#133 ○エミリアの真夏の夜のゆめ(24) 〔その3〕 王女エミリア
①○エミリアの真夏の夜のゆめ(24) #133 〔その1〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...ウワサって重要
②○エミリアの真夏の夜のゆめ(24) #133 〔その2〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...事態の収拾
③○エミリアの真夏の夜のゆめ(24) #133 〔その3〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...事態の収集その2
ウワサからの事態の収拾、収める、...
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...事態の収拾その2
「良いか、エルムズ国の聖女二人が、天空より舞い降りる。我に従うなら、話を聞くが良い。聖女様が扱うのじゃ、安堵しなされーーー!!」
そして、私達は上空で球体シールドへ移っていた。夕日を反射して紅色に輝いていた。
私達は、白の聖女服姿が見えるようにしていたわ。ゆっくりと上空から降りていったわ。
私の白の聖女服は、銀色のラインが輝き、襟には『ワンダー聖女』のマークが入っているの、この人がウワサの聖女エミリア様。
そして、フィリアには、神殿の紋章が織り込まれているだけなので、見習いの聖女様だと思ったようね。
そして、第一声はルキウス殿からでした。ヘッドセットのスピーカをつないだの。
「私は東エルムズ国のルキウスである。我が議会は、エルムズ国の2人の聖女へ、交渉代表の代行者と認定し、交渉権を与えている。まずは、我が国の民であることを選択せよ!!」と、例の大きく響き渡る声で伝えたわ。
みんなは、全員が「東エルムズ国繁栄!! 東エルムズ国に光あれ!!」と何度も、繰り返し叫んでいたわ。
ここはフィリアへ譲り「フィリアです、ルキウス様。この山岳地帯の民は、再び東エルムズ国の民を選びましたわーーー!!」と堂々と宣言したの !(^^)!
そして、その場でルキウス殿から、続けての発言があったの。
「我が議会は、エルムズ国の2人の聖女が水龍に好かれ、再び東エルムズ国を一つにしたことを、大変感謝しているーーー!!」
「その功績に報いること、エルムズ国と関係を深くするため、聖女見習いのフィリアを我が妃に選ぶことを決定したーーー!!」
その時に、私はフィリアの手を高々と、上げさせたわ!! (ボクシングのレフェリー? みたいな!)
「王妃フィリア様ーーー!!」と繰り返し、皆さんは叫んでくれたの !(^^)!
リリーアーヌが手を回す前に、東エルムズ国の王妃として、フィリアは迎え入れることが、決まっちゃたのよね!!
でも、嬉しいな!! 私が育てた『ワンダー聖女』が、婚約まで進んでくれたわ。
ルキウス殿とフィリアの心を射止めた『愛のキューピット』さん。エミリアは、ここまで頑張りましたわよ!! =^_^=
そして私達は、領主様達の案内で、この高原のため池まで案内をしてもらったの。風車ができるまでの一時しのぎです。
低地の湖までの高低差は11mくらい? 真空ポンプは10mまでだけどね。もう少し周りを見てみよう。
ため池は崖の際にあって、下を見ると中段みたいに窪みがあったわ。今は、雨水が溜まって藻がわいているけど、洗浄だね。
それで2人で、中段を洗浄して、シールド・チューブを作り、二段階真空ポンプで、簡易汲み上げ器具を作ったの。
試運転は、フィリアが風魔法でシールド・チューブを真空にする。最初は、中段に水が汲み上がった。
次は中段から、ため池まで水が汲み上がったの。ここで、一斉に歓声があがったわ。
山岳地帯の民は、とても嬉しそうにしてました !(^^)!
次回は、ウワサは続く です
私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。
できるだけ、「ギャグ」に寄せるよう工夫をしております。エピソードに『クス』程度でもあれば、単純に顔マークしていただくと、「ギャグ」に寄せる工夫に張が出ます。よろしくお願いします=^_^=




