#130 ○エミリアの真夏の夜のゆめ(20) 〔その2〕 王女エミリア
①○エミリアの真夏の夜のゆめ(20) #130 〔その1〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...《緑の聖女》
②○エミリアの真夏の夜のゆめ(20) #130 〔その2〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...《緑の聖女》②
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...《緑の聖女》②
私は、それを見ると、草が繁殖していた。こちらも、私が植えた? だったの。
でも見たことはある植物ね。一本ちぎると、あれ! この根元の匂い。ニンニクっぽいわ。ええ! これって「ニラ」じゃない!
後で、もらって帰ろう。餃子を作ろうかな? それともニラ玉もいいわね! おつまみにしようかな! いえ、いえ、いえ違うわ!
一束分ちぎって、その後に、フィリアに草魔法を発動してもらったの。生育の早いニラは、スクスクと伸びていったわ。
やったーーー!! 成功よ、フィリア、草魔法は、これでいいわーーー!!
フィリアも目に見える成長だったので、初めてだから、驚いていたけど。ニラは、スクスクと成長して、嬉しそうにしていたわ。
後は、治癒と併せて経験を積みながら、磨いていこうね。
アリーは「ああ、この方が東エルムズ国の次期王妃候補のフィリアなのね。もう草魔法が使えるんだ」と言っていた。
ああ! しまった! フィリアを紹介していなかった。
「アリー紹介が遅れました。こちらが、フィリアーナ。ご存知の通り、東エルムズ国の次期王妃候補になる方ですわ」
「フィリア、こちらが、アリシア。この国の2人目の側妃になる方です」と紹介をしたわ。
「もう、エミリアったら、今頃紹介をして! 《緑の聖女》の仕上げを、急いでいるのよね。いいわ、よろしくね、フィリア」
「はい、こちらこそ、よろしくお願いします」
「それから、エミリアがつかんでいる、雑草はみたいなの。これって、マリアが巡行に行った後で、植えていたからね」
「ああ! これって、マリア姉が植えていたんだね」そうなんだ。
「何でも、この草を豆醤(醤油)で漬けると言っていたよ。それで、エミリアにサプライズするって。いまは、行方不明だけどね」
「そうだったんだ! アリー教えてくれて、ありがとう。また、もらいに来るからね」(ニラの醤油漬けね! いいわね!)
そして、フィリアの部屋に戻った。
私は「フィリア、次は《光の聖女》並みの、治癒力強化をするからね」と、言ったの。
私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。
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