#136 ○エミリアの真夏の夜のゆめ(27) 〔その5〕 王女エミリア
①○エミリアの真夏の夜のゆめ(27) #136 〔その1〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...『緑』のリスク
②○エミリアの真夏の夜のゆめ(27) #136 〔その2〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...帝国と友好へ
③○エミリアの真夏の夜のゆめ(27) #136 〔その3〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...クリスの企み
④○エミリアの真夏の夜のゆめ(27) #136 〔その4〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...え!皇妃って
⑤○エミリアの真夏の夜のゆめ(27) #136 〔その5〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...横に並ぶ関係
横に並ぶ関係の皇妃を...
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...横に並ぶ関係
私は、殿下、聖女様へ「上下の関係なら、主従の関係みたいなものかもしれませんね。また、政略結婚でも帝国は、主に立ちますわ」
「お二人は、私から見ると、お互いに横に並び、支え合える関係を、築けるような間柄に見えますわ」
「せかっく、良い関係の築ける同士が、距離を置くのは、勿体ないことですわ」
「この中に私が入ると、どうなりますか? 調和がとれた関係に、発展するとお思もいですか?」
「一面だけをとらえず、多面的に検討をして行きましょう、まだ、まだ伸びしろがある年齢ですからね」
ここで、年の功。修道院長が、今日や明日に結論が必要でしょうか? そこをお考えになっても、よろしいかと思いますよ。
『皇太子殿下』がやっと、発言が出来た。
東エルムズ国の婚礼も、王女エミリア殿は乞われていたけれど、『ワンダー聖女』のフィリアーナ嬢を推薦されていた。
「私は、皇帝や国王と妃の関係は、王女エミリア殿から、ご進言頂いた関係が、ふさわしいと思いました」
「いましばらくは、検討をしたいと思います」
そう言いながら、聖女様をズーット見ていたわよね。
「互いに検討を続けよう」と、聖女様に声をかけていたわ。
私は、『プチ・エリクサー』は、お渡ししましたので、これで退出させて頂きます。と帝都修道院を後にしたわ。
帰りの馬車で、レリアが「エミリアさん、皇妃って辞退をしたのは、もったいなくないですか?」と聞いてきたわ。
「では、レリアはどうですか? いまなら恩を売っているから、側妃の枠くらいは頂けますよ。即答をしなさいね」
「ええ!! 突然ですか!! ウーン、私にはその立場が必要ないです」
「私も、そういう気持ちですよ。レリア、分かってもらえましたわね」とレリアと一緒に笑っていたわ =^_^=
私には、『皇太子殿下』と帝国の『聖女様』が、一緒になることを、期待したかったわ。
帰りの馬車が、私の大好きな夕日を浴びていたので、久し振りに、昔を思い出せていたわ。
あの、エミリアって、いまは、何をやっているのかな。
レリアが「エミリアさん、あの風の精霊さん。エアリーさんの所に行かれるんですよね?」
「つかの間の夏休みでも、女王エリーヌ様の婚礼前に取らないと、取れなくなってしますよ?」
「そうね、私も夏休みを取ろうかな。レリアも取っていなんでしょう?」
「出来れば、精霊さんの所に連れて行ってくださいな」
「いいわ、一緒に行きましょうね」
次回は、私の夏休み です
私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。
できるだけ、「ギャグ」に寄せるよう工夫をしております。エピソードに『クス』程度でもあれば、単純に顔マークしていただくと、「ギャグ」に寄せる工夫に張が出ます。よろしくお願いします=^_^=




