#133 ○エミリアの真夏の夜のゆめ(24) 〔その5〕 王女エミリア
①○エミリアの真夏の夜のゆめ(24) #133 〔その1〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...ウワサって重要
②○エミリアの真夏の夜のゆめ(24) #133 〔その2〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...事態の収拾
③○エミリアの真夏の夜のゆめ(24) #133 〔その3〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...事態の収集その2
④○エミリアの真夏の夜のゆめ(24) #133 〔その4〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...ウワサは続く
⑤○エミリアの真夏の夜のゆめ(24) #133 〔その5〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...ウワサで釣った
ウワサで釣った者は、...
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...ウワサで釣った
東エルムズ国の議会の会議は、無事に終えたわ。ルキウス殿も、いまの情勢では王都の居城に残ることになった。
山岳地帯に設置した、ため池への汲み上げ設備も一時しのぎだから、フィリアが毎月一回チェックにくることになったわ。
もっともルキウス殿も、フィリアが毎月一回のチェックを口実に、会いに来れるために、とても嬉しそうにしていたわ =^_^=
数日中には、両国から同時に発信する、『婚約の公表』がある予定になったの。
さて、ソロソロ、次の対象者が釣れてくれる頃かしらね。
フィリアの大好きな、シールド飛行体のタンデム飛行、先頭はフィリアで、わが国の王都へ戻るの。
飛行中に、リリー(リリーアーヌ)から、魔導通信機の連絡があったの。
「王女エミリアとフィリア、今日はご苦労様ね。それで、エミリアから頼まれていた、貿易品目の再交渉に、同行ができることになったわよ」
「あなた、帝国の皇帝とごく側近だけの会談を、良く許可を受けたわね、本当は何を企んでいるのか聞きたいんだけどね」
「ええ、これは成功した時に、ご報告いたします」
「それと、アリー(アリシア)から、治癒院の治癒事例を、皇帝に流したのは聞いているからね。皇帝って、何か患っているの?」
「まあ、そうですね。超大国の長になると、もうそれなりのお歳になります。必ず患う願望的な病があるんです。とだけ、申し上げておきますわ」
「ねえ、エリー(エリーヌ)聞こえてるでしょう。超大国の長がかかる、願望的な病って分かる?」
「ええ、そうよね。エミリアあのね、私達は超大国の長じゃないから、その願望的な病って分からないわよ!!」
「ええ、ですから、成功した時にお知らせしますの。聞けば、『ああ、そんなこと!!』と思うくらいに知られてますから」
「ふーん。じゃあ、取り敢えず、宰相達の訪問団に入れておくね。『ワンダー聖女』エミリアとその同行者レリアでいいのね」
「はい、それで。フィリアと護衛のセリアは、王都に残ってもらいますから、心配しないでくださいね」
そして、東エルムズ国のルキウス殿との婚約発表時期も、再交渉前になるとの見込みだったの。いいタイミングになるわね。
私は、超大物が釣れちゃったわね !(^^)!、と思ったの!!
次回は、女神クリスと会う です
私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。
できるだけ、「ギャグ」に寄せるよう工夫をしております。エピソードに『クス』程度でもあれば、単純に顔マークしていただくと、「ギャグ」に寄せる工夫に張が出ます。よろしくお願いします=^_^=




