#131 ○エミリアの真夏の夜のゆめ(21) 〔その2〕 王女エミリア
①○エミリアの真夏の夜のゆめ(21) #131 〔その1〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...『ワンダー聖女』認定
②○エミリアの真夏の夜のゆめ(21) #131 〔その2〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...帝国の工作Ⅰ
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...帝国の工作Ⅰ
私は、自分の部屋に戻ると、ネズミさん達をお茶をして待っていたわ。
しばらくすると、「やあ、エミリア」いつもの挨拶で、ミラが出て来た。
「真の王妃様。こんにちは」とミリも出て来た。
ミリが「さっきの話ですが、『強硬派の枢機卿』、『修道女長』も、家族が帝国の奴らに、人質にされているんですよ!」
「ええ! 影は何してるんだろうね?」
「それは、探索に来るのを待ち伏せされていたんですよ。尾行されて、同じように、家族が帝国の奴らに、人質にされているんですよ!」
「ええ! 影も妻帯者だったの?」
「いいえ、ご両親ですよ。これは仕方がないですね」
「もう! うちの国って甘すぎるわね!」
「俺も、そう思うよ。でも帝国も、いい勝負だと思いますよ」
「どうして?」
「王都のNO.2を、エミリア達が捕らえたでしょう。それなのに、NO.1は、家族が夏の観光に来てるんだよ」
「ええ! そうなんだ。そこまで探っているの? じゃあ、ミリとミラから提案が出そうなのね」
「いいえ、そこまで、だいそれた内容じゃあないですね。単純に、NO.1の家族を人質にすれば」ですよとミラが。
「そうよね。それよりも、何でいま見て来たように、わかるのかな?」
「え! 今さらですか? 道端や路地のみぞから仲間が目撃してますよ。それと、エミリアの関心に対応してるからじゃないか」
「こら! ミラ! 真の王妃様に、その言い方は失礼だろう!」とミリが。
「いいわ。じゃあ、NO.1の家族の居場所を教えてね。それと、ミリとミラにお茶と焼き菓子があるよ、食べてってね」
私は、影を動かす手間を省いた。レリアたちと連絡を取って、連携をお願いしたの。
私は、マーキング・ピクシー達を呼び出して、NO.1とその家族へ派遣したの。
そして、私は王城の地下牢へセリア達と向かったわ。
私は、王城の地下牢から、派遣したマーキング・ピクシー達とマークされた人達を、呼出し転移したわ。
ふたつの牢に、NO.1とその家族を転移させたの。それから、NO.1と交渉をしたわ。
帝国の王都エージェントから、NO.1へ、救出の連絡があった。そして、居場所を教えさせたの。
さすが、帝国のエージェント、直ぐに救出に現れたわ。地下牢に、王女エミリアが、護衛たった一人といるのを発見した!
次回は、帝国の工作Ⅰ-② です
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