#103 ○エミリアのかろやかな歩み(24)〔その2〕
①○エミリアのかろやかな歩み(24)#103〔その1〕
◇◇夏のプライベート旅行...先ずは計画!...アルと捜索協力!
②○エミリアのかろやかな歩み(24)#103〔その2〕
◇◇夏のプライベート旅行...先ずは計画!...船内捜索!
◇◇夏のプライベート旅行...先ずは計画!...船内捜索!
マリア姉が「アルが嫁たちに、暴れろと言っているからには、またエルモ川で、大きな戦いになりそうなんだねー。やってやろうよーーー!!」と暴れる気があふれ出していたーーー!!
「エミリアは、じゃあー、またシーサーペントを呼んじゃおうっかなー」と言って、一緒に笑っていましたわー =^_^=
「今回は、私もお留守番はもうあきました。あなたの護衛も連れて行ってください」と侍女レリアが言っていたのー
「レリア、ゴメン。今回は一緒に暴れようねー、魔導師のロ-ブを出したから。着替えたら、あなたは魔導師レリアよー」
「マリア先輩とご一緒させて頂きます」とレリアは嬉しそうにしていたわー =^_^=
◇◇◇◇◇◇
ここは、中継都市エルモタームの港、ある輸送船に川の警備隊が訪れた。出てきたのは船長ではなく、検疫の申請を担当しているア・ゲルノー男爵だった。
「お前たちの、訪問の理由はなんだねー?」
「は、人探しのため、この船の捜索に参りました」
「はー? いきなり容疑者に仕立て上げられそうだなー。失せろー、でなければ、探索の許可証をみせてみろーーー!!」
警備隊は「これになります」と、警備隊長の捜索許可証を提示した。
「どーれー、誰が許可証を許したか、ワシがじっくりと確認してやろうーーー!! この船はトルノー伯爵のチャーター便だぞー」
見ると、警備隊長のサインの上に、『私が依頼します。王女エミリア』一筆とサインがあったー
「うーん、なんで王女エミリアなんだねー。素人がシャシャリ出て、こんなもんは無効じゃろうーーー!!」
「えー、王女エミリアはこの領地の領主補佐です。そして、王族にあらせられます。その方がご自分の侍女の捜索を依頼しています」
「ふん、なるほどなー。最近、第三王女になったばかりの、小娘がーーー!! 生意気な奴め、こんなもの無効だー」
「はい、それでは、王族にたいする発言も含めて、王女の護衛騎士、騎士団長へ報告をさせて頂きます。よろしんですねー」
「ちょっと待て! 騎士団長だってー、王宮のかー! そんのまま伝えたら、こっちが王族の『不敬罪』で捕縛されるだろうーーー!! チッ、あいわかった、捜索するがいいー!」
警備隊は、船内の捜索に入り、1部屋づつ、または貨物しつ単位にあらため始めた。
「チッ、マズイなー。おい、至急伯爵へ報告をしろー」と怒鳴ったー!
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