#135 ○エミリアの真夏の夜のゆめ(26) 〔その4〕 王女エミリア
①○エミリアの真夏の夜のゆめ(26) #135 〔その1〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...帝都へ到着
②○エミリアの真夏の夜のゆめ(26) #135 〔その2〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...ショーの開幕
③○エミリアの真夏の夜のゆめ(26) #135 〔その3〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...真の姿登場
④○エミリアの真夏の夜のゆめ(26) #135 〔その4〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...環境は無常
王女エミリアに...
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...環境は無常
「はい。それでは、『黄:金剛石・長寿命』は、何があっても死に至りません。過去の方が求めたものに近いですわ」
「でも、本当にそれだけで良いのでしょうか? 悠久の千年から見れば、50年は僅かな時間です。僅か50年で、こちらの比較的若い側近の方までもが、存在していません」
「また、星降りや、火山の活動で、焦土となって、周囲に人々が存在しなくても、死にません。食事がなくても、飢えや渇きがありますが、死にません」
「その意味を理解した上で、『黄:金剛石・長寿命』は、お選びくださいね」
「では、そなたに聞く!! もしや、そんな時であっても死ねないのでは、ないのか?」
「はい、私は生き残ってしまうと思いますよ」
「では、どうするのだ!!」
「エエッと、ここだけの話にしてください。私は、自由にどこでも行けます。天空を飛べますから」
「この大陸の、反対側の大陸まで行けば、生活可能な環境くらいは、残っていますわ」
「なるほど。ではそなたを手に入れてしまえば、千年は、何とか生活でき、寂しくもないのだな!!」
「まあそうですが。でもこれは失礼な発言になりますが...」
「申してみよ!!」
「エエッと、皇帝を尊敬してますが、お歳が...ええ、若い方のほうがいいですわね!」
「む!! 『黄:金剛石・長寿命』は、若返らんのか!!」
「あ! はい。説明が抜けておりました。今のお歳のまま、千年死なない長寿になりますわ」
「なに!! このままで、千年も生きるのか!! では、そなたはどうじゃな!!」
「まあ、千年もすれば、シワシワでしょうね。でも、いまは18歳ですが、900年はこのままですわね」
「何とかならんのか!!」
「まあ、『緑:若返り・長寿命』を選べば、魂魄のお歳は55ですから、45歳ですかね。人生50年の少し手前ですわね =^_^=」
「なんじゃ!! これは、20年まで若返らんのか!! もう少し、20年まで何とかならんのか?」
「そうですね『緑:若返り・長寿命』に手を加えて...、でも若返り過ぎるリスクもありますわよ!!」
「かまわん!! 30年まで若返っても、25歳じゃな!! そなたは、ワシが25歳はどうじゃな!!」
「ええ、そのほうが歓迎しますわ」
次回は、『緑』のリスク です
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