#128 ○エミリアの真夏の夜のゆめ(18) 〔その4〕 王女エミリア
①○エミリアの真夏の夜のゆめ(18) #128 〔その1〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...東エルムズ国!
②○エミリアの真夏の夜のゆめ(18) #128 〔その2〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...私エミリア!
③○エミリアの真夏の夜のゆめ(18) #128 〔その3〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...本領発揮!
④○エミリアの真夏の夜のゆめ(18) #128 〔その4〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...本領発揮②!
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...本領発揮②!
それは、父である公爵、後妻そして、その娘。あとは、屋敷の使用人達。
フィリアは、親戚であるルキウス殿からの、贈り物ですから、変なことではない。そう主張したわ。それは、当然だものね。
ところが、これを見せれば、婚約者は婚約を破棄して、公爵家の家名に泥を塗ることになる。とみんなで脅していたの。
それでルキウス殿に連絡を取ってみたわ。すると、婚約破棄後は、自分の侍女で来て、将来は一緒になろうと、返事があったわ。
フィリアは、元々仕方なく、政略結婚するつもりだったので、婚約を辞退することに承諾したの。
元々侯爵家の三男は素行が悪かった。だから、公爵は言葉巧みに、婚約者変更にもっていけたわ。
そして、その変更手続き中に事件が起きたの。あのコゼットとイザベラのエルムズ国分割の騒動が...。
その後、ルキウス殿は東エルムズ国の国王に決まった。そして、例の侯爵家は、あのエミリアに手を出して...潰れたの。
公爵家は、その侯爵家の関係から手を切るため、まだ書類上は婚約中だったフィリアを切って、修道院へ無理やり押し込んだの。
つまり、元々ルキウス殿とフィリアは、恋のキューピットに射止められていたわ。それを、私達がお膳立てしてあげるだけなの。
王女エミリアは、リリー(リリアーヌ)の手配で、王都修道院の修道院長へ会いに行ったわ(実は王女エリーヌとして、会ったから、久し振りなの)。
初めましての、挨拶の後でフィリアの、話を進めたの。元々、ルキウス殿との関係を話したわ。そして、私が『ワンダー聖女』の育成者であることも、神殿長から聞いていたようなの。
それと、フィリアは後妻の策略で、12才になると全ての国民が受ける、『加護の授かり』を受けていなかった。と、修道院長は怒っていたわ。それで、更にフィリアの味方になってくれたわ。
だから、フィリアは修道院に来てから、『加護の授かり』を受けて、聖属性の魔法が使えるようになったみたい。
そして、フィリア本人を呼んで、ルキウス殿との輿入れの計画を話したわ。フィリアはもちろん、とても喜んでくれたわ !(^^)!
「私でいいんですか?」と、何度も、何度も聞き返して、やっと信じてくれたわ。今までの境遇があったからね...。
「私が、ルキウスと一緒になって、王妃になれるなら、今までのことは、悪夢だったと思える」やっと、そう言ってくれたわ。
すでに、帝国側とは非公式な接触があったようなの。直ぐに、私の名前で接触を図ると、即日に面談に応じてくれたわ。
そして、私はフィリアと一緒に、ルキウス殿へ訪問に行きましたわ。
私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。
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