#86 ○エミリアのかろやかな歩み(7) 〔その4〕
①○エミリアのかろやかな歩み(7) #86〔その1〕
◇◇聖女様巡行の一行...誘拐や襲撃!...派手な演出も!2連Ⅱ
②○エミリアのかろやかな歩み(7) #86〔その2〕
◇◇聖女様巡行の一行...誘拐や襲撃!...派手な演出も!2連Ⅲ
③○エミリアのかろやかな歩み(7) #86〔その3〕
◇◇聖女様巡行の一行...誘拐や襲撃!...派手な演出も!2連Ⅳ
④○エミリアのかろやかな歩み(7) #86〔その4〕
◇◇聖女様巡行の一行...誘拐や襲撃!...派手な演出も!2連目
◇◇聖女様巡行の一行...誘拐や襲撃!...派手な演出も!2連目
私は、周辺に小型の隠ぺいした小舟が、この船の後方から集まっていることを感じていましたわー
その時に、魔導師エミリアの私から念話がきましたよー
「こちらは『派手な演出』で片づけたわよー、これからそちらに、飛んで行くからねーーー!!」と笑いながら言っているのが、伝わりましたわー。私も感覚共有しているので、密かに一緒に笑ってしまいましたわー =^_^=
隠ぺいした小舟は、船の後へ横付けした。
そして、舟板へロープの先にカギ爪がついたもので、絡ませて登ってくる者達がいたー
その者達は、船の先頭へ集まっている水軍兵と聖女様巡行の一行を取り囲んだ。
水軍将軍リグバル殿が、それを見て「我々水軍は全員降伏をするーーー!!」と宣言した。
侵入した中心人物は「お頭」と呼ばれていた。そのお頭は「そうか、水軍殿は全員降伏かー! よし認めよう」と言った。
一人の男が「では、侯爵様に捕獲は成功したと、連絡します」と言って、すぐに立ち去った。
お頭は「よし、確認しろ、王女アリシア、《緑の聖女》はいないハズだー」すぐに聖女様巡行の一行を見て回っている。
「お頭ー、その通りでーす」と答えが返ってきた。
お頭は「お前たちは、殺さないー。ただ人質になってもらうだけだー。この国の王族の交渉に使わせてもらおうかー!」
「水軍将軍リグバル殿は、国の将軍が降伏したんだ、気の毒だが名声は落とさせてもらおうかー」と勝ち誇っていた。
その時に「お頭ー、人数が少なーい。乗船する時と人数が足りないやー」と叫んだものがいたー
「なにー、誰がいないかーよーく見ろー」
「お頭、王女エミリアと小娘の侍女がいませんやー」
「じゃあー、魔導師エミリアはいるかー」
「ええ、魔導師服でエミリアはいますー」
「じゃあー、いいゾー。魔導師エミリアが王女エミリアだからなー。問題はないゾー」
「お頭ー、侯爵様が見に来るといっていますぜー」
「おおー! 分かった。待っていると伝えてくれー」
しばらくすると「お頭ー、侯爵様が来ましたぜー」
上品な貴族服の『侯爵』と呼ばれる男が、何人か連れてやって来た」
侯爵は、聖女様巡行の一行を眺めていたが「あれー! お前はアリアじゃないかー、どーして魔導師服を着て、素顔をさらしているんだー」
「おい! みんな気を付けろ、『エグルースト侯爵』※みたいにならないように、こいつらのワナに気を付けろー」
※エルモ川の離宮の戦いで、コゼットの残党としてお取潰しになった侯爵家
「それで、魔導師エミリアはどこにいる? もう一人の魔導師服は、黒髪・黒の瞳の娘だぞー、顔つきが全く違うじゃないかー」
その時にアリアが「父上様、お止め下さい。王族に弓を引いてしまってー!、もう私が王女アリシアになっても、助命嘆願はできませんよー」と叫んでいたーーー!!
侯爵はオモイッキリ、笑っていたー。その後「もう遅いんだよー、今日の宿泊地の町を水軍が、制圧しやがったから、もうこうするしかなかったんだよー。俺の配下を従わせるためには、国なんかに屈しちゃー、いけねんだよー」と少々ヤククソ気味になっていた。
その時に笑い声が聞こえ、その瞬間に上空に球体が現れ、中は明るくてよく見えた。ひとりは王女エミリア、もう一人は魔導師服?エミリアか? 二人してまだ笑っていたわー =^_^=
私の作品をごらんになっていただき、ありがとうございます。
できるだけ、「ギャグ」に寄せるよう工夫をしております。エピソードに『クス』程度でもあれば、単純に顔マークしていただくと、「ギャグ」に寄せる工夫に張が出ます。よろしくお願いします=^_^=




