#77 ○エルムズ王国の歩み(12)〔その4〕
①○エルムズ王国の歩み(12)#77 〔その1〕
◇◇エルモターム...エルモ川のホタル虫...ファンタジー
②○エルムズ王国の歩み(12)#77 〔その2〕
◇◇エミリア...異世界転移者...魔導師を望む
③○エルムズ王国の歩み(12)#77 〔その3〕
◇◇エミリア...異世界転移者...魔導師を望むⅡ
④○エルムズ王国の歩み(12)#77 〔その4〕
◇◇エミリア...ユリウス様...見直す?
◇◇エミリア...ユリウス様...見直す?
私達の塔の荷造りも終わり、あの調理魔道具はいらないから、となったので一式収納したー、塔の上の魔道具はそのまま引き継いだわー、バーべキュウはエリー(エリアーヌ)とリリー(リリアーヌ)の侍女たちも扱いに慣れているから大丈夫だねー
私はマリアと城門へ向かっていると、エリーの侍女が来たー、どーしたんだろうと思って、エリーの侍女を待ったー
「あのー、エミリアさんー...ユリウス様がー...」えー、息をきらせているようだったわー
「うん、ユリウス様がどーしたんですかー?」
「次の王女アリシアを連れて、...姿が見えなくなったんですよー、...女王様がエミリアさんへ相談してみてねー、...それで、追いかけてきました」
「あいつー(ユリウス様)本性がでたなー、もー手を出したら序列を決めているのに、オモイッキリ破壊者になるなーーー!! もう一度痛い目にあわせて、魂に刻み込んでやるーーー!!」と私も怒りが湧き出してきたーーー!!
私は、MAP機能で、王城内の居場所をチェックしたー、徐々にサーチをしていると、あーここ庭園のお茶会を行うところだー、確かエリーと私で王妃選びしたところだー、追跡調査用のマーキング・ピクシーを呼び出して追跡させたー
エリーの侍女に、居場所を伝えたー、そして、私達は先に向かったわー
でもあの場所では、手は出せそうにないよねーと思い、マリアに相談してみたわー
マリアは「エミリアが思っているほどクズじゃないかもね、意外と良いところがあるかもしれないわね、でもエミリアはもう見つけなくてもいいわよねー」と言っていたー
「そうねー、今更過ぎるから、もうどーでもいいわねー」と思っていたわー
なんか、婚約者に放置されて、お一人様で生きるようなラノベがあったねー、私はその逆で、マリアとお二人様になるわねー
私達は庭園のお茶会を行うところへ着いたわー、もの陰から見ると、二人は楽しそうに会話をしていたー、ぜんぜん密会的には見えなかったわー。なるほどねー、学習能力がやっと起動するようになったようねー
あとから、エリー達が来たので、二人を見てもらったわー。そのようすに、エリーもホット肩の力が抜けたようねー
直ぐにここに着いて監視していた、追跡調査用のマーキング・ピクシーの映像を見ると、みんなで一緒に、ユリウス様を見直していたわー
最初に今の王女アリシアに、『王子か王女』を産む覚悟をしてもらったから?、本人もユリウス様の大ファン(推なのねー)もあってねー、ユリウス様を誘惑しちゃったようなのよー
でも、ユリウス様は、新たにここから始まったから、ここでの出来事を説明して、『王子か王女』を産む序列(最初はエリー、次はリリー、最後はアリー次第になる)も優しく、新しい王女アリシアに話していたわー
それでー、エリー達も私達もユリウス様を見直して、いたわねー
エリー達は「ユリウス様を見直したのなら、戻ってきてもいいわよー」と嬉しそうに私を誘ってくれたけどねー
「いえいえー! せっかく新しい王女が欠けたピースにピッタリ収まるんだよー、いま降板させたら、あんなに嬉しそうにしている、幸せをとりあげちゃうのよー、一生夢見が悪くなるわよー」と進言したわー
エリー達は「じゃあー、3人目の側妃の番が決まったら、誘ってあげるわねー」と、あれー! こちらが懲りていないようねー、と思たわー
あとで、マリアとこの話をして、そうねー、エリー達とリリー達の方が懲りていないわよねーと笑っていたわー =^_^=
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