#121 ○エミリアの真夏の夜のゆめ(11) 〔その3〕 転換点
①○エミリアの真夏の夜のゆめ(11) #121 〔その1〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...聖女様達は?
②○エミリアの真夏の夜のゆめ(11) #121 〔その2〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...聖女様達後始末
③○エミリアの真夏の夜のゆめ(11) #121 〔その3〕
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...聖女様とピクシー
◇◇夏のプライベート旅行...本日出発!...聖女様とピクシー
別館の屋上を見ると、聖女様達がいた。
私達が手を振ると、気付いたようで、飛行用シールドで、来てくれた。
エート、エミリアさん達って、シールドなしで、どうして浮いているんですか?
これは、服に直接浮遊属性を付与しているだけよ。こんな感じだと、ホウキに乗ったら、おとぎ話の魔女になるわね =^_^=
面白がって、聖女様達も、服に直接浮遊属性を付与して、空中にふわりと、浮いている。
さて、私達はここで、何をしているでしょうか? とユグドラシルの大きな枝の、付け根の下を指しているの。
すると、聖女様達は直ぐに気づいたわ。
「ああーーー!! これって、ピクシーちゃんですね。可愛いですね」
聖女様達は、一番ひとなつこい、セシルちゃんと、話をしているの。
「あなた達が、聖女様なのですね。竜族の方とは違い、マリアやエミリアと同じ、柔らかいオーラが出ていますネ」
「そうなのかしら、私達はあまり人のオーラは見ていないわ」
「どうしてですか? 私達はみてますけどね」
「うん、それはね、本当は見れるけど、人によって輝きが違うでしょ。それが私達は気になっちゃうのよ。だから見ないようにしているのよ」
「それって、ハッキリ、いっちゃうと、人によっては、かなりくすんでいるんでしょうか?」
「まあ、そうとも言えるわね」と聖女様達は、笑っていたわ =^_^=
セシルは「私達は、それなら、会わないようにしちゃいますよ」
「私達は、そんな人でも、悩みごとを聞いたりするのが、仕事だからね。だから気にならないように、してるのよ」
マリア姉と私は、聖女様達も大変なんだね。そんなことも、あるんだね。
「マリア姉は何を言ってるのよ、探知で周りの人のオーラを見てるから、悪意を持った人を探知できるんでしょうーーー!!」
「ああ、そうなんだ。あれはオーラをサーチしているんだよね。そういう見方で、見ていなかったわね。でもあれって、くすんでいるっていうよりも、変な色が濃くなっているんだよね」
「まあ、そうね。人によってオーラの色が違うんだけど。それが、変な色が濃く混ざっているんだよね。見たくないのは分かるわ」
聖女様達も、この世界にきて、けっこう開放的な発言が多くなってきたわね。
次回は、聖女様達草花と親しむ です
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「ストーリー」に工夫をしております。エピソードに『オヤ』程度でも感じられれば、単純に
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