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#4  ○隠されていた記憶

 今日でレッスンも5日目。

侍女達が、ドレスと普段使いのお飾り(アクセサリー)を提案してくれて

それを私が選び、ていねいに着替えさしてくれる。

これにも慣れてきた、とゆうより、心地よくなってきた。


 異世界に来られて、普通にファンタジーな風景を味わう嬉しさ。

そして、ロイヤルだ! 王女様の扱いまで体験できている!


 そのあとは、リザリアと朝食をとる。

リリアーヌに一緒に食べようとリザリアと誘ったが、私は侍女長ですから

とくだけてはくれないね。


 夕方まで、シッカリとレッスンをした。


 今日は、侍女マリアと5階のテラスに来た。

話を聞くと、マリアはかなり頼もしい戦闘メイドだ。


 私は今日も、昨日のようにシッカリと祈った。

そして、今日も昨日のように手を振り、皆が応えてくれた。

 私は今日も、とても嬉しくなった。


 家では、姉や兄とは違い、あまり褒められることがなかった。

また、外でもうつむくことが、多かったが、今はとても充実を感じていた。


 その後、見事に夕日に赤く染まる街並みがとても美しく感じ、眺めていると

前に違う異世界でこんな街並みを、見た記憶が徐々に湧き上がってきた。

いけない! マリアもいる、部屋に戻ってから、整理しようと気持ちを抑えた。



◇◇隠されていた記憶を整理した


 夜、やっと部屋で一人になれた。隠されていた記憶を整理した。

私は前に、異世界に勇者召喚された記憶がある。


 神官は、魔王を討伐した場合にのみ、元の世界に帰還した記録がある。

聖女召喚では、元の世界に帰還した記録はない、と説明し納得しちゃったんだ。


 でもその理由は、今は理解できる。

 私は前の異世界は、勇者召喚で召喚された。

各国の勇者を集めて、勇者連合軍を編成していた。

私は、メンバーの1員だった。みんなで敵対する魔王4体を倒していった。


 そして、魔王を倒し、選抜を残り

その強大な魔結晶石のパワーを使って日本に戻れたんだ。


 しかし、この世界には魔王はいない。だから、強大な魔結晶石はない。

日本に帰れないのは、かなり決定的になってきた。


 ステータスを見て、

別の異世界にまた召喚されたことが分かった。


 ステータスにタブ切替があり、

二つの世界の名が表示されていた。


 二つのステータスを比べて、分かった。

この世界では、新たなチートは貰っていないこと。


 この世界のステータスは、私の魔法適正を全て、生活魔法に入れてある。

ある種の隠蔽? さっき、リザリアの魔法レベルを密かに、リモートアナライズ

(遠隔分析)で見た。

 さすがに王宮魔導士だから、分析に気付いていて、マリアに侵入者の探索を

依頼していた。

余分な仕事作って、マリアごめんね、と心で呟いた。


 たぶん、リザリアには私のステータス内容は、あまり見えないと思う

くらいレベル差があった。

これなら、新たなチートはなくてもいい!

前の異世界から日本に戻った時に、封印みたなものがあったようだ。

まだ、記憶は不完全なものに感じた。


 ストレージをチェックすると、前の異世界で着ていた

黒ワイバーンのローブ・帽子と杖があった。


 そうだ! 私は魔法使いだった。

自分の魔法も少しづつ思い出してきた。


 先ずは自力で生活できるようになろう。

この世界にも冒険者ギルドはあるのかな。


 追手も少ないタイミングで逃亡できたら、いいな。

出来ればこの国を出た方がいいと思う。

そして、この世界で安住の住処を見つけて、自由に生延びると決めた。


 聖女様になったあの子達も楽しむだろうファンタジーな風景を

私も楽しめそう。

それだけの力は持っていることが分かったから、良かった~!


 私は、要領よく覚えていけるので、リリアーヌに時々褒められてた。

私は、自分の才能はすごいな、と思っていた。


 でもそれは、私の能力【並列思考】で、左脳・右脳連携が効率よく、

機能しからだと、気付いた。

やはり、チート様のおかげでしたね。


 私は、おとぎ話によくある使い魔を使った、情報集めを開始した。

私には、それができる。


 ネズミをテイムした。テイムしたネズミさん達と協議した。

その結果、ネズミさん達にあちこちに指示を出して

情報収集を始めていった。



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