#126 ○エミリアの真夏の夜のゆめ(16) 〔その1〕 転換点
①○エミリアの真夏の夜のゆめ(16) #126 〔その1〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...マーピープル国市内!
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...マーピープル国市内!
城郭の門をくぐり、市内へ入りました。
市内を見ると、わあー! これは、各家のカベが塗装されていて、カベに絵が描かれていたり、模様のようなものもあります。
私のイメージだと、...スペインの街並み? とてもカラフルに彩られて、本当におとぎの絵本に飛び込んでしまったような...!! これって、人魚の国なのねーーー!!
中央が高くなって、お城がある。そして、中央が一番、日の光? を浴びているわね。
とても広い空洞のような市内でした。
市内の入り口には、横断幕で「歓迎します 救世主様」とあったわ。
私たちを見るなり、一斉に歓声と拍手のうねりのなかで、迎えられましたわ!! 良かった、歓迎されているわね。
市民の男女も、二本足で立っているの! えー! みなさんって、本当に人魚なんですよねー!!
と、みんなで一緒に、驚きながら、進んでいったわ。
市民の人達からは、ヒソヒソと話声が聞こえてくる。
「まるで昔の壁画にある、人種族の聖女様達? そのような服の方がいるわね。でもみなさん、エルフ耳だから、エルフなんだね!!」と。
そうよね、どの異世界にも聖女はいるし。普通は、一見するだけで、いかにも『聖女』!! って分かる服装よね!!
聖女服の者がいたほうが、やはり良かったようね =^_^=
お城に、到着しました。ここまで市内を見せてくれるとは、スラム街っぽいのは見かけなかったし。内政はしっかりとしていそうね。
お城はどこかで見たような。『ラグーン』でしたね。
更に、色彩が濃くなっている壁画やもようで飾られていたわ。
お城の門をくぐると、神官? いかにもって感じです。はじめましての、挨拶を交わしていました。
この神官さんが、先頭で私の話の相手をしていました。
神官さんは「今回来られた方の中には、人種族の聖女様がお二人と、魔法使いのお一人も、人種族の方ですね」と端的に発言されてしまったわ。
「そして、エルフの魔法使いがお二人(うん、ヒカルちゃんとルシアちゃんね)ですね」
「一番、変わっている方がいますね。ハイエルフの身を纏いながらも、神格がある。この方がこの世界の管理者ですね」
「その方は、あなただ。我々を微塵も疑わず、管理者が姿を表すのは、本当に稀なことです」
「我々を信じて、頂いていること。それと、人種族の方は、ハーフエルフとして、奏上致します。今後とも、懇意に」と言われて、しまったわ。
中々、実直な神官さんね。多分この方は、見た目は若いけれども、神殿長でしょうね。
「中々、見事な考察でしたわ。私がこの世界の管理者の代行ですわ、エミリアです。女神クリスに替りまして、よろしく」と簡単な会話に見せて、中身の濃い話をしていましたわ。
次回は、謁見と会見 です
私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。
できるだけ、「ギャグ」に寄せるよう工夫をしております。エピソードに『クス』程度でもあれば、単純に顔マークしていただくと、「ギャグ」に寄せる工夫に張が出ます。よろしくお願いします=^_^=




