#138 ○エミリアの真夏の夜のゆめ(29) 〔その2〕 王女エミリア
①○エミリアの真夏の夜のゆめ(29) #138 〔その1〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...ご紹介します
②○エミリアの真夏の夜のゆめ(29) #138 〔その2〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...幻想的な滝
幻想的な滝の近くで、サプライズが...
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...幻想的な滝
私たちは、エアリーを先頭に進んでいたわ。この辺りから、ある種の聖域になっているそうなの。
森が途切れたところから、高い岩山? でも木々があるから、断崖になっているようね。
しばらく進むと、少しづつ霧のようなもので、ぼんやりと見えていたものが、はっきりと見えてきたわ。
あれは滝ね。大きな滝が断崖の中腹から流れていたの。その周りからは、幾すじかの細い滝もあっの。
何か見ているだけで、心が癒されていく? とても心地良い空気に包まれているわね。
エアリーが、そんな私を見てニコニコとしていたわ。
「この辺りは、限られた者しか、入れません。私の一番お気に入りの場所なのよ」とエアリーは、とても嬉しそうにしていたわ。
滝にかなり近づくと、一頭の白い鹿が...、あれって! まるで絵本に出てきそうな、ユニコーンの角ようなものが付いてるわね。
エアリーは、私だけを手招きして、あとの者は決して進まないように、言っていたわ。
私はエアリーに合わせて、ゆっくりと向こう岸へ、渡っていたわ。顔は馬ではなく、鹿の顔をしているのよ。
向こうも気付いていて、少しづつ、こちらに近づいてきたわよ。
エアリーが念話で「あれはね、神獣のユニコーンなのよ」って、え! そうなのね!
私は、ユニコーンって、馬だとばかり思っていたのよ。
エアリーは、ゆっくりと、撫でていたの。手招きするので、私もそうっと、撫でてみたの。
ユニコーンは、私に甘えてきてるみたいね。
エアリーが念話で「あなたの神格化を分かっているから、大丈夫よ」って言っているの。
そう、本によっては、ユニコーンは、とても獰猛な生き物になっていたわね。いま頃思い出したの。
でも、私が撫でても、心地よさそうにして、甘えているのよ。私も楽しくなってきたわ =^_^=
それから、そこを離れて向こう岸へ戻っているわ。
エアリーがまた念話で「なかなか、できない体験だったでしょう?」
私も念話で「伝説の神獣、ユニコーンに会わせてくれて。ありがとう」と言ったの。
私にとっては、今日は、紹介のサプライズもあるけど。きょう、一番のサプライスだったのよ!! =^_^=
次回は、レリアのズルイ です
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「ストーリー」に工夫をしております。エピソードに『オヤ』程度でも感じられれば、単純に
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