#79 ○エルムズ王国の歩み(14)その2
①○エルムズ王国の歩み(14)#79 〔その1〕
◇◇騎士団長...え、エミリア婚約?...マリアだけだ
②○エルムズ王国の歩み(14)#79 〔その2〕
◇◇騎士団長...え、エミリア婚約?...マリアだけだⅡ
◇◇騎士団長...え、エミリア婚約?...マリアだけだⅡ
「今日、女王様とリリーアーヌ様が新しく王女エミリアが誕生するから、他の男からの求婚の盾になるならば、『子爵位』を与えようと話を頂いたんだ。マリアと俺のウワサは有名らしくて、エミリアに手を出す男じゃ、困るから...」
「チャント務めたら、中継都市エルモターム近くに領地が貰えることになったんだー、侯爵家から独立するからー、マリア子爵婦人にならないかー」と、ダイレクトにマリアへアピールを始めちゃったわー
私は、マリアが騎士団長を嫌っていないことが、伝わってきて密かに笑っていましたー =^_^=
「ふーん、その子爵婦人は、話の邪魔だから置いておいて、エリーとリリーはそんなことを考えていたんだなー」
「お前はさー、エミリアの素顔を知っているのかー?」
「えーっと、エミリアの今の顔は本当の、顔じゃないのかよー」
「まー、でも大丈夫かなー、お前さー女王エリーヌの顔は知っているよなー?」
「ああ、さっき会っているからなー」
「いや、たぶん、マジマジと普通は見れないよなーーー!!」
「なんか、ナゾ解きかー! じゃあ、いやまさかなー...女王様に似ているのか?」
「エミリア試験をしてみようよー、ローブを被って見せてあげてくれるかー。お前は口に手を当てて、絶対に何があっても声を出すなよー、いいかーーー!!」
エミリアは、騎士団長にだけ見えるように「これが私の素顔です、よーく見てくださいねー」とローブを被って素顔を見せてあげたわー
騎士団長は衝撃を受けたようだったわー、口に手を当てていたから、声は出さなかったが「う...あ...」と少し漏れていたー
「まー、お前なら、恐れ多くて、『手を出す』なんてことわできないよなー。でー、その任務はガンバッテ続ける自信はあるのかー」
「マリアのためなら、続けられるよー、キット。なー恐れ多くて少しは引いちゃいそうだから、少しは俺を励ましてくれないか?」
ここからは、私はお邪魔虫かなー、と化粧直しのフリをして、店を出て宿泊先へ向かったわー
私は、ホテルの部屋で、さっきの店での会話を整理していたのー
王城の闘技場では、騎士団長を嫌っているくらいの拒絶をしていたけどねー。あれって、アサシン的なマリアが侯爵婦人なんて枠には収まらないと思っていたのかもしれないわねー。ご実家の家格を守るために周りは口うるさいしねー
さっきの話次第では、侯爵家から独立するし、騎士団長のご実家は北地方が領地だから、南地方の領地で子爵婦人ねー。条件が大きくゆるくなるし、さっきの雰囲気だと思い直してそうな気もするわー
なんかこんな時に不謹慎かなー。異世界物に、ポーションで生き延びるみたいなアニメがあって、その中に子爵婦人が使用人との距離が近くて手頃、...嫌われるのは、王妃、上級貴族(公爵、侯爵、伯爵家)の婦人は色々と大変みたいな順位があったなー
でもマリア姉に、そんなことは聞けないわよねー。私は王妃も側妃も色々と対策をして、やっと、逃れてホットしているからねー
ああ、そうだー、人のことよりも、新たな第三王女エミリアになっちゃうんだったわー。首輪やリードで繋がれないように、対策をしないといけないわよー。首に鈴でも付けられたら大変だしねー。
その夜は、私は先に寝ていたわー。いつものように、夜中にゴソゴソしているなー、マリアが今日もベッドが二つあるのに、ワザワザ私のところで寝るのかー、と思っていると、いつものように背中から抱き枕みたいにキューット、いつもより強烈なキューになっていましたわー
でも、突然の強烈なキューではなかったので、途中でいなくなっても、怒っていなさそうと、一人静かに心で笑いましたー =^_^=
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