#133 ○エミリアの真夏の夜のゆめ(24) 〔その1〕 王女エミリア
①○エミリアの真夏の夜のゆめ(24) #133 〔その1〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...ウワサって重要
ウワサの波及って?...
ルキウス殿と補佐官は、至急本国(東エルムズ国)に戻って行ったの。
ルキウス殿と補佐官は、自国の王都に戻って、直ぐに驚いたことは、ウワサが飛び交っていることだった。
私は、二人にマーキング・ピクシーを付けて(安全確保が必要...とかですよ!)おいたわ。
帝国が情報を飛び交わせているからだね。そして、こちら側もそれを、利用して(便乗もしてるよ!)増幅もしているの !(^^)!
すでに、東エルムズ国の山岳地帯に、帝国がドレイクの竜騎兵を駐屯させていることは知られていた(ありがと、リグバル殿)。
それは、周辺の住民が素早く報告してたから。そして『人の口には戸は立てられない』の通りに、次々と報告やウワサも立っていた。
「山岳地帯は飛び地で帝国領になりたがっている」、「山岳地帯は帝国兵で溢れている」、「あの山岳地帯にこそ、星降りが来い!」
と次々とエスカレーションと情報の付加がされて行く!! 突然こうなると、普通は密かに政権奪取を狙うものだから、焦っていく。
すでに、自主的に山岳地帯との、街道封鎖は、領主単位に実施していた。
これでは、籠城もできずに、また帝国に支援をもらえば、明らかに帝国勢とみなされる。当然のこと、東エルムズ国民でなくなる!!
この後、各領主が領兵を集めてる。とのウワサだけでも、王都からの挙兵・行軍は不要になるかもしれない。
私とフィリアは、リリー(リリーアーヌ)の部屋で、エリー(女王エリーヌ)も一緒になって、マーキング・ピクシーの監視からのモニター映像を見ていたわ。
この状況になっていく様子を見て、この部屋の二人は脅威に感じていたようね。この国で敵にしちゃいけない存在だと!!
エリーとリリーに、頃合いだから、私とフィリアは、ルキウス殿、補佐官と合流するからね。ちょっと行ってくるね =^_^=
私は、フィリアの大好きな、シールド飛行体のタンデム飛行で、東エルムズ国の王都へ向かったわ。
ルキウス殿には、リザリア師匠作成の魔導通信機を渡してあるの。私は、後ろの座席から連絡を取っていたわ(これ、ヘッドセットですからね)。
ルキウス殿、補佐官は、この状況の収集を図るよう、王都の重臣達から懇願されていた(当然よね!)。
その中で、私が連絡をしたので(令和のボキャブラ少ないの!使うね)『地獄に仏をみた』感動があったようだったの !(^^)!
私は、ルキウス殿へ山岳地帯との交渉を始めて、『降伏・和解必須』なのよと、言い方だけ? 柔らかくしてみたの。
「そんなのは、無理ですよ!!」と瞬時に、ルキウス殿から返ってきたわ。
それなら、交渉権を私とフィリアに渡し、交渉代表の代行者の採決をしなさいね、と柔らか目に言ってみたの。
ヘッドセットを通して、議会の採決・承認を得るようすが、伝わってきたの !(^^)!
次回は、事態の収集 です
私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。
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