#50 ○エルムズ王国の新たな夜明け(4)3/3
エピソードを分割して軽量化をしています
①女王エリーヌの政務の始まり【政務その4】#50 1/3
〔お妃の相談事〕誰が...正妃...?
②女王エリーヌの政務の始まり【政務その4】#50 2/3
〔ざまぁ→王太子・コゼット(4)〕
③女王エリーヌの政務の始まり【政務その4】#50 3/3
〔ざまぁ→王太子・コゼット(5)〕
◇◇女王エリーヌの政務の始まり【政務その4】
〔ざまぁ→王太子・コゼット(5)〕
そして、宰相からは、罪状は一通り、読み上げましたが、まだ皆さんにも疑問に思うことがあると思います。
これから、王女エリーヌから、それを詰問致します。
王女エリーヌ(アリシア)は、元王太子殿下の檻へと進んだ。
そして、一緒の檻にいる、元王太子妃コゼットへ声をかけた。
「コゼット、あなたは、私の兄上をどう思いますか?」
コゼットは「ああーん! 何だとーーー!! こんなバカは利用しただけに決まっているだろーーー!! じゃなきゃ、誰も相手にしねーよなーーー!!」と大声で、まるで吠えていた。
次に元王太子殿下へ、顔を向けると、オモイッキリ、憤っていた。
王女エリーヌ(アリシア)は、元王太子殿下は思いっ切り、真相を話してくれると期待した。
「えーと、兄上...」口ごもってしまったーーー!! アリシアは、ああーああ、これはどーしーよーと思っていたが。
元王太子殿下が「ああ、分かっているよ。エリー、我が妹よ」
「オレは、早く気がついていれば、こんなことには、ならなかたんだーーー!! 後悔するしかないなーーー!!」
「シュウプリモス公爵令嬢エミアーヌの婚約破棄について、真相を話しましょう」
「3年前に、国王だった父が病に臥せった時に、コゼットが近づいてきたんだ」
「それまで、父や母からこの国の未来のためにと、色々と厳しく育てられてきたから、優しい言葉に惑わされたんだ」
「それで、エミアーヌ嬢のアドバイスが疎ましく思えてきたんだ」
「コゼットから、色々とエミアーヌ嬢のウワサを聞込んで、更に疑ってしまったのが始まりだー」
「私は、段々と周りの人達の助言を聞かなくなっていったんだ」
「私が、婚約破棄の時の断罪は、全てコゼットの言葉を丸飲みにした結果なんだーーー!!」
「なーーー!! そうだろ、コゼットーーー!!」
「そんなのは、当たり前だろー! エミアーヌは、お前と違って、キチットとしていたよーーー!! だまされる方が悪いんだよーーー!! ハハーーハハ!」
アリシアは、これでいいかなー、とエミアーヌとリリアーヌを見たら、2人共首をコク、コク、っとしていたーーー!!
エミリアを見ると、同じように首をコク、っとしていた。
ところが、リザリア師匠は、少し渋い顔をしていたーーー!! うーん、どーしよーーー!! でも、エミリアが何とかしてくれそうな気がしてきた。
宰相から「これが王女エリーヌからの詰問の結果でございます」
「王女エリーヌ、ありがとうございました」
「2年前の婚約破棄の断罪は、冤罪であることが証明されました」
「2年間のお辛い思いが、晴れて良かったと思います」
王都民から、拍手や称賛の声「俺達は冤罪だと思っていたんだーーー!!」などが鳴り響いていた。
王女エリーヌから「婚約破棄については、王家の叱責になります。後日、改めてシュウプリモス公爵家と相談させていただきます」
宰相から「これはすぐにウワサが王都に届きますのでお知らせします」
「すでに、南地方では王女エリーヌから『女王エリーヌ』が国民から認知されてございます」と公表した。
すると、王都民から、拍手や称賛の声「女王エリーヌ」が連呼されて、鳴り響いていた。
王女エリーヌは、ゆうくっりと周りを見渡しながら、手を振っていた。
宰相は、王都民からの拍手や称賛の声が、静まるのを待っていた。
宰相から「『女王エリーヌ』の即位式については、また別に、高札やお知らせを公布します」と締めくくった。
城内へ戻るときに宰相から「婚約破棄の件がひと段落したら、エミアーヌ嬢、うちのシルバー(シルバーリオン)との婚約を発表できるように進めましょう」と言っていた。
エミアーヌは、とても嬉しそうな顔をしていたーーー!!
リリアーヌも、とても嬉しそうに軽く拍手をしていた。
みんなも「おめでとうー」と口々に言っていた。
えー! そーいえば、宰相のご令息ブロード(ブロードリオン)は師匠ーと婚約していたけど、シルバーは聞いていなかったわねー。
私の周りでも、そういうのは、ドンドンと進んでいるよねー!
ハッー! 師匠が私を見ているーーー!! これは、また始まるなー!
師匠が私に近づいて、小声で「だからー! もう体ごとユリウス様へ嫁いじゃえーーー!!」と言っていたーーー!!
私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。
できるだけ、「ギャグ」に寄せるよう工夫をしております。エピソードに『クス』程度でもあれば、単純に顔マークしていただくと、「ギャグ」に寄せる工夫に張が出ます。よろしくお願いします=^_^=




