表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勝手に召喚! 身代わり王女は困ります。 侍女のザマーとハピエンに転がされ? それなら自由に生きてやる!  作者: Aprツツジ
二章 エルムズ王国動乱

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/802

#36 ○現王妃イザベラと王太子妃コゼットの悪だくみ(12)

①王妃イザベラの和平交渉【波紋その8】

 エルムズ国王都...攻略...


王都七天しちてんの女神祭〕{続き}

 ・師匠が...カワイイ、ピクシーちゃん...


〔東隣の国から祝賀会出席/そのウラ〕

 ・国王は船旅...騎士団は...無残!




◇◇王妃イザベラの和平交渉【波紋その8】



王都七天しちてんの女神祭〕{続き}


 ここは、王都の中央広場。王都七天の女神祭も二日目を迎えていた。


 そこで、師匠ーーー!! 見知らぬお貴族様へ、余計な自慢話をしようと、会話に割り込んで、エミリア達に置き去りにされていたーーー!!


◇◇{前エピソードの引用}


 えーーー!! モー、師匠ー! まるで、乙女ゲーのとんでもないルートの扉を開いて、くれちゃったわねーーー!!


 師匠ー、モー知らないーーー!! 私は化粧直しに行くていで、エルナちゃんを連れて、師匠を置き去りにしたーーー!!


◇◇


 私とエルナちゃんは、いま、小さい広場でアポリィ(リンゴみたいな果実)の果汁ジュースを飲んで、ほっとしている。


 エルナちゃんが「リザリア師匠ってさー、前からおもうけどー、空気を全く読まないよねーーー!!」とコボシテいた。


 うーんーーー!! (14才)エルナちゃんってー、ゼンゼン大人ーーー!! しているなーーー!! と思ったー。



 うんー、あれ! 師匠のー気配がー、突然に現れているーーー!! あー! ショート転移のアイテムを渡したままだったーーー!!


 そして、私達の前に、現れて-いたーーー!! えっー! でもなんで、見つけられたーーー!? 


 師匠はー、あなた達を待っていたんだけどー、『ゼンゼン帰って来ないなー』って言って、あの場から逃げてきたのよーーー!!


 私達は、『なんで逃げてきたのかー』自分の心に聞いてみればーーー!! と冷たくあしらっていた。


 「でもねー、エルナちゃんが迷子になってもいいように、マーキング・ピクシーを付けておいて良かったわーーー!!」


 私達は、えーーー!! いつの間にそんなものを付けたーーー!! とまだ、低温性の目で師匠ーを眺めていた。


 ところが、師匠が「出ておいでー、マーピクシー」と声をかけたら、マーキング・ピクシーらしきものが、エルナちゃんの肩にいた。


 姿は、ハチの羽根? いや、トンボの羽根のように長い羽根をした、とってもカッワイイーーー!! ピクシーだった。


 私達は思わず「とってもカッワイイーーー!! ピクシーちゃんねーーー!!」と、師匠への温度を、一気に高温に加速したー。


 そして「こんばんはー、私はマーキング・ピクシーの『マーピクシー』よー♪」とあいさつをしてくれたー。


 私達も、マーピクシーへあいさつをしたー「エミリアでーす=^_^=」、「エルナでーす=^_^=」


 マーピクシーちゃんは、甘いものが好きなようなので、エルナちゃんも大好きな『グリーンベリー・ホットケーキ』(最近、名前が付きました)を露店で買って、師匠ーと一緒に、おしゃべりをしながら、楽しく食べた。



〔東隣の国から祝賀会出席/そのウラ〕


 東エルムズ国の国王が、エルモニア国の祝賀会に参加するために、エルムズ国の東国境の橋を渡っていた。もう日が傾く頃だった。


 エルムズ国の東国境のゲートでは、守備兵が女王イザベラ様から、エルモニア国の祝賀会の件は、聞いております。


 しかし、騎士団1,000名と共に移動するとなると、到着は明日の夕方頃になってしまいませんか?


 そこに、守備兵の上司が出て来て、昼頃に出発が遅れるとご連絡を頂いております。


 祝賀会出席は、先に国王メルシアム様と護衛騎士20名で、本日は我が国の船で貿易都市ゴリュウまで、行かれるご予定と聞いております。


 船の手配は、先ほど整え終わったところです。本日のゴリュウでの滞在先も、確保しております。


 貿易都市ゴリュウでは、ご案内の者が迎えに行く、手配も終わっております。



 騎士団1,000名は明日の早朝に出発するとのことで、宿営地の確保も伺っております。こちらも、場所の準備は出来ています。


 国王メルシアムは「ふーむ。ご苦労。イザベラ女王の配下の手配は、見事なものだ。イザベラ女王へ伝えておくからな」


 としきりに、感心して船着き場へ向かった。



 騎士団長は、国境守備隊へ留置者の面会申請をだしていた。


 それは、国境侵犯まで侵した東エルムズ国の王弟殿下が留置されていたからだ。


 ことは、先日我が国が『シーサーペント討伐隊』と称しているが、エルムズ国の漁師たちを追いかけて、国境侵犯まで侵してしまった水軍の将軍、王弟殿下が留置されている。


 詳細は、エルムズ国の領有地である中州に『シーサーペント討伐隊』が乗り込み、エルムズ国の漁師たちが討伐した大きな川ヘビを持ち去ろうとした。討伐したばかりであったので、新鮮であった。その漁師を追いかけて、川向こうの領地まで国境を侵犯していた。


 それを、調査もしていない、証拠もないのに、漁師たちがシーサーペントに偽装していたと、決めつけていた。


 あくまで、自分の見立てが正しいと主張している。エルムズ国は侵攻軍として扱い、隣接する各国が国際問題にしていた。


 そのため、拿捕された船4艘と乗組員、討伐隊員も、王弟殿下が国境侵犯を認めるまで留置されるだろう。


 騎士団長は、国王と王弟殿下のご家族から託された、差し入れを持って来ていた。ふーっ、うちの殿下、何ともならないお方だー。


 水軍の将、王弟殿下メルガラムと留置場の面会室で会った。


 まず、話が長引くと思い、国王と王弟殿下のご家族から託された、差し入れを渡した。


 思った通りに、自分の主張を繰り返していた。幼なじみだから、分かるが昔から、聞き分けが悪ーいお方だった。


 急ぐからと話を切り上げようとしたら、『エルモニア国の祝賀会』だろう。ウワサだけは聞いているよーーー!! といきどおっていた。


 しまった、食いつかれたくない話を聞いていたかー、と困っていた。


 すると、守備兵が来て「面会時間終了」と言われた。私は、「殿下いづれまた...」と別れたー。


 良かったー、あれがなかったら、延々と更に、聞き分けがない話を聞かされるところだった。悪いが今日は、付き合っていられない。



 騎士団長へ冒険者のウォームと名乗る男が、宿営地へ案内しますと、訪ねてきた。


 騎士団長イストルは「君が冒険者ウォームか。王都までの裏道の案内をよろしく頼む」と言って、ニヤリと笑った。


 宿営地へ行き、騎士団の指揮官と打ち合わせをしていた。


 騎士団長イストルは、王都に行けば西エルムズ国の傭兵隊長と連携して、エルムズ国の王都はこちらのものだ。


 あの、庶子王女イザベラが、女王イザベラとして連絡してきたときは驚いた。完全に祖国東エルムズを裏切りやがってーーー!!


 だが、エルモニア国の女王コゼットや西エルムズ国と組みやがったのがうんきた時だった。


 まさか、王都を守備する西エルムズの傭兵隊長と、王都を攻略するとは、知らないだろうと、高笑いをしていた。



◇◇船旅


 船に乗って船旅を快適に楽しむ、国王メルシアムは「ハッツ、ハッツ、ハッツ...」と楽しそうに笑っていた。


 こういう客船での旅こそが、とても快適なんだ。我が国の国力では、こんな立派な客船を作ることなど、いまは無理だーーー!!


 だが、王都さえ取れれば、この客船はもう我が国のものになる。この国のこういった物も、全て我が手中に入って来るのだーーー!!



 「ふん、異母兄弟ではあるが、庶子王女イザベラが、王女エリーヌの毒殺を失敗した辺りから、祖国東エルムズを裏切っていたな!」


 「まー、そんなことは、予測してたよ。でも、騎士団長イストルが王都を取れば、エルムズ国の北地方は我が国のものだしな」


 「そーだ! 取れたら直ぐに我が愚かな弟を、留置所から解放してやるかー。あいつ国際問題にまでしやがってーーー!!」


 「エルムズ国『女王イザベラ』だとーーー!! 連絡を送りやがって、それでも北地方だけでも、我が国の5倍以上はあるからなー」


 「明日のエルモニア国の祝賀会で、あのイザベラがどんな顔をするか、今から楽しみでしょうがないーーー!!」



 「西エルムズ国の国王ガルシアムも、エルモニア国『女王コゼット』をそのままに、しておかないだろうーーー!!」


 「西エルムズ国の国王ガルシアムも、わしと同様に、『女王コゼット』に裏切られているのだからなーーー!!」


 「明日、ガルシアムと会うのも楽しみだなーーー!! わしと同じで、何か成果を持ってくることだろうなーーー!!」


 「西エルムズ国との友好も兼ねて、この国の南地方は、向こうにくれてやろう。但し、いまだけだがなーーー!!」


 「ハッツ、ハッツ、ハッツ...」国王メルシアムは、また楽しそうに笑うのだった。



◇◇裏道


 明日は新月だ。だから、今日の夜は、草刈り鎌※のような細い月が出ていて、とても薄暗かった。


※草刈り鎌:この世界では、細い三日月のような形で、太い針金状のものを平たく伸ばし、その内側に刃を付けたような鎌


 騎士団長イストルは、こんな夜こそが奇襲のチャンスなんだーーー!! 



 エルムズ国の王都まで、一気に裏道を駆け抜け、我が国王メルシアム様のために、その勢いのままで、王都を狩り取るゾーーー!!


 あの王弟殿下の領都シュトガドルまでは、裏道を通って馬を走らせれば、2時間だと言っていたな。


 あの王弟殿下と言えば、王太子殿下も併せて、エルモニア国の女王コゼットに、簡単に誘いだされて、いまはあの国で人質だったな。


 全くこの国は、『油断とスキ』だらけの国だなーーー!! 我々こそがこの国の民を、良い方向へ導びけるのだーーー!!


 早目の夕飯を終えて、偽装のかがり火も用意した。守備兵も先ほど、確認にきて今晩はもう来ないと言っていたなー。


 さー、ソロソロみんなを集めて出発するかーーー!!



◇◇◇◇◇◇草原を疾走する


 いまは、騎士団長と冒険者ウォームが先頭に立って、疾走している。


 森と森の間にある草原、幅の割と広い獣道けものみちを、縫うようにして進んでいる。


 しかし、この冒険者ウォームという男は、とても素晴らしい案内人だ。この辺にも詳しい。狩りを一緒にしたい気分になってきた。


 王都を取ったら、この男を俺の配下に取り立ててやろう。そして一緒に狩りをしよう。それが、とても楽しみだーーー!!


 領都シュトガドルまで、もう間近だろう。一旦、シュトガドル付近で小休止しよう。


 高台を下る手前に来ていた。遥か向こうまで草原が見える。幅もとても広い。


 なるほど、領都手前の草原地帯で、冒険者ウォームが大幅な時短が出来ると言っていたのは、ここかーーー!!


 これならば、ここを下ったら、一気に横一列になりながら、一気に突っ切るゾーーー!!



 騎士団長は、縦4列で高台を下って行った。よし、この先だな、冒険者ウォームが合図を出した。


 草原を走りながら、横一列になる合図を出した。突撃の陣形は、いつも訓練している。


 さすがー! 我が精強なる騎士団だーーー!! 見事に疾走しながら、横一列の陣形になっていくーーー!!


 うん? これは、グリーンベリーの香りだーーー!! この辺に、群生地があるのかーーー!! いいねーこの香りーーー!!


 あれ? 冒険者ウォームがいないことに気付いた。どこかで落馬したかー? と気を取られていた。


 うん! 突然、背丈まであった草が途切れ、緑ではあるが低くなっていた。あー浮草だーーー!!


 しまったーーー!! 水辺に突っ込むーーー!!


 次の瞬間には、落っこちていた。粘りけがある? しまったー、沼だーーー!! 鎧のままだと沼に埋もれてしまう。


 更に、気付いたー! ドブ臭いが、真っ赤な花粉が見事に舞っている。やーこれは、毒花パライズだ(麻痺性の毒)ーーー!!


 騎士団のみなんなに、急いで鎧を脱げと、そして、目と鼻を布で覆うんだーーー!! と指示を出したーーー!!


 周りの気配で気づくと、松明たいまつを持った大勢の人達が近付いてきたーーー!!


 「沼に飲まれたくなかったら、ロープにしがみつけーーー!!」と叫んでいた。救助してくれるんだーーー!! 助かったーーー!!


 聞き覚えのある声が「さあー、あなたもロープにしがみつきなさいーーー!!」それで必死にロープにしがみつき、引き上げられた。


 また、聞き覚えのある声が「助かって、良かったですね。騎士団長さんーーー!!」と。えー! 見ると冒険者ウォームだった。


 騎士団長は、ここで意識がなくなった。



 騎士団長は、誰かに水をかけられて、意識が戻った。毒花パライズの麻痺性の毒を受けて、思うように体が動かない。


 見ると目の前には、冒険者ウォームがいた。思わず騎士団長は「お前ー! 俺たちを裏切りやがったなーーー!!」と叫んだ。


 冒険者ウォームは、近くの人達に「隊長ー! 侵攻した騎士団の救助は終わりました。あとは、捕縛していきます」と言われていた。


 冒険者ウォームは、騎士団長へ「悪いねー! うちの上司に、やれー! と言われたんでね。お互いに宮仕えは辛いねーーー!!」


 騎士団長は、王都侵攻がバレていたことが分かった。この国には、『油断とスキ』はまったくなかったと理解したーーー!!



次回、

王妃イザベラの和平交渉【波紋その9】

 西エルムズ国の騎士団...コゼットめ!...



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ