#83 ○エミリアのかろやかな歩み(4)〔その1〕
①○エミリアのかろやかな歩み(4) #83〔その1〕
◇◇聖女様達巡行?...侍女ヒカル?...魔法使い?
◇◇聖女様達巡行?...侍女ヒカル?...魔法使い?
ヒカルちゃんは「前と同じくらいになりました。ありがとうと」泣いていましたねー
私は、誰かの陰謀を砕いてやったーと、静かに笑いましたー =^_^=
私は、ヒカルちゃんへ「前と同じくらいになったのね、良かったわねー。それでそのさきの、自分の希望はないのかしらねー」
ヒカルちゃんは「いいえ、王妃になりたいとか、わたしからしたら、そんなのは野望だと思ちゃいますよ。エミリアさんだって、王妃になりたくなかった人でしょう?」
「ええ、そうよー。騎士団長に嫁ぐつもりになれたけど、もっと辺境の地で気に行った人がいたら、農家や家畜を飼育している人に嫁ぐことにしたかも知れないわねー」
「でも、せっかく異世界に来たことだし、もっと魔法を使って自由に生きたいと思っているわー」
「冒険者ギルドも登録してあるし、ランクは暫定だけど、C級冒険者になているからねー。ダンジョンがあることも分かっているし、まだまだ、やりたいことはあるわよー」
ヒカルちゃんは「王都の上空を見たでしょう、王都の公園にも行ったでしょう。私は最近まで表だっては馬車でしかいけなかったんだからね。王城の鳥かごの中の一生は、送りたくなかったのー」
「この世界に来て、半年くらいなのー。この国の自称王妃イザベラ、王弟殿下、王太子殿下、王太子妃コゼット、東エルムズ国の国王、西エルムズ国の国王まで断罪させてねー。いまやっと、...でもまだ半分くらいねー。自由を手にいれたかなー?」
ヒカルちゃんは「侯爵家に1年近くいたんでしょう。その時に一生このままでいたいと思っていたのかしら?」
「いいえ、侯爵家に1年近くいましたが、何とか食べて、寝るところだった、だけですね。」
「そういうところに、庶子とかいるでしょう。侍女に手を出した結果なのよー」
「ええ、いましたね」
「あなたも、何年かしたら、そうなって夫人でもない状態で、一生侍女をすることもあるわよー。自由はないでしょう」
「いま、魔法が使えるようになったから、ワザワザそんな道を選ぶことは、ないと思うわよー」
「...」
「エルナちゃんの場合を考えると、カゴの鳥になると思う?」
「私は、エルナちゃんの場合には、王妃様の役割の他にも、おとなしくしていないから、色々とやりそうだと思うわねー」
「エルナちゃんも空を飛べるし、城塞都市の攻略の時は、中心人物だったからね」
「ヒカルちゃんは、エルナちゃんの年になるまで、まだ2年もあるんだから、もう少しゆっくりと色々と見てから、選択することを考えても、いいと思うわよー」
「ヒカルちゃんは、空を飛びたくは、ないのかしら?、一人で自由に飛べて、どこにでも行けるわよー」
「それは、やってみたいです」
「それじゃー、そこから始めて見ましょう。1カ月経ってから振り返ると、あなたの年なら色々と気付かなかったものが見えだすわよー」
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