#82 ○エミリアのかろやかな歩み(3)〔その1〕
①○エミリアのかろやかな歩み(3) #82〔その1〕
◇◇修羅場の期待?...ヒカル?...聖女様達巡行
◇◇修羅場の期待?...ヒカル?...聖女様達巡行
リザリア師匠は、いま頃エミリアとマリアが、修羅場になっていることを期待しているようだった。
出来れば、塔の上で修羅場を見たいくらいの、ノリに思えた。
日頃から仲が良すぎるし、あの二人はいつも一緒に寝るくらい仲がいいからねー、と思っていた。
でもエルナちゃんとミレーヌは、先ほど大声で言っていたほどには、期待はしていなかった。
ヒカルちゃんは「エルナちゃんは、エミリアに魔法を教わっていたんでしょうか?」と聞いていた。
「ええ、そうよー、シールドを展開したり、空を飛んだりするのはエミリアに教わっていたのよ」
「ヒカルも、エミリアに教われば、直ぐにできるようになるわよー」と言っていた。
そして話しは戻り「警備隊に捕まった、男爵たちは、ヒカルちゃんを探していたようだけど、なにか関係があるのよね」という話になっていた。
ヒカルちゃんは「4日前まで、男爵のところで侍女をしていたが、突然追い出されて、3日前にエミリアとマリアに拾ろってもらったわ」と言っていた。
エルナちゃんは「あいつ、確か2日前にって言ってたから、今日のことは、誰かに冤罪をきせられるところだったのねー」
「ええ、そうですね。あの家はそうやって誰かのせいにするようでした。守っていただき、ありがとうございます。」
「うーうん、守ってくれたのは、エミリアだよ。エミリアにお礼を言ってね」
「そーですね、エミリアとマリアは、大丈夫でしょうかね」
「あの二人は、おそらくねー、いつも斜め上のことをするから、大丈夫だと思うわよ」
ミレーヌは「ヒカルちゃんって、見た目は、異世界の聖女様達に近い顔立ちをしているわね」
「私の国には、昔に勇者召喚された人の絵があって、今でもその子孫達が暮らしているのよ。だから、日本の食事とか独特の文化が残っているわ」
「でも、勇者召喚された人達は、黒髪と黒い瞳だった。そしてその子孫の人たちは、茶髪で、こげ茶の瞳だから、ヒカルちゃんはその人達に近いのね」と言っていた。
そんな話をしていると、サウベロとネリアーナが到着していた。
サウベロ達は、とても晴れやかに、試験が合格したと喜んでいたわー
ヒカルちゃんに、上に呼びに行ってもらおうとしたら、外でエミリアとマリアが騎士団長を送りだすところだった。
3人とも、嬉しそうに仲良しさんをしていたので、エルナちゃんとミレーヌは作戦が成功したねーと言っていた。
サウベロ達は、何かあったのかと言っていたが、外に向かって手を振ると、エミリアとマリアがこちらに向かってきた。
エミリアとマリアがこちらに来たので、聖女様達の巡行の話になった。
サウベロが「俺のために遅くなってごめん。でも何とか合格できたから、よろしく」といっていた。
エミリアは、聖女様達の巡行は、少し参加者が変わったことを説明していたわー
「王女アリシアは、全く別の人になりました。私達は魔導師のエミリアとマリアで参加しますから、直前になってまだ変更の調整があるから、ゴメンね」
エルナちゃんとミレーヌは「エミリアとマリアは、その変更の調整を急いでね。サウベロ達へ王女アリシアの説明は、私達で伝えるからね」
エルナちゃんとミレーヌへ「ありがとう。じゃあー、あとはよろしくねー」とお願いして、2人は神殿に向かったのー
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