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勝手に召喚! 身代わり王女は困ります。 侍女のザマーとハピエンに転がされ? それなら自由に生きてやる!  作者: Aprツツジ
二章 エルムズ王国動乱

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52/797

#50 ○エルムズ王国の新たな夜明け(4)3/3

エピソードを分割して軽量化をしています


①女王エリーヌの政務の始まり【政務その4】#50 1/3

〔お妃の相談事〕誰が...正妃...?


②女王エリーヌの政務の始まり【政務その4】#50 2/3

〔ざまぁ→王太子・コゼット(4)〕


③女王エリーヌの政務の始まり【政務その4】#50 3/3

〔ざまぁ→王太子・コゼット(5)〕




◇◇女王エリーヌの政務の始まり【政務その4】


〔ざまぁ→王太子・コゼット(5)〕


 そして、宰相からは、罪状は一通り、読み上げましたが、まだ皆さんにも疑問に思うことがあると思います。


 これから、王女エリーヌから、それを詰問致します。


 王女エリーヌ(アリシア)は、元王太子殿下の檻へと進んだ。


 そして、一緒の檻にいる、元王太子妃コゼットへ声をかけた。


 「コゼット、あなたは、私の兄上をどう思いますか?」


 コゼットは「ああーん! 何だとーーー!! こんなバカは利用しただけに決まっているだろーーー!! じゃなきゃ、誰も相手にしねーよなーーー!!」と大声で、まるで吠えていた。


 次に元王太子殿下へ、顔を向けると、オモイッキリ、いきどおっていた。


 王女エリーヌ(アリシア)は、元王太子殿下は思いっ切り、真相を話してくれると期待した。


 「えーと、兄上...」口ごもってしまったーーー!! アリシアは、ああーああ、これはどーしーよーと思っていたが。


 元王太子殿下が「ああ、分かっているよ。エリー、我が妹よ」


 「オレは、早く気がついていれば、こんなことには、ならなかたんだーーー!! 後悔するしかないなーーー!!」


 「シュウプリモス公爵令嬢エミアーヌの婚約破棄について、真相を話しましょう」


 「3年前に、国王だった父が病に臥せった時に、コゼットが近づいてきたんだ」


 「それまで、父や母からこの国の未来のためにと、色々と厳しく育てられてきたから、優しい言葉に惑わされたんだ」


 「それで、エミアーヌ嬢のアドバイスが疎ましく思えてきたんだ」


 「コゼットから、色々とエミアーヌ嬢のウワサを聞込んで、更に疑ってしまったのが始まりだー」


 「私は、段々と周りの人達の助言を聞かなくなっていったんだ」


 「私が、婚約破棄の時の断罪は、全てコゼットの言葉を丸飲みにした結果なんだーーー!!」


 「なーーー!! そうだろ、コゼットーーー!!」


 「そんなのは、当たり前だろー! エミアーヌは、お前と違って、キチットとしていたよーーー!! だまされる方が悪いんだよーーー!! ハハーーハハ!」



 アリシアは、これでいいかなー、とエミアーヌとリリアーヌを見たら、2人共首をコク、コク、っとしていたーーー!!


 エミリアを見ると、同じように首をコク、っとしていた。


 ところが、リザリア師匠は、少し渋い顔をしていたーーー!! うーん、どーしよーーー!! でも、エミリアが何とかしてくれそうな気がしてきた。



 宰相から「これが王女エリーヌからの詰問の結果でございます」


 「王女エリーヌ、ありがとうございました」


 「2年前の婚約破棄の断罪は、冤罪であることが証明されました」


 「2年間のお辛い思いが、晴れて良かったと思います」


 王都民から、拍手や称賛の声「俺達は冤罪だと思っていたんだーーー!!」などが鳴り響いていた。


 王女エリーヌから「婚約破棄については、王家の叱責になります。後日、改めてシュウプリモス公爵家と相談させていただきます」



 宰相から「これはすぐにウワサが王都に届きますのでお知らせします」


 「すでに、南地方では王女エリーヌから『女王エリーヌ』が国民から認知されてございます」と公表した。


 すると、王都民から、拍手や称賛の声「女王エリーヌ」が連呼されて、鳴り響いていた。


 王女エリーヌは、ゆうくっりと周りを見渡しながら、手を振っていた。


 宰相は、王都民からの拍手や称賛の声が、静まるのを待っていた。


 宰相から「『女王エリーヌ』の即位式については、また別に、高札こうさつやお知らせを公布します」と締めくくった。



 城内へ戻るときに宰相から「婚約破棄の件がひと段落したら、エミアーヌ嬢、うちのシルバー(シルバーリオン)との婚約を発表できるように進めましょう」と言っていた。


 エミアーヌは、とても嬉しそうな顔をしていたーーー!!


 リリアーヌも、とても嬉しそうに軽く拍手をしていた。


 みんなも「おめでとうー」と口々に言っていた。


 えー! そーいえば、宰相のご令息ブロード(ブロードリオン)は師匠ーと婚約していたけど、シルバーは聞いていなかったわねー。


 私の周りでも、そういうのは、ドンドンと進んでいるよねー!


 ハッー! 師匠が私を見ているーーー!! これは、また始まるなー!


 師匠が私に近づいて、小声で「だからー! もう体ごとユリウス様へ嫁いじゃえーーー!!」と言っていたーーー!!



私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。


できるだけ、「ギャグ」に寄せるよう工夫をしております。エピソードに『クス』程度でもあれば、単純に顔マークしていただくと、「ギャグ」に寄せる工夫に張が出ます。よろしくお願いします=^_^=


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