#79 ○エルムズ王国の歩み(14)その5
①○エルムズ王国の歩み(14)#79 〔その1〕
◇◇騎士団長...え、エミリア婚約?...マリアだけだ
②○エルムズ王国の歩み(14)#79 〔その2〕
◇◇騎士団長...え、エミリア婚約?...マリアだけだⅡ
③○エルムズ王国の歩み(14)#79 〔その3〕
◇◇エルナ...え、次期王妃?...改装は任せろ
④○エルムズ王国の歩み(14)#79 〔その4〕
◇◇第三王女...勝手に進め...え、三角関係?
⑤○エルムズ王国の歩み(14)#79 〔その5〕
◇◇第三王女...勝手に進め...え、四角なの?
◇◇第三王女...勝手に進め...え、四角なの?
「ねー、エリー、王女エミリアが騎士団長との婚約を了承したら、ご褒美をあげてもいいかしら?」
「リリー、そうねー、でもマリアとのウワサがあるから、三角関係になるかしら? エミリアはそれでもいいのかしらねー」と言っていたが、マリア姉は動じていなかったのー
「それでは、エミリアはマリアと一緒に、騎士団長へ嫁ぎますから」と行ってみたわー。マリアを見ると、少し微笑んでいたのー
エリーもリリーも「えーーー!! エミリアが『嫁ぐ』って言ったの、初めて聞いたわよーーー!! あなたに、何があったのかしら、この暑い季節に、雪が降るんじゃないかしらーーー!!」と言いながら、オモイッキリ笑っていたわー
私は、いくらなんでも、驚きすぎなのよーーー!! 秘密だけど、女は気の遠くなるほどやっているからねー、結婚はしてないけどー
でも、斜め上はこちらが、勝ったわーーー!! マリア姉を見ると、笑いを堪えてはいるけど「クッ、クッ、クッ、」と肩が揺れているわー
エリーもリリーも「最近で一番面白かったー、もうエミリアは面白しろすぎよーーー!!」あれー! 本気にされていないのかー?
この淑女の代表、この国の女王様と側妃様は、もう本性丸出しで笑っちゃっているしーーー!!
リリーが「エミリア、まだこちらも、面白い話があるのよー、リザ(リザリア師匠)がねー、あなたが提案したプラチナブロンド(銀髪)と青い瞳にするアイテムを持って来たのよー」
「それで、エリーがそれを使って、私に紹介させたのよー、新しい王女エミリアですと、カーテンの裏から出て来てもらったの。その時のユリウス様がケッサクだったのよー」
ウェーッ! 何をイタズラしてるのーーー!! 二人して奔放になられましたことーーー!!
「それでユリウス様が、ズート王女エミリアへ吸い込まれるように、見入ってしまったわー。そのあと、『もう一人側妃が欲しいと』言っていたわよー」
「王女エミリアになって、婚約者ができても、三角じゃなく、四角関係にならないように気を付けてねーーー!!」
あれー! 私は乙女ゲーの世界に転移召喚されたー? なんか変な逆ハ―のルートの、扉が開いちゃったのかなー、と思ったわー
リリーが「そうそう、王女エミリアだけじゃなくてね、王都の奪還後にねー『七天の女神祭』であった魔導師エミリアをご紹介してくださいと、色々な貴族の方々から声が上がっていたのよー」
「あなたは、西エルムズ国の食料救済でエルナと国外にいたから、知らないけれどねー。リザなんか、同じ顔なのに何でエミリアがモテるのよー、とスネていたからねー、魔導師エミリアの時も注意するのよー。同一人物だから、五角関係にならないようにねー」
もー、今日は私の断罪かーーー!! マリア姉を見ると、笑いを堪えてはいるけどまだ「クッ、クッ、クッ、」と肩が揺れているわー
しばらくして、笑いが収まったころに「いいわよ、騎士団長と婚約して、チャント嫁いでね。騎士団長の子爵への昇爵と領地は認めるわ」とエリーとリリーも、納得してもらえたわー
マリア姉を見ると、首をコクットしていたのー、良かったわーーー!!
王城からの帰りに、マリア姉が「あの時の機転には、驚いたわー。でもお得意の白い結婚を考えているんでしょ」
私は「『跡継ぎ』はマリア姉に頼りっきりにしますので、お願いしますネー」と言っておいたわー
「エミリアは、気がついていたんだねー」とやっと、本心を聞けましたのー
「ええ、それはいつも一緒に寝ているくらいですからねー」と言ったら、マリア姉は笑い出したわー、私も変なこと言っちゃたわねーと気がついちゃったのよー もう一緒になって笑い飛ばしていたわよー =^_^=
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