表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勝手に召喚! 身代わり王女は困ります。 侍女のザマーとハピエンに転がされ? それなら自由に生きてやる!  作者: Aprツツジ
二章 エルムズ王国動乱

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

35/801

#35 ○現王妃イザベラと王太子妃コゼットの悪だくみ(11)

①王妃イザベラの和平交渉【波紋その7】

 イザベラは祝賀会...戻る?...


王都七天しちてんの女神祭2/2〕

 ・エルナちゃんが...師匠が...変な扉開...


〔和平交渉、調印式〕

 ・《緑の聖女》様の...能力は...

 お待たせしました

 《緑の聖女》様(戦闘メイドのマリア)やっと登場...



◇◇王妃イザベラの和平交渉【波紋その7】



王都七天しちてんの女神祭2/2〕


 ここは、王都の中央広場。王都七天の女神祭も二日目を迎えていた。


 きょうは景気回復の祈願として、中央広場で露店が出て賑やかに開催されていた。



 出店している露店には、王弟殿下直轄領の領都シュトガドルで私が伝授したり、共に開発したものもあります。


 なんといっても、今日は食べたい物がある。



 ハンバーグなのです。最初は魔獣討伐戦で分けてもらった筋肉すじにくや半端なお肉から作って見ました。


 露店では、パンに挟んで、食べるハンバーガー風のもの。これ領都では人気です。モチロン、フライドポテトも付きます。


 定食屋さんでは、ハンバーグ定食風のものになっています。これも領都では人気です。


 貴族様や領主様では、ハンバーグをテマヒマかけたデミグラスソースをかけて頂きます。


 最近は、貴族街のレストランでは、やはりこのデミグラスソースをかけて頂きます。


 庶民の味方の定食屋さんでは、そうもいかないので、私が自炊で時短で作ったものを応用してます。


 日本でOLしてた時は、煮込みハンバーグにしたりしていました。


 レトルトのナポリタンを使って、時短の煮込みにしていました。


 そしてこの世界の市場には、ケッチャップもあったので、ケチャップ・ナポリタンを応用して開発しました。


 煮込みハンバーグはやはり、柔らかさがいいですねーーー!!


 ですから、ケチャップ・ナポリタンのソース → 煮込みハンバーグのソースに応用しています。



 今日は、師匠とエルナちゃんと私で、煮込みハンバーグを楽しんでいます。


 師匠とエルナちゃんは、お腹一杯へまっしぐらーーー!! 特盛り煮込みハンバーグです。


 私はコルセットで絞められるので、控え目に、並み盛り煮込みハンバーグーーー!! をゆっくりと楽しんでます。


 もうすでに食べ終わったエルナちゃんは「ねーエミリア! どーしてー小さいハンバーグで満足できるの?」


 「えー! 私も出来ればお腹一杯に楽しみたいわーーー!! どーしてか、わかるでしょーーー!!」


 「あー、そーだー! 油断するとコルセットがきつくなるんだったのかーーー!!」


 「ひどーい、エルナちゃん! だから控え目にしてるんでしょう。太るとエルナちゃんは、手伝ってくれないからでしょーーー!!」


 「エミリア! ゴメン! あれ気にしてたんだーーー!! 今日は、悪かったと思っているからーーー!!」


 今日のエルナちゃんは、天然イジリなしで、中々に素直すなおだねーーー!! と嬉しくなった。



 そこへ突然、どこぞのお貴族様風の人が「えー失礼ですが、王宮侍女の服装をされていますが、上級貴族のご令嬢様ですよね」と声をかけてきた。


 「失礼、驚かせてしまったかな? お連れ様は宮廷魔導師でいらっしゃるとは、驚きましたな」


 「実は、自分の令息が仕事に夢中で、絵姿だけでは動かないので、良いご縁が結べそうな、ご令嬢を探していました」


 私は、師匠ー! やらかしそうな、悪い予感を感じた。


 「お嬢様は、仕草を見ると、唯のご令嬢とはとても思えないのですが?」と語っていたーーー!!


 そこへ気持ちの良くなった師匠が、やらかしてくれたーーー!!


 「まーそうねー。そう思うわよねー。私の弟子であり、親戚でもあるのよー」と大きな声で割り込んできたーーー!!


 「えー失礼ですが、ひょっとしたら英雄リザリア様でございますか?」


 「えーそ-よー! 私はリザリアよー よろしくねーーー!!」と大きな声で言っていたーーー!!


 「これは、お会いできて光栄です。出来れば、リザリア様のご家門とご縁を結べたら、幸いです」


 「えーよろしければ、こちらのお嬢様を、是非ご紹介して頂けないでしょうか?」


 私は、モー、師匠ー! 悪い予感があたったじゃないーーー!! モーやめてよねーーー!!


 すると、『英雄リザリア』のキーワードで、次々とお貴族様風の方々が、集まりだしてきたーーー!!


 ワイワイと集まった方々の小声の話が漏れ伝わってきている。


 「あのお嬢さんだねー。ご令嬢の仕草だね。うちにもチャンスはあるかな? うちは侯爵家、うちは伯爵家。リザリア様は公爵家の方だったね。いいご縁をむすびたいねーーー!!」



 モー、師匠ー! 私の顔も知られたーーー!! これで『侍女エミリア』でも、当分の間、自由に王都を出歩けないよーーー!!


 周りを見ると、先程のお貴族様の後ろに、待ち行列ができ始めているーーー!!


 えーーー!! モー、師匠ー! まるで、乙女ゲーのとんでもないルートの、扉を開いちゃってくれたわーーー!!


 師匠ー、モー知らないーーー!! 私は化粧直しに行くていで、エルナちゃんを連れて、師匠を置き去りにしたーーー!!



〔和平交渉、調印式〕


 ここは、王太子殿下の居城だったところ。


 【『エルモニア王国』の興国の宣言】のあと、王太子妃コゼットは、『エルモニア王国』女王コゼットになり、その居城になった。


 いまは、その居城の応接の間で、この国の王妃イザベラと女王コゼットが和平交渉の調印式をしている。


 《緑の聖女》様は、夕暮れ前に居城へ到着していた。いまは、軽く休憩と服装を整えている。



 王妃イザベラと女王コゼットは、聖女様の入室を待っていた。その時間を使い、王妃専属の副侍女長と侍女の報告をさせていた。


 副侍女長は、果樹園の旦那様を足の骨折から回復させたこと。そして、回復後すぐに歩けたことを報告していた。


 その話に女王コゼットは、目を輝かせて《緑の聖女》様は、《光の聖女》様の加護のあるアミュレットを使って回復まで、できることに、大変興味を示していた。


 そして、その果樹園の旦那様がお礼の品として献上した、ワインが一品の味であることを伝えた。


 王妃イザベラとその侍女達が、そのワインを試飲した「女王コゼットさん、とってもスッキリした味わいと、程よい濃さですわ」


 女王コゼットの毒味役も試飲した「女王様、お話しの通りに、とってもスッキリした味わいと、程よい濃さですわ」


 いよいよ女王コゼットが試飲する「ふーむ、その通りね。とってもスッキリした味わいと、程よい濃さですわ」


 王妃は「せっかくですから、祝賀会にも出してはいかがとの話になった」


 女王コゼットは「白ワインの味がとても良かったから、頂いたワインを出しましょう」と華やいでいた。



 《緑の聖女》様の支度が整った報告がきた。王妃専属の副侍女長が迎えに行った。


 しばらくすると、王妃専属の副侍女長が、《緑の聖女》様(戦闘メイドのマリア)と入室して来た。


 女王コゼットは、その姿を眺めていた。


 「王都のウワサ通りね。神殿の聖女服に神殿の紋章が織り込まれているわね。それと、黒のラインと緑に輝くラインが入っているのね」


 「それと、ベールを通しても、黒髪・黒目なのがわかるわ」


 王妃専属の副侍女長が「こちらで、聖女様のお力を、お見せください」と、しおれた花の鉢植えをテーブルにおいた



 《緑の聖女》様はコップに水を入れさせて、静かに祈りを捧げてから、ゆっくりとコップの水をしおれた花の鉢植えにかけてから、草魔法を発動させた。


 すると、鉢植えのしおれた花が、徐々にゆっくりと復活してきた。


 女王コゼットは「《緑の聖女》様のお力は、大変素晴らしいですわ」と絶賛していた。


 そして、鉢植えを手に取って、色々な角度から確認して「見事に復活していますわね」と喜んでいた。


 更に「先程、王妃専属の副侍女長に果樹園のことを聞きました。治癒・回復のお力も使えるのですね」と嬉しそうだった。


 「明日の夕刻に、【『エルモニア王国』の興国の宣言】の祝賀会があるの、その祝賀会でもお力を、お見せくださいね」


 《緑の聖女》様は、首をコクットとした。


 そして、《緑の聖女》様は王妃専属の副侍女長と、下がって行った。


 女王コゼットは「王妃様。《緑の聖女》様のご協力をしっかりと、得られておりますね。さすがでございます」と王妃へも称賛した。



◇◇◇◇◇◇調印式


 和平交渉には、エルムズ国の代表になる必要があった。王妃イザベラは、いまだ正妃とは認められていない。


 しかし、昨日のうちに、王弟殿下と王太子殿下、王女エリーヌの王位継承権の破棄は、書類にサインを得た時点で、各方面に伝えられていた。


 エルムズ国は王都の宰相へ、西エルムズ国へは国王に、東エルムズ国へも国王に伝えられていた。


 この時点で、王妃イザベラは、【女王イザベラ】となったことも伝えられていた。



 先程の《緑の聖女》様の前では、聖女様の混乱を避けるため、あえて王妃イザベラ様としていたのであった。


 女王コゼットは「では、女王イザベラ様、和平交渉の調印式を始めましょう」と、女王イザベラを正式に呼んだ。


 「女王イザベラと呼ばれるのは、まことに気持ちがいいものですね。あなたと組んで正解でした」と最高に嬉しそうな顔をした。


 和平交渉については、すでに出来上がっていた。調印式は、お互いにサインをするだけになっていた。


 だが、あえてお互いに書類に目を通していた。


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 エルムズ国の代表、女王イザベラは、エルムズ国の分割・譲渡を認めることで和平を結ぶ。


 エルムズ国の南地方を『エルモニア王国』へ分割・譲渡する。


 これをもって、エルモニア王国の代表、女王コゼットは和平を結ぶことを認める。


 これが、概要であった。


 女王イザベラと女王コゼットがサインをした。


 お互いに「これで、和平交渉の調印式は、完了ですね」とお互いが、サインを確認していた。


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 女王コゼットが「女王イザベラさんへ、お願いがあるのですが」


 「あら、何かしら?」


 「先程、夕刻前に、西エルムズ国の国王と東エルムズ国の国王から【『エルモニア王国』の興国の宣言】の祝賀会に出席の返事があったの」


 「実はいま...、ここの領都は旧王弟殿下と王太子殿下の軍に、まだ包囲されている状態にあります」


 「えー! 私は、問題なくこの領都まで来られたけど、どうしてかしらね?」


 「それで思ったの。女王イザベラさんは、ガラーム将軍を動かせるからだと。それでなければこの領都まで来るのは難しいかなと」


 「なるほどね。確かに私はガラーム将軍を動かせるわ。連絡一つでここまで来たからね」


 「ああ、そうね。分かってきたわ。元々エルモ川を挟んだ、南地方と北地方の戦いは、お互いに被害が出ないよう、なれ合ったものに感じていたわ」


 「全てはガラーム将軍が掌握して、動かしてるわね」

 

 「それならば、ガラーム将軍を動かせる、私から連絡をすれば、西エルムズ国の国王と東エルムズ国の国王も、この領都まで問題なく来られるはずね」


 「さすがは、女王イザベラさんですね。この国を意志一つで動かせるような、お力ですわ」


 「それならば、私からガラーム将軍へ連絡をするわ」


 それと「女王コゼットさん、調印式が終わったので、ここは『領都』ではないでしょう?」


 「ええ、その通りですわ、ここは、『エルモニア王国』の王都、エルモベストになりましたわ」


 「女王コゼットさん、その通りですわ。私の女王即位式は、王都に戻ってから日程を決めますが、是非ご出席くださいね」


 「ええ、当然、出席させて頂きますわ。とても楽しみにしていますわ」



〔王都七天の女神祭のウラ〕


 王都七天の女神祭の裏側では、王都及びその周辺の奪還に向けた作戦の下準備が行われていた。


 その中心は、ユリウス様とリリアーヌがになっていた。



 西エルムズ国は国王と共に騎士団500名が、東国境の橋を通過する予定か...何か仕掛けるだろうなーーー!!。


 東エルムズ国も国王と共に騎士団500名が、西国境の橋を通過する予定か...これも素直にはいかないだろうなーーー!!。


 心配なのは、東側諸国一番の賢者が、東エルムズ国の派遣団にいないことだ。


 先日のシーサーペント討伐隊に参加すると思っていたが、いなかったとは...。


 でも、あの賢者がいたら、英雄リザリアや英雄王女エリーヌが出ないと大変な被害に、なったに違いないかーーー!!



 そんな状況を口にするユリウス様へ、リリアーヌが「いまの私達は王都の奪還へ向けてしっかり対策をする時だわ」と気付かせた。


 「ああ、そうだな。私達は、王城内が主担当だったな。いまはここに、注力ちゅうりょくするべきだったな。


 王都周辺のイザベラの傭兵1,000名は、各領地の領主で対策中だった。


 王都内の守備兵も、主担当者達が対策中だった。


 「ここで、オレは男を見せないといけない、エミリアを惚れさせないとなーーー!!」


 突然、ユリウス様は「あーっ! 痛いーーー!!」と叫んだ。


 「リリアーヌ、突然なにするんだーーー!! 二の腕の内側をツネルなんて、痛いだろうーーー!!」


 リリアーヌは、キリットした目でユリウス様を見て「エミリアではありません。この国の王女エリーヌ様でしょう」


 「うーん、そうだねー。エリーだったね~」


 ユリウスは内心、オレ何か間違えたか? この国の王女エリーヌ様って、エミリアのことだったよなー?


 実はリリアーヌは、ユリウス様が王女エリーヌではなく、『エミリア』と言ったので、思わずツネッてしまったのだーーー!!



 これって、ある種の『乙女心アルアル』になるのかなーと、ナレーターの私は思っていた。これって、私の思い込み?



次回、

王妃イザベラの和平交渉【波紋その8】

 女王コゼットの祝賀会...賢者が?...


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ