#137 ○エミリアの真夏の夜のゆめ(28) 〔その3〕 王女エミリア
①○エミリアの真夏の夜のゆめ(28) #137 〔その1〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...私の夏休み
②○エミリアの真夏の夜のゆめ(28) #137 〔その2〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...エアリーの邑
③○エミリアの真夏の夜のゆめ(28) #137 〔その3〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...邑の男エルフ
長老の息子たちの視線が、エミリアの...
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...邑の男エルフ
あ、エアリーの祠に来たね。
レリアが「エミリアさん、でもこれって神社? お宮? くらいあますよね」
あれって、エルフの巫女さんですね。とレリアが。
「お帰りなさい、エアリー様、お客様ですか?」
「以前来られた、エミリアさん? 人種族の『聖女』様の姿ですか? たしか、ハイエルフでしたわね」
「ええ、こんにちは。そうよエミリアよ、ハイエルフだからね」と私は、エルフ耳にしていたわ。
「こちらは、私の友達でレリアよ。人種族だからね」
「こんにちは、巫女さん。私はレリアよ、よろしくね」
「エエッと、エアリー様。人種族のままで、神殿に連れて行かれるのですか?」
「エミリア、見かけだけは、何とかしてね。お願いよ」
「レリア、このアイテムを使って」とアイテムを渡したの。
レリアが指にはめると、エルフ耳になったわ。
「エアリー、これで、いいかしら?」
「うん、これならハーフエルフに見えるわね。これでいいわよ」とエアリーからOKをもらったの。
神殿の方へ入って行くと、床に膝を付いて、エルフの長老とその息子がいたの。
「何度も、エルフの里をお救いくださり、ありがとうございます」と、お礼を言われたの。
でも、エアリーも、私も気付いたわ。二人の息子はエミリアの胸に視線が固定されているわ。
エアリーが、エミリアでは、お礼の言葉が済んだから、いいわね。と、促してくれている。
私は、「はい、分かりました。エアリーは、お友達です。ですから、この邑ともお友達です」と応えて、終わりにしたわ。
二人の息子は、名残り惜しそうに、退室していった。
エアリーが「ほら、エミリア分かるでしょう。もうその服は、着替えなさいね」
エアリーが、キチットした着物風の巫女服を出してくれたわ。それで、着替えて見たの。
うん、帯でキチットしまって揺れないわね。これでいい? とエアリーに聞いてみたの。
ええ、それならば、大丈夫ね。あれだけ、ユサユサとさせたら、大変なんだからね。
私達は、大きな池のほとりへ、向かっていました。あ、これ、池に魚がいて、日本の庭園の池みたいね。
昔の勇者達が、設計をしたのよ。と言っていたわ。なるほど、日本から召喚の勇者達なのね。
次回は、結界の展開 です
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