#129 ○エミリアの真夏の夜のゆめ(19) 〔その2〕 王女エミリア
①○エミリアの真夏の夜のゆめ(19) #129 〔その1〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...婚約を調える!
②○エミリアの真夏の夜のゆめ(19) #129 〔その2〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...闇からの手!
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...闇からの手!
今朝も師匠―は、いつものように、ポーとしながらスムージーを飲んでいる。
今日は、師匠ーへグァバ風とパッションオレンジ風の実を見つけたから、これをミックスにしたわ。これを微笑みながら、ポーとゆっくり飲んでいる。
エルナちゃんも朝食は、タマゴサンドを食べ、付け合わせの野菜もチャント食べている。マヨネーズ効果は有効みたいね。
あれ! エルナちゃんの変化に気付いたわ。最近のエルナちゃんは胸が...いえ、女子力が上がってふくよかになっているわ。
エルナちゃんは、私の視線に気づいていたわ。もうドヤ顔で、笑っているの。
「エミリア! 私のどこを見て、驚いているの? 私はまだ成長期ですからね」
「エルナちゃん、そこは成長期とは関係がないわよ。私もまだ成長の余地はありますから」と、少しむきになって言ってしまったの。
エルナちゃんは「そうね。マリアも、とても育っていたことがあったわね。でもエミリアはまだ、そんなの見たことがないよ」
私は「まだアル(騎士団長)と婚約中だから、つつましくしてますの」と遊んで見たわ。エルナちゃんったら、吹き出して笑ってる!
ここ最近は、フィリアの警護で、セリアと交代でレリアが夜番に王城へ行っているの。
それで、レリアがマリアのように塔へ来て、夜中に私のベッドに潜り込んで寝てしまうわ。私を抱き枕みたいにキュッとしてね。
王城へ転移して私の部屋にいると、レリアが来たの。
「最近、中々捕まらないネズミがいて困っていますよ」と、レリアが言っていたわ。珍しいわね!
「帝国も、東エルムズ国の王妃競争に、競り負けているからね。結構必死になってレベルが高いのを派遣しているようね」
「でも、マリア姉の直伝、アイアン・ニードルが、当たらないんですよ」
「それは大変ね、分かったわ。今夜は魔導師エミリアになって、レリアに協力をするわね」
「これを見過ごしたら、フィリアが大変なことになっちゃうからね」
夜になった。貴族街の塔には戻らずに、魔導師エミリアになって、王城を警備してるの。
うん、いまレリアが、アイアン・ニードルを撃って、当たらないのを見たわ。なるほどね、分かったわよ。
次回は、闇からの手②
私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。
できるだけ、「ギャグ」に寄せるよう工夫をしております。エピソードに『クス』程度でもあれば、単純に顔マークしていただくと、「ギャグ」に寄せる工夫に張が出ます。よろしくお願いします=^_^=




