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勝手に召喚! 身代わり王女は困ります。 侍女のザマーとハピエンに転がされ? それなら自由に生きてやる!  作者: Aprツツジ
二章 エルムズ王国動乱

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#40 ○現王妃イザベラと王太子妃コゼットの悪だくみ(16)

①王妃イザベラの和平交渉【波紋その12】

 西エルムズ国の国王ガルシアムへ...断罪!...


〔王都重臣達への訪問〕師匠への後始末

 エミリアを追い詰めた、イジリの黒幕は...




◇◇王妃イザベラの和平交渉【波紋その12】


〔王都重臣達への訪問〕師匠への後始末


 私達三人(師匠、私、エルナちゃん)は、王弟殿下の直轄領、領都シュトガドル、幽閉の塔に戻った※。


※#38 〔王都重臣達への訪問〕をご参照ください



 師匠は不機嫌のままだった。でも、私は放置プレイのモードに入っていたーーー!!



 私は、エルナちゃんに、アポリィ(地球のリンゴ風)の真っ赤に完熟した実で、果汁ジュースを作っていた。


 それを、金属のコップに入れ、生活魔法のクールで冷やした。


 私はエルナちゃんと「暑い時は、よく冷えたアポリィの完熟した果汁ジュースが、美味しいねー」と良く味わって飲んでいた。


 師匠が「私もー、欲しいと」と不機嫌のまま、投げやりに言った。


 私は「アポリィは、そのまま投げますから、キャッチしてください」と声をかけた。


 アポリィの真っ赤に完熟した実をそのまま、師匠ーへ投げてやったー。


 うん、師匠ー、キャッチがへたー。受けそこねて顔面にぶつかったーーー!! でもそれ程の衝撃でもないか?


 あれ! こっちに向かって来ない! 不機嫌のまま、窓の外へ顔を向けていた。


 珍しいな、不機嫌なら私に向かってくるんだけどなー?



 すると、エルナちゃんが「あのねー、師匠ーも辛い時があるんだよー。私の話を聞いてくれるー」


 うーん? エルナちゃんが、また大人びた事を言い出したー! 訳ありの話かいーーー!! エルナちゃんへ話を促した。


 「えーとねー、エミリア。私は前にも王子様と一緒になりたいと言ったことがあるでしょう」


 「うん、そうねー。七天しちてんの女神祭とかでも、いっていたわね。エルナちゃんの夢なのかな?」


 「うん、そうなの。私のかなえたい夢ー! でも前から思うんだけど、エミリアって王子様を本当に何とも思っていないのよねー」


 「エルナだけでなく、私くらいの女の子は、みんな憧れてしまうわー」


 「えーと、エルナちゃんはエミアーヌから聞いているでしょう。私は別の世界から、この世界に召喚されたのー」


 「うん、知っているー。異世界の聖女様と同じなんでしょう」


 「そうなのー。私の世界では、190カ国くらい国があるの。そのなかで、今でも、国王が政権を持っている国は少ないの」


 「えー、そうなのー! じゃあ王様がいない国もあるんだー。そんな国はどーしているの」


 「私の世界では、文化や技術の高い国は、全ての平民から代表者を選ぶのー。だから、特に王様のように偉くはないのよ」


 「えー、じゃあー、王子様っていないのー」


 「少しはいるけどねー。まだ裕福な商人の方が自由に、世界の各大陸に行けたりするかな?」


 「うーん、何か、エミリアって本当は、王様も何とも思っていない気がするなー」


 「まー、人前では礼儀作法があるから、そこの礼儀に合わせるけどね。エルナちゃんの言う通り、同じ人間だと思っているわよ」


 そこでエルナちゃんは「師匠ー、聞いてましたー。エルナが言った通りに、エミリアは王様でも、本当は何とも思っていないのー」


 うん、ここで、師匠ーかいーーー!!


 ここで師匠は「エルナちゃん、ありがとうね。エミリアって、本当に異世界の人だね。エルナちゃんの言ったことが理解出来たよ」


 そして師匠は「それじゃあ、ユリウス様も、唯の人間なんだと思っているんだねー」


 私は「いえ、それなりの実績をあげていて、尊敬はあります。でも、特別な存在だとは、思っていませんよー」



 「本当に宰相と重臣達は、厄介なものだよー。いまの内容を説明しても理解しねーだろなーーー!!」


 「えー、じゃあー、さっきの話の黒幕は、宰相と重臣達だったんですかーーー!!」


 師匠は「まーな! エミリアってば、夢はないのか?」


 「うーん、セッカク冒険者にもなったし、この世界のファンタジーな風景も、もっと見てみたいなーーー!!」


 「巨大なオーガ討伐戦も経験しているし、この世界にもダンジョンってありますか?」


 「ああ、あるぞー! それはべルザ薬局のべルザが詳しいよ。ダンジョンの地下深くへ潜り古代エルフ語の解読をしてたからな」


 「落ち着いたら、一緒に聞きに行くかねー。それより嫁に行きそびれるゾー! ああ! マリアが貰ってくれるんだなーーー!!」


 「エルナは、チャント師匠と夢を叶える準備はしてるよー。でも『英雄王女』は無理だけど、『英雄王妃』になってもいいかな!」


 「えー! エルナちゃん、その準備ってなーに!」


 「エミリアみたいに、フワフワしてないからな『この世界の女の子の憧れ』を叶える夢だよ、もう少し内緒にしたかったのにー」


 「えー、師匠ーそれって王子様と関係のあることですか?」


 「ああ、私も師匠だ。弟子の夢にも関わりたいからからなーーー!!」


 「じゃあー、本当にエルナちゃんは、王子様と一緒になって、王妃様になるんだねーーー!!」


 「ああ、あとは、まだ内緒だからねーーー!!」



 「エミリアは、宰相と重臣達の、厄介な説明とか、任せろーーー!!」


 師匠は「いいよー、我が弟子だー。色々悩んであげるよー。気にするなー」と何かを吹き飛ばすように、笑い出した=^_^=


 「エミリアって、ヤッパリ異世界人なんだよねーーー!! 王子様、本当にもったいないなーーー!!」と笑い出した=^_^=


 私の夢は先ず、この世界のファンタジーな風景に浸り、冒険者だし冒険することだーーー!! と思った。


 私は、師匠ーって、本当は良いところもあるんだよねーーー!! とワダカマリを吹き飛ばすように、一緒に笑い出した=^_^=



◇◇◇◇◇◇西エルムズ国の国王ガルシアムの断罪


 エルモニア国の女王コゼットから、西エルムズ国の国王ガルシアムは、質問を受けている。


 「女王イザベラから聞いたのですが、ガルシアム殿は、西国境の橋に、1,000名の騎士団と来られましたね」


 国王ガルシアムは「ああ、そうだ。途中で合流する予定だったが、遅れているようで、連絡もまだ来ていないな」



 女王コゼットは「たいへん余裕がおありですね。連絡が入って来ないのでしたら、最新情報をご提供いたしますわ」


 「では、女王イザベラから頂いた情報を、ガルシアム殿へお伝えしますわ」


 「西国境の橋の出口が、大岩に半分くらいに、ふさがれていたそうですね」


 「ああ、そうだ、その通りだ。だから、わしは先に、護衛騎士達と出口を通り抜けて、進んだのじゃ」


 「騎士達は、西国境の橋の塞がれた出口を、ひとりづつ通過することになるのは、聞いておったので、多少遅れて来ると思とった」


 「どうやら、わし達が先にエルモベストに着いたので、この居城の手前で待ち合わせをしていたのじゃが」


 「通りかかった、メルシアム殿に、先に行って居城で待ち合わせしようということになったのじゃ」



 女王コゼットは「では、ガルシアム殿へは、別れたその後の騎士団について、お伝えしますわ」


 「国境の警備兵が、騎士達を船で輸送する方法を提案したそうですわ」


 「200名程度が乗れる船を用意して、5回に分けてエルモ川の中継都市エルモタームまで、輸送を手配したそうですの」


 「そして、200名程度が集まれる場所を提供したそうですわ」


 「エルムズ国、国境の警備隊は、かなり誠意のある対応をしてますわよね」


 「ガルシアム殿、ここまで、よろしいでしょうか」


 「ああ、なるほどな。女王イザベラ殿、国境の警備隊の対応を感謝する」



 「それから、国境の警備兵が、騎士団1,000名だったり、騎士200名づつが集まるから、監視は当然しますわよね」


 「ああ、なるほどな。それは当然のことじゃな」



 ここで、女王コゼットは、急激に顔つきが変り、対応の温度が急激に下がって雰囲気も変ったーーー!!


 西エルムズ国の国王ガルシアムは、さっきの東エルムズ国の国王メルシアムのことが、急に頭に思い浮かんだ。


 騎士団1,000名もいるのだから大丈夫だー。でも、まさかはないよなー。それだけは嫌だなーと思った。


 「ところがですよ、騎士200名が集まったところで、通りを渡った警備隊の建物めがけて、突撃をしたそうですわーーー!!」


 「そのため、監視をしていた警備兵が、出入口の上に設置していた、防護ネットを降ろして、突撃を防いだそうですの」


 「警備隊長が、監視用のやぐらから、水もなく抵抗し、3日以上戦えるなら見せてくれと、降伏を勧告したそうですよ」


 「騎士団長は、知恵者ですね。直ぐに、白旗を掲げて、騎士団員の武装を解除したそうですの。容易に捕縛されましたわ」


 「そのため、戦闘での負傷者はゼロだったそうですよ。中々、ご立派な判断をされる、優秀な騎士団長と騎士団のようですわね」


 この時すでに、国王ガルシアムは、顔色が青くなり、ガタガタと震えていたーーー!!


 なんと! 我が騎士団が...容易に...降伏を...悪夢なら早く覚めてくれ...


 「ガルシアム殿、騎士団長は貴方の指示した内容を話してくれたそうですよ」



 「貴方の指示で、国境の警備隊を制圧して、更に、この居城に攻め入れと決めていたそうですわね」


 「なんとか、おっしゃってくださいね」


 「グッ...、グッ...、グッ...」全く声にもならなかったーーー!!


 「ガルシアム殿、まだ続きがございますわ」


 ウッ...、東エルムズ国の国王メルシアムのように、他国から侵攻はないハズだーーー!! これ以上はない、大丈夫だ。



 「警備隊は、残った騎士団800名に、国境の橋の閉鎖を伝え、戻るよう呼びかけたそうですよ」


 「でも、朝から食事も取っていないようなので、戻る騎士団と荷物運びに、1食分づつを配ったそうですわ」


 「そうしたら、戻る騎士団は、国を暴君から取り戻すと、貴国の王都へ戻って行ったそうですよ」


 何だと、それじゃあ、内乱なのかーーー!! しまったーーー!! 王都警護の騎士団を...反乱か...!!


 ガルシアムは、思わず体をピクッとさせてしまったーーー!!


 女王コゼットは、「まだ、続きがありますわ。続けますね」



 「ガルシアム殿、荷物運びの者は、獣人でしたわ。ご存知だとは思いますが、亜人奴隷の解放協定に違反されてますわね」


 「しかも、鉱山でかなりの数を強制労働に従事させてましたわね」


 「食料を配った荷物運びの獣人たちは、解放を求めて西側の街道を北に進み、シュトリアル国に保護されました」


 「今の情報は、周辺国にも発信されていますわ。獣人たちは少年・少女達が多かったそうですよ」


 「それで、シュトリアル国とエルムズ国は、貴国の亜人解放を決めたそうですの」


 「いまは、シュトリアル国は西側の街道を守る守備隊とエルムズ国の西側守備隊が、貴国の王都へ亜人解放軍として侵攻してますわ」


 何だと、それじゃあ、侵攻もあるのかーーー!! ガルシアムは気を失いかけていた。



 女王コゼットは、「まだ、意識はあるようですわね。まー、意識を失っても、水をかけますわね」


 「これを伝えないと、終われないからですわ。では最新の情報をお伝えしますよ」


 「昼過ぎの情報は、王都は包囲された。貴方の国の色々な勢力と、亜人解放軍に依ってね。もう間もなく陥落だそうですよ」


 「貴方の国のいろいろな勢力を、説明しますわね」



 「まずは、エルモ川支流の河口、エルムズ国への侵攻軍達ですね。元々は、私の助力をする方達でしたわね」


 「エルモ川支流の河口、巨石撤去の難題の対応と、その前から湿地帯の川船集め、結局、長く待機の方達もいましたわね」


 「他は、国境の橋からもどった騎士団、鉱山の労働者達、湿地帯の川船を取られた漁師達、などとなるそうですよ」


 「貴方の国では色々な問題を、放置し過ぎたようですわね」



 「ですから、ガルシアム殿も国に戻る必要はございません。セッカク祝賀会に出席に来られていますので、ご出席くださいね」


 もはや、国王ガルシアムも国王メルシアム同様に、それを聞いても、脱力状態で背中を丸めているだけだった。


 「もう説明はいいですね。国王ガルシアムも国王メルシアム同様に、人質になって頂きますわ」


 「それと祝賀会を飾る、人質のさらしものにも、加わって頂きますわ。仲良しさんになれるわね」



 「衛兵、ガルシアム殿も地下牢へ、案内して差し上げてね」と女王コゼットは、衛兵へ指示をした。


 国王ガルシアムは、衛兵に手かせ、鎖でつながれた。自力で立ち上がれないので、両脇を掴まれて、引きずられて行った。


 女王コゼットと女王イザベラは、先程と同様にオモイッキリの高笑いを、一緒にしていたーーー!!


 「ホホホーーーホ ホホホーーーホ ホホホーーーホ 」




次回、

次回、

◇◇王妃イザベラの和平交渉【波紋その13】

 英雄王女様...賢者と対決?...女王二人へ断罪?...


 エミリア...師匠とエルナちゃん...温泉見つけ

 エミリアのイジリは ?


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