ユリウス様へ...正妃を...選択...


②女王エリーヌの政務の始まり【政務その5】#51 その2

〔ユリウス様へのアドバイス〕ネズミさんから...ユリウス様...本命を...選択...


③女王エリーヌの政務の始まり【政務その5】#51 その3

下記を予約で予定しています

〔国王様へのお見舞い〕国の動乱...王都奪還...ユリウス様婚約...



◇◇女王エリーヌの政務の始まり【政務その5】


〔ユリウス様へのアドバイス〕ネズミさんから...ユリウス様...本命を...選択...


 いまは、ユリウス様は城門を通過して、離宮へ向かっている。


 リリアーヌとの話し合いで、ユリウス様は血が頭に登ったが、気持ちの切り替えをして、落ち着きを取り戻していた。


 今日は、リリアーヌは女王様の離宮にある庭園へ、お茶会に出かけている。


 それを知っていたので、急にエミリア(女王エリーヌ)の顔が見たくなってー! 離宮の門からのぞこうと来てしまったー!


 リリーは、エミリアの世界では、気持ちが先にあって、その先に身も心も一緒に恋愛をすると言っていた。


 そんなのオレだって、気持ちが先だからこそ、惚れてしまった相手に会いに行くんだからと、釈然しゃくぜんとしていなかった。


 それは面倒だから止めるという、選択肢は全く持ち合わせていなかったー!



 離宮近くの花壇で、少し休憩をしていると、見覚えのある、紙切れが、植え込みの中から出ていた。


 あれ! これって王都奪還の作戦で、抜け道案内したネズミさん(王妃のみ引き継ぐ情報の中枢)じゃないか?


 なぜ? オレにー! 見るとチョッキを着たネズミさん(ミラ)だった。間違いないオレを勝利へ導いてくれた、ネズミさんだー!


 紙切れを見ると「エミリア! スキ?」とあった。思わず、勢いよく親指を立てたーーー!!


 次の紙切れを見ると「エミリア! あなた! スキ?」とあった。あれ! エミリアに惚れているけど、エミリアは、どーなの?


 ユリウスは思わず、首をかしげていた。


 すると次の紙切れが出てきた。その紙切れを見ると「エミリア! 気持ちが先!」とあったーーー!!


 ああーーー!! 何となく分かったーーー!! 相手の気持ちを聞いていなかったんだーーー!! と気付いたー!


 そして、思わず、何度も首をコクッとしたーーー!!


 すると、次の紙切れが出てきた「エミリア! 別の事! 頭一杯!」とあった。そうかー、いまは気持ちに余裕がないんだー!


 次の紙切れが出てきた「あなた! 嫌って! いない!」とあった。うーんと、まだその時期じゃあないのかな? と考え込んだー!


 また、次の紙切れが出てきた「エミリア! 絶対! 正妃?」とあった。まだ時期じゃない、ならあの時のように無理に強いるのか!


 うーん、リリーの言っていたことが、やっと分かってきたーーー!! 今じゃないんだなーーー!!


 よし、首を左右に振って、いいえーを示してみたーーー!!



 そして、次の紙切れが出てきた「エミリア! 側妃! なる!」とあった。おおそうかー! 今は側妃の籍に入ってくれるのかー!


 そして、何度も首をコクッとしたーーー!!


 また、次の紙切れが出てきた「正妃! 試練! 勝利!」とあった。あれ? なんだー、それ! と首をかしげた。


 また、次の紙切れが出てきた「招待! 誠意! 遠回り!」とあった。えーと、招待がされるのかー! 誠意を持って、遠回り?


 ユリウスは困ったが、思いついたー! エミリアは、側妃になってくれるんだよー! だから、いまはエミリアを選んじゃダメだ。


 ユリウスは左手で小指を立てて「エミリア、 〃 、 〃 」と何度も小指を指して、右手の指で斜めにしたー! 通じるか?


 すると、次の紙切れが出てきた「そう! 最後! 勝利」とあった。そうだね、エミリアは側妃だから、焦ることはないんだな。


 ユリウスは、何度も首をコクッとしたーーー!!


 ネズミさんは、指で顔をニコニコ顔にしていた。


 ユリウスは、思わず、勢いよく親指を立てたーーー!!


 ネズミさんは、オレの味方をしてくれるのかー、頭を軽く会釈えしゃくした。ネズミさんも、首をコクッとした。


 ユリウスはネズミさんへ、「ありがとうー」とつぶやき、エミリアを覗くのは止めて、帰って行った。




私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。


できるだけ、「ギャグ」に寄せるよう工夫をしております。エピソードに『クス』程度でもあれば、単純に顔マークしていただくと、「ギャグ」に寄せる工夫に張が出ます。よろしくお願いします=^_^=


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